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2024年4月 広尾町長選挙 新人・田中氏が5期目目指した現職破り初当選 24年ぶりの選挙戦

  • 2024年4月21日

現職に新人が挑んだ十勝の広尾町の町長選挙は4月21日に投票が行われ、新人で元副町長の田中靖章氏が5期目を目指した現職を破り、初めての当選を果たしました。

広尾町長選挙の開票結果です。
▼田中靖章(無所属・新)当選  2449票
▼村瀬優(無所属・現)  1841票
任期満了に伴う広尾町長選挙は、新人で元副町長の田中氏が5期目を目指した現職の村瀬氏を破って初めての当選を果たしました。
広尾町長選挙は2000年(平成12年)以来、24年ぶりの選挙戦となり、投票率は83.71%と前回の選挙戦に比べて10.20ポイント低くなりました。

当選した田中氏は広尾町出身の62歳。
1983年(昭和58年)に広尾町役場に入り、税務課長などを経て2016年(平成28年)からことし1月まで副町長を務めていました。

田中氏は「人口減少が大きな課題となる中、働く世代を確保するため企業の誘致や子育て環境の充実に力を入れたい。また、持続可能な町の実現に向けて行財政改革にも取り組みたい」と話しています。

田中氏インタビュー 子育て支援など通じ人口減少対策を

21日に投票が行われた広尾町長選挙で、初めての当選を果たした田中靖章氏がNHKのインタビューに応じ、子育て支援などを通じて人口減少対策に力を入れる考えを示しました。
当選から一夜明け、田中氏は24年ぶりの選挙戦となった今回の選挙について、「町民自身が選ぶということが町づくりをするにあたっては重要だと思うので、よかった。町民の意見を聞いて回れるような町長になりたい」と抱負を述べました。
そのうえで、町の最大の課題として人口減少をあげ、「子育て支援にいちばんに取り組みたい。仕事と子育てを両立できるよう保育施設を充実させるほか、保育料の完全無償化、小中学校の給食費無償化にも取り組みたい」と述べました。

さらに、物価高騰などで厳しい状況が続く農林水産業への支援を充実させるとともに、新たにコンテナ船の定期航路の開設が計画されている十勝港について、「港湾振興については私の代になっても、当然取り組まなければいけない。あわせて企業誘致も進めたい」と話しました。

また、観光客が町の特産品に触れられる場所をつくり交流人口を増やしたいとして、「道の駅」についての協議会を立ち上げて議論を進めたいとしたほか、防災や物流機能強化の観点から、帯広・広尾自動車道の豊似・広尾間の早期着工や災害時の避難路整備などを国や道に要望していく考えを示しました。

 

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