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藤原優紀アナ 山小屋で登山客をおもてなし!掃除や料理に奮闘

「藤原、貸してみたin山小屋」 番組まとめ記事
  • 2024年03月08日

NHK甲府局の藤原優紀アナウンサーが、体当たりでみなさんをお手伝いして、山梨の新たな魅力を発見していく「藤原、貸してみた」。第1回の舞台は、山小屋
富士山や北岳など日本百名山を12も抱え、毎年多くの登山客が訪れる山梨県。今回はそんな皆さんを支える山小屋を、2泊3日の住み込みでお手伝い!はたしてどんなが日々が待っているのか…

藤原アナ、山小屋住み込みスタッフに!

お手伝いする山小屋

今回、藤原アナがお手伝いするのは、南アルプス市の夜叉神峠の入り口にある山小屋。
標高はおよそ1400メートル。鳳凰三山を目指す登山客や、夜叉神峠にハイキングに向かう人が訪れます。

藤原優紀アナウンサー
藤原アナ

力仕事ありますか?そこが心配ポイントの一つ。
高校生くらいの時に最後に握力をはかったとき7㎏だったんで、お役に立てるかどうが…。

藤原アナの笑顔の告白に不安になるスタッフ。大丈夫でしょうか…。

山小屋のご主人 三井孝司さん

今回お世話になる山小屋のご主人、三井孝司さん。5年前にこの山小屋の経営を引き継ぎ、シーズン中は1日20人前後のお客さんを迎えます。
今回はお風呂掃除や部屋の掃除、お客さんへの料理の提供・調理までをお手伝いします。

掃除は得意!のはずが…

最初のお仕事は、部屋掃除。
部屋はお客さんがいちばん長く過ごす場所。快適な空間になるように、隅々まで掃除します。

窓は外側の汚れまできれいに拭いていきます。
が、なにやら苦戦している藤原アナ。

窓と網戸のすき間に手を入れて掃除中
藤原アナ

すごいこれ、網戸が痛い…

(スタッフ:網戸をあっちに動かしたら…?)

あっ本当だ!気づかなかった…!
ここ(手の甲)が網戸ですごい擦り切れそうだったんで。

藤原アナ、意外と抜けているところがあるんです…。
掃除が終わったら三井さんのチェック。お客さんをもてなすため、厳しく評価します。

三井さん

窓の外はいいんですけど、桟(さん)のところにね、小さな虫とかほこりがあるので、そこだけちょっと気になったので。

プロが見ると、行き届いていないところが一目瞭然。「掃除は得意」と話していた藤原アナですが…

藤原アナ

掃除はちょっとあんまり得意じゃなかったかもしれないですね…
お片づけは得意なんです!ものをしまうとか整理整頓は得意なんですけど、拭き掃除とかは苦手だったかもしれないです…

お手伝いは始まったばかり。がんばっていきましょう!

こだわり食材でおもてなし

山小屋から車で1時間ほどかけて向かったのは、釣り堀。夕飯で使うニジマスを釣りに来ました。

山小屋が閉まっている時期は沖縄に釣りへ

釣りが大好きな三井さん。でもわざわざ釣りに来るのには、「好き」だけではない理由がありました。

三井さん

山のものとか川魚とか、そういうものは都会の人たち喜びますね。
川魚ってあまり食べる機会がないんじゃないかな、みんな。

そんな三井さんの愛情がたっぷり込められた、山小屋の食事がこちら。

毎日10品近くのメニューをひとりで作ります
三井さん

山登られる方って結構お腹を空かす、よくご飯食べてくれる人が多いんです。
お客さんが食べた時に物足りないと思われないような献立を考えています。

料理の腕前も超一流の三井さん。豪華でおいしい食事は、宿泊客にも大人気です。

藤原アナが釣ったニジマスも大好評!

三井さんの知られざる苦労

慣れない山小屋の仕事に、いっぱいいっぱいの藤原アナ。三井さんも、はじめは苦労の連続だったといいます。

三井さん

一番大変だったのが始めた年。
すごく大変でごはん食べる気もしなくて。
でもね、うんとうれしかったんです。お客さんと話したこと。
だから続いたと思います。
相手が喜んでくれるってことが喜びかもしれない。自分の。

藤原アナにどんなふうに働いてほしいか聞いてみると…

三井さん

仕事は全部そうなんだけど、一歩先を考えてもらいたい。
「この人、次こういう事したいんじゃないかな」って考えて、聞くよりも、自分から考えてやる。それが一番。

(藤原アナの日記 ~1日目を終えて~)
今日は初めてするお仕事ばかりだったので、覚えることが多くてちょっと疲れた。
掃除だけじゃなくて、料理もしたり、お客さんが来たらその対応もしたり、全部を一人でこなすのは本当にすごい。
三井さんから一歩先を読むという課題をもらったので、借りてよかったと思ってもらえるよう頑張りたい。

最大の任務発表!!

