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【解説】室蘭市長選挙 立候補予定3人の公約は

  • 2023年4月12日

“春の政治決戦”統一地方選挙。後半戦で、今度の日曜日16日には室蘭市長選挙が告示され、1987年(昭和62年)以来、36年ぶりに3人による選挙戦となる見通しです。立候補を表明した3人はこれまでにそれぞれの公約を発表しました。(室蘭放送局  篁慶一・小林研太)

室蘭市長選挙には、いずれも無所属で、4期目を目指す現職の青山剛氏、新人で元市議会議員の小田中稔氏、新人で元道議会議員の川畑悟氏が立候補を表明しています。


青山氏の公約は

現職の青山氏は「安心して子どもを産み育てられる環境づくり」を掲げています。

0歳から2歳までの保育料軽減、スクール児童館の無償化、3人目以降の子どもの学校給食費無償化などをあげています。
また、ことし10月に就航予定のフェリーを通じた地域経済の活性化や、洋上風力発電プロジェクトの拠点化を目指す取り組みを加速させるとしています。

このほか、廃止する方針のスキー場を新たな公園としてリニューアルするほか、利便性の高い中島地区に新しい行政サービスの拠点を設置するなどとしています。

青山剛氏
「市長12年の経験とネットワークを最大限生かし、『住み続けたいまち室蘭』をスローガンに、市民一人一人の心に響く、希望の持てる力強い施策に改めて取り組んでいく決意だ。財源を有効に活用し、将来にわたり責任ある財政運営を図ることも市長の大切な責務だ」


小田中氏の公約は

新人の小田中氏は「子育て環境の充実」に最優先で取り組むと訴えています。

小中学生の給食費や高校生までの医療費の無償化、紙おむつを無料で宅配し、子育ての相談に応じるサービスなどを掲げています。
また、「命と健康を守る」として、3つの総合病院の再編協議を再開させ、長期療養のための医療も提供できる「介護医療院」を設けるなどとしています。

このほか、スキー場を廃止する方針については白紙化し、存続させる方向で再検討するとしているほか、市長は最長でも3期12年で退くなどとしています。

小田中稔氏
「現在の室蘭は人口減少の中、閉塞感に包まれている。その閉塞感を打破してほしい、そして室蘭を変えてほしい、そういった多くの市民の声を聞いている。その声を反映させるためにも、市役所が一丸となって、市民と共に新しい室蘭を作るべく政策を進めていきたい」


川畑氏の公約は

新人の川畑氏は民間企業に勤めた経験をいかし、国や道の支援制度を活用して財源にすると訴えています。

市の各部署に資金調達のための担当職員を配置することを掲げ、年間30億円を目指すとしています。
また、地域の活性化に向け、水族館の6次産業化を進め多様な楽しみ方を提供するほか、人工知能を活用した婚活アプリを導入するなどとしています。

このほか、子育て支援として高校生までの医療費を無償化するほか、給食を幼稚園と高校でも提供し、小中学生の給食費については無償化するなどとしています。

川畑悟氏
「予算がない、カネがないとかあるが室蘭全体が今、元気がない。私に期待されているのは民間の発想や技術の活用、販売促進、販売セールス。そちらのほうで室蘭をどんどん盛り上げてほしいという言葉をありがたくいただいているので、その部分を発揮していきたい」


室蘭市長選挙 投票日は23日

室蘭市長選挙は今月16日に告示。23日に投票が行われ、即日開票されます。

2023年4月12日

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