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室蘭市長選挙 候補者に聞く①「人口減少対策と病院の再編」

  • 2023年4月19日

今月23日に投票が行われる室蘭市長選挙。36年ぶりに3人による選挙戦となっています。 室蘭市が抱える課題について各候補者の主張をお伝えします。今回は「人口減少対策と病院の再編」についてです。(室蘭市長選挙取材班)

室蘭市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職の青山剛氏(45)、▽新人で元市議会議員の小田中稔氏(59)、▽新人で元道議会議員の川畑悟氏(52)の3人です。
現職に新人2人が挑む構図となっています。

室蘭市の現在の人口はおよそ7万7500人。ピーク時の半数以下となっています。出生数は去年初めて、400人を割り込みました。

人口減少対策にどう取り組むのか、3人の候補者に問いました。

青山剛候補
「雇用政策、住宅施策、子育て支援策とパッケージで進めることが、これからの人口減少対策、歯止めをかける取り組みだと思う。医療費の助成の拡充といったことで、これからも室蘭で産み育てやすいような環境を作っていく。その先には働く場所をしっかりと作っていく」

小田中稔候補
「今までの子育て支援策では足りないということは明らかになっていると思う。これをもっと積極的に進めていきたい。給食費の無償化、保育料減免基準の見直し、医療費のほうは入院、通院ともに高校生まで拡大して、入院費、医療費の負担を軽減したい」

川畑悟候補
「若者が就きたい、やりたい職業を見定め、室蘭でも就職、もしくは収入を得るようなことができる取り組みが必要だ。出生率については、婚姻の促進が効果的だと考えていて、確かな実績のある行政の婚活支援を改良、実施したい」

人口減少で、市内の3つの総合病院では患者が減ることが予想されます。

5年前に再編などの協議が始まりましたが、新型コロナを理由に停滞。今後の対応を聞きました。

青山剛候補
「3病院の機能をこれからも地域でしっかりと維持していくところにポイントがある。ワーキンググループを設置して、道のアドバイスをいただきながら協議を進めていく」

小田中稔候補
「今から再編協議をしていかなければ間に合わなくなるのではないか。関係者それぞれの信頼関係をしっかりと構築して、しっかりとした方向性を再確認していくのが今一番やるべきことだ」

川畑悟候補
「果たして再編が最適解、ベストアンサーなのかということは疑念を持っている。さまざまな選択肢をリサーチして、調べて、また最適解を市民の皆様、議会の皆様と相談していくのが重要ではないかと考えている」

人口減少対策や病院の再編をめぐり、論戦は続きます。

2023年4月19日

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