新コーナー 『お天気赤マル』始まりました!
- 2024年4月17日
こんにちは!気象予報士の赤羽祐介です。道北・オホーツクの気象情報を担当して3年目になりました。
「ほっとニュース道北・オホーツク」ではこの春から新コーナーが始まりました。
その名も『お天気赤マル』、略して『赤マル』とお呼びください!
このコーナーはタイトルVTRからスタートします。旭川を代表する旭橋と春休み中の小学校を使わせていただき、われながらなかなか良い感じに仕上がったと思っています。
BGMはもちろん、僕の大好きな「ゆず」です。
この曲とコーナーが皆さんの中で定着してくれたらいいなーって思っています!
話はそれましたが、このコーナーではふだんの気象コーナーでは収まりきらない天気にまつわる豆知識や季節の話題、防災のポイントをマルっとお届けします。
放送は3週間に1度、金曜日です。よろしくお願いします!
第1回目は何をやろうか悩みましたが、新学期や新年度が始まって新たな環境で頑張っている人がいると思うので、これを取り上げてみました。
「天気痛」です!
気象病と呼ばれることもありますが、分かりやすいのが気圧の変化による偏頭痛です。ほかに関節痛や肩こりを引き起こすことがあります。
なぜこのタイミングで紹介するのかと言うと、今の時期に症状が出る人が多いからです。
主な原因に挙げられるのはこの2つ…
天気と自律神経の乱れです。
まずは天気についてです。春は季節の変わり目で、日ごとの気温差や1日の寒暖差がとても大きくなります。
さらに、移動性の高気圧と低気圧が日の周期で交互に通過して、気圧の変化が大きくなります。
もう1つの自律神経の乱れも、この時期ならではの要因があります。4月は新たな環境で生活を始める方も多く、精神的にも肉体的にも負担がかかりやすいからです。
天気痛が発症するメカニズムの1つとされているのが耳まわりの状態の変化です。血流が悪くなることで内耳のリンパ液が滞り、めまいや頭痛を引き起こすと言われています。
そこで、今回は天気痛を和らげる方法と今後の向き合い方も紹介します!
まずは気圧の変化による頭痛が特にひどい時の改善法です。
耳の周りが温かくなってきたら血行が良くなったサインなので、マッサージ完了です!
頭痛が起きた時だけでなく、予防のために日頃から行うと良いとされています。
続いて、どんな時に天気痛が起こりやすいかを天気の面から具体的に見てみると…
たくさん挙げられますが、ざっくり言うと「雨の日」(低気圧や前線が近づく時)です!
ただ、個人差が大きいので、どんな時に天気痛がひどかったかを記録しておくことをオススメします。
自分の傾向が分かれば、発症に備えて頭痛薬などの準備ができるので、ぜひやってみてください。
そして、自律神経を整えるには、ふだんの暮らし方も大切です。
つまり、基本的な生活を大事にしてください。
たくさんのことをお伝えしたので、今回の内容をまとめるとこんな感じ!
これから天気や気温の変化が大きい日が続きますが、心も体も整えて元気に過ごしていきましょう!!
「お天気赤マル」では今後、皆さんから頂いた質問やリクエストにもお答えしていく予定です。
下のボタンをクリックして、ドシドシお寄せください。
P.S.
次回の放送は4月26日(金)の予定です。だいぶ雰囲気を変えるつもりなのでお楽しみに!🌸