詞・曲・編 Ayase
煌く水面の上を
夢中で風切り翔る
翼をはためかせて
あの街へ行こう
海を越えて
僕はそう小さなツバメ
辿り着いた街で触れた
楽しそうな人の声
悲しみに暮れる仲間の声
みんなそれぞれ違う暮らしの形
守りたくて気付かないうちに
傷付け合ってしまうのはなぜ
同じ空の下で
僕らは色とりどりの命と
この場所で共に生きている
それぞれ人も草木も花も鳥も
肩寄せ合いながら
僕らは求めるものも
描いてる未来も違うけれど
手と手を取り合えたなら
きっと笑い合える日が来るから
僕にはいま何ができるかな
誰かが手に入れた豊かさの裏で
帰る場所を奪われた仲間
本当は彼も寄り添い合って
生きていたいだけなのに
悲しい気持ちに飲み込まれて
心が黒く染まりかけても
許すことで認めることで
僕らは繋がり合える
僕らに今できること
それだけで全てが変わらなくたって
誰かの一日にほら
少しだけ鮮やかな彩りを
輝く宝石だとか
金箔ではないけれど
こんな風に世界中が
ささやかな愛で溢れたなら
何かがほら変わるはずさ
同じ空の下いつかきっと
それが小さな僕の大きな夢
- YOASOBI
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コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる2人組の音楽ユニット。
一般の方から投稿された小説や、新たに書き下ろされた小説を楽曲にしていくスタイルで、「夜に駆ける」をはじめ数々のヒット曲を生み出している。
今回は、「小さなツバメの大きな夢」(乙月ななさん・15歳)の物語を楽曲化した。
- MIKIKO
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演出振付家。ダンスカンパニー「ELEVENPLAY」主宰。Perfume、BABYMETALの振付・ライブ演出をはじめ、様々なMV・CM・舞台などの振付を行う。
新しいテクノロジーをエンターテインメントに昇華させる技術を持つ演出家として、ジャンルを超えた様々なクリエーターとのコラボレーションを行っている。
- 中村和彦
- 山梨大学理事・副学長。専門は身体教育学・発育発達学。子どもの遊びの重要性と動きの発達に関する研究を続けている。文部科学省やスポーツ庁などの仕事に取り組むと共に、Eテレおかあさんといっしょ「ブンバボーン!」や「パプリカ」を監修。