お手伝い、2日目。
掃除や朝ごはんの準備の手伝い、お客さんとの会話など、少しずつ山小屋のスタッフらしく働けるようになってきました。 

すると三井さんから…

今回一番のミッション発表!
明日の夕飯はハンバーグ。その付け合わせや汁もの、サラダなどの献立を考えて、藤原アナに作ってほしいというものです。

藤原アナ

登山の途中で、1日の最後の、ごちそうとして食べられるようなメニューを考えられたらいいなって思いますね。

明日のミッションに向けて意気込み十分の藤原アナ。しかしこの日の夕食づくりは…

グラタン用に牛乳400ccを用意しないといけないところを、まさかの40cc。
あわてて追加します。

明日のミッションが少々心配ですが…なんとか2日目を乗り越えました。

(藤原アナの日記 ~2日目を終えて~)
今日はお子さんからお年を召した方まで、いろんなお客さんに会えて楽しかった。
皆さんが山登りの感想を、とても楽しそうに話してくれたのが印象的だった。
明日は最終日。これまでの集大成として、一歩先を読んで頑張りたい。

どうなる!?夕食づくり

いよいよ最終日。ひととおり仕事を終えたあと、藤原アナが考えたメニューで6人分の夕食作りスタートです。

夕食までは1時間。ところが野菜の下処理だけで25分が経過!すでに30分ほどしか残っていません。

焦れば焦るほど何をしたらいいのかわからなくなる藤原アナ。この時のパニック具合については、Webコンテンツ「貸した藤原、見てみた」で藤原アナ本人が赤裸々に語っています!

残り5分で、ようやく最後の作業、ポトフの味付けにたどり着きました。

自信なさげな藤原アナ

大混乱の末、完成した夕食がこちら!

お客さんの反応は…

(お客さんの感想)
めちゃくちゃ豪華。山に来たとは思えんけど。
うまい、おいしいおいしい、ポトフも。
山の前って体重とか関係無しにガンガンお腹に入れていくんで、いつも食べ過ぎるくらいがちょうどいい。こんだけあれば大丈夫だな。

藤原アナ 山小屋スタッフとしての「適性」は…?

最後に、藤原アナを借りてくださった三井さんに、山小屋のお仕事への適性を評価してもらいました。
三井さんが考える「山小屋で必要な能力」は、
・笑顔
・自主性
・お客さん対応
・細やかさ
・根性
の5つ。はたして…

三井さん

笑顔は満点です。
お客さん対応で、藤原さんがニコニコしながらお客さんとホールで話をしてくれたのがすごいうれしかった。

ちょっと自主性とかがね。本当はね、指示待ちじゃなくて自分からどんどん、つっこんでいってほしかった。藤原さんが自分で考えてやってもらいたかったなっていうことで、厳しくね、つけましたね。

藤原アナ

私が料理でなかなかてきぱきと動けなかったりとか、三井さんが思う「自主的な働き」が自分からできなかったのが、もっと力になれるように頑張りたかったなと。

三井さんへ、感謝の気持ちを込めて

最後に、お世話になった三井さんへのサプライズ。

お客さんのために毎日手の込んだ料理を作る三井さん。でも自分のご飯は食べたり食べなかったりだ、と聞いていた藤原アナ。大好物だという焼きそばを、妻のかよ子さんに教わって作りました。

三井さん

うーん、おいしい!最高。
ソースもちょっと濃いめだけど、このぐらいが好き。
100点満点!

感謝を伝えるサプライズ、大成功です!

山小屋のお仕事を終えて

藤原アナ

借りてもらって初めてわかった、山梨にある、山を支えている山小屋っていう温かい存在、そこに気付くことができました。
ここに実際に住み込んで働かないと分からないことだったと思うんですよ。
なかなか表には出てこない大変さ、苦労というのが、すごく分かりましたね。

山梨で頑張るいろんな方の役に立てるように、一生懸命、一歩先を読んで頑張りたいなと思います。

三井さん、山小屋にいらしたみなさん、ありがとうございました!

この記事のほかにも、番組の裏話や制作の舞台裏を藤原アナやスタッフが赤裸々に語ったコンテンツがたくさん。こちらの一覧からお楽しみください↓

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