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【ふるさと自慢】雄武町「栄養満点!だったんそば」

  • 2024年5月13日

北海道のオホーツクエリアに位置する雄武町。このまちでは、“だったんそば”と呼ばれるそばが有名です。全国でも有数の作付面積を誇るだったんそばの魅力について番組に出演いただいた雄武町役場産業振興課の川尻鷹士さんにお話をうかがいました。
(2023年4月放送)

だったんそばって?

だったんそばの“ダッタン”とは、モンゴルの遊牧民のひとつ「タタール人」が好んで食べていたことから、このような名前で呼ばれるようになったと言われています。だったんそばは、通常のそばと比べて、寒い場所でもよく育つという特徴があり、雄武町内でそばの作付けを行っている企業はそこに目を付けました。これまでのだったんそばは苦味が強く「苦そば」と言われていましたが、2013年に国の機関で考案された新しい品種のそばは苦味が少なく美味しいと評判です。

実は健康に良い!?だったんそばの魅力

そんなだったんそばですが、実はルチンが豊富に含まれています。その量は通常のそばと比べて80~100倍になるとも言われています!ルチンとは、ポリフェノールの一種で摂取することにより毛細血管が強化され、血行が改善すると言われています。健康志向が強く、オーガニック食品が世間的にもクローズアップされている今、ぴったりの食材なんです!

だったんそばをもっと世界へ!

昨年5月、次世代につなぐ雄武町有機農業推進協議会が設立されました。だったんそばについては、そば粉の割合の多い5割麺を開発しており、さらに健康志向の強い製品が開発されています。今後もだったんそばの作付面積はどんどん広げていく計画です!体験施設や食堂の建設も計画中で、一人でも多くの人にだったんそばを食べてもらうことが目標です。

雄武町のこれから

現在雄武町では、小規模企業創業支援助成金交付規則を制定し、新たに雄武町内で事業を行う方に補助金を交付しています。これにより、雄武町ではカフェやお寿司屋さんなど様々な業種の創業が行われています。
雄武町は「日の出の町」と呼ばれていてとても景色が美しいまちです。また、だったんそばの他にもホタテや毛がにといった海産物もたくさん獲れます。みなさまぜひ雄武町に遊びに来てください!お待ちしてま~す。

 

編集後記

今回は雄武町を取材させていただきました。麺好きの私としては美味しくて、かつ健康にも良いとなると食べずにはいられません。さっそく食べてみましたがのどごし抜群で本当に美味しかったです。ぜひみなさん食べてみてください。
雄武町はオホーツク海を眺めることができる自然豊かな町です。冬には流氷も見ることができます。みなさん、雄武町の自然の中でそばをすすってみてはいかがでしょう?

旭川放送局 竹ケ原貴一

 

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