NHK札幌放送局

森町の老舗弁当店 職人の感覚が紡ぐ、森町を代表する伝統の味

道南web

2023年6月14日(水)午後5時40分 更新

道南エリアで100年以上の歴史をもつ老舗を深掘りし、道南の新たな魅力をお届けするシリーズ、「ぐるっと道南 老舗めぐり」。噴火湾に面した森町の老舗にお邪魔しました。

森町の中心部にあるこちらが、120年近くの歴史をもつ工場です。

こちらで製造されているのが、今では全国に知られた道南名物の「いかめし」。柔らかいイカに、タレがしみた“モチッとした食感”のごはんが詰まった逸品です。

駅前の販売店には、この味を求めて全国からお客が訪れる、まさに町を代表する駅弁です。

老舗の弁当店の始まりは、天保9年。ニシン漁で集まった多くの漁民相手の旅館業から始まりました。
その後、明治36年に函館本線の森駅が開業したのを機に、店は旅館から駅弁の販売へと転換。いかめしの誕生は、昭和16年。戦時中のさなか、山積みになっていたスルメイカに目を付けた当時の店主が、少ないお米でも満腹感が得られるのではないかと考えたのが、始まりでした。

瞬く間に森町を代表する駅弁へと、その人気を確立した「いかめし」。その味を守るのは、ベテランの職人たちです。迎えてくれたのは、その1人、二ッ森節子さんです。
40年以上にわたり、いかめしを作り続けています。

工場内にお邪魔すると・・・

二ッ森節子さん(ベテラン職人)
「俗に言う、秘伝のタレね。」

大人気いかめしの味の決め手となるタレは、「しょうゆ」と「ざらめ」を煮詰めて作ります。

その分量の決め手は・・・? 

職人同士のやりとり
「甘いんじゃないか?」「材料足していいんじゃない。」

職人たちの感覚、目分量です!長年の経験で培った感覚を頼りに、伝統の味に調整していきます。

二ッ森節子さん(ベテラン職人)
「もう、勘ですね、長年の。我々もう本当に、勘しかないのさ。」

長年にわたる経験と勘で、森町の伝統の味を受け継ぐ二ッ森さん。
その味に誇りを持っています。

二ッ森節子さん(ベテラン職人)
「おいしいねって。また来たよって言ってくれる味が、これだと思ってるから。」

伝統と誇りで全国に道南の味を届け続ける。森町に老舗あり!

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