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【プチトリビア】「世代交代」がキーワードに

  • 2023年3月6日

春の統一地方選挙。4月23日の後半戦で行われる予定の46の市町村長選挙のうち、3月6日までに合わせて16の市町村で現職が引退を表明していて、「世代交代」がキーワードになりそうです。(札幌放送局  渡邉健・函館放送局  奈須由樹)

このうち、千歳市では2003年(平成15年)以来、5期20年にわたり務めてきた山口幸太郎市長が引退します。山口氏は2019年(令和元年)5月から北海道市長会の会長も務めてきた重鎮です。

山口氏は去年12月、記者会見で引退の理由について、「まちづくりの構想をまとめた総合計画を去年から実施し、今後の市政運営に一定の道筋をつけることができた」などと説明しました。
その上で、これまでの任期を振り返り、「人口減少や少子化社会にあっても千歳市の人口が増え、活力あるまちの1つとして発展してきたことは大変幸せで、市民と共にさまざまな施策を実現できたことは無上の喜びだ」と述べました。

伊達市では1999年(平成11年)以来、道内の現職市長としては最長の6期24年にわたり務めてきた菊谷秀吉市長が引退します。

菊谷氏は去年11月、記者会見で20年余りにわたるこれまでの任期を振り返り、「初当選の際、自宅の前に50人ぐらいが集まって万歳をしてもらったことが最高の思い出だ。今後は自分の経験したことや体験したことを次の世代へ伝える機会をつくっていきたい」と述べました。

江別市では2007年(平成19年)以来、4期16年務めてきた三好昇市長が引退します。三好氏は「再来年から市の新しい総合計画が始まることや懸案だった市立病院の再建に見通しが立ったことから、次にバトンを譲る機会だと判断した」としています。

道南の今金町では2003年(平成15年)以来、5期20年務めてきた外崎秀人町長が引退します。1月12日、新年交礼会のあいさつで次の町長選挙に立候補しない意向を明らかにしました。外崎氏は「もう1期やりたい情熱はあるが、人口減少が進む中、将来を支える子育て世代と自分の年齢がずいぶん離れている。引退して後進に道を譲りたい」としています。

今回の統一地方選挙では4月23日の後半戦で行われる予定の46の市町村長選挙のうち、3月6日までに江別市、千歳市、砂川市、伊達市、新十津川町、雨竜町、京極町、厚沢部町、今金町、下川町、美深町、音威子府村、清里町、訓子府町、滝上町、浦幌町の合わせて16の市町村で現職が引退を表明しています。ベテランの引退が相次ぐ今回の統一地方選挙。「世代交代」がキーワードになりそうです。

2023年1月5日掲載
2023年3月6日更新

“春の政治決戦”に向けた動きをまとめています👇

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