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2024年4月 鶴居村長選挙 現職・大石氏が無投票で4選 選挙は12回連続で無投票

  • 2024年4月16日

任期満了に伴う道東の鶴居村の村長選挙が4月16日に告示され、無所属で現職の大石正行氏のほかに立候補の届け出はなく、無投票で大石氏の4回目の当選が決まりました。

大石氏は鶴居村出身の63歳。
村の振興課長や副村長を務めたあと、2012年(平成24年)の村長選挙に立候補して初当選しました。
大石氏は初当選以来、4回連続、無投票での当選です。
大石氏は「酪農振興や観光資源を生かした村づくりを進めるとともに、村内の中学校の校舎の大規模改修など子育て環境の充実に取り組みたい」と話しています。
鶴居村長選挙は1976年(昭和51年)に選挙戦となったのを最後に、12回連続で無投票となっています。

大石氏インタビュー 人口減少対策に力入れる考え

4期目にのぞむ大石氏は17日午後、NHKのインタビューに対し、「大変身の引き締まる思いで、これからもさまざまな課題を1つ1つ解決し、次の時代につながるような4年間にしたい」と抱負を述べました。
このなかで、村の基幹産業である酪農について、乳製品の消費が全国的に伸び悩んでいると指摘し、「酪農は非常に厳しい情勢だ。1日も早く、本来の酪農が展開できる状況になってほしい。農協や釧根地域の他の自治体とも連携を図りながら効果的な取り組みにつなげたい」と述べました。

また、鶴居村の人口は先月末の時点で2460人、国の研究所がまとめた人口の推計では、2045年までに2000人を下回るとされています。
大石氏は「移住、定住の取り組みは効果をあげているものの、自然減を止めることは難しい。子育て世代を支え鶴居村で安心して子どもを育てられる環境を生み出していきたい」と述べ、人口減少対策に力を入れる考えを示しました。

さらに、釧路湿原周辺で太陽光発電施設の建設が相次いでいることについて、「再生可能エネルギーの取り組みは大切だが、釧路湿原の多様な生態系は残していかなければならず、一定のルールは必要だ。豊かな自然環境や景観は村の魅力で、大切にしたい」と述べました。
村長選挙が1976年(昭和51年)を最後に、今回を含め12回連続で無投票となったことについては、「政策や将来の村づくりの意見を交わすことは非常に大切だ。無投票だからといって、決してそうした議論ができていないわけではない。多くの方々の意見を大事にしながら村政を進めていきたい」と述べました。

 

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