登別がまちをあげておすすめ!「登別ブランド推奨品」に新たな仲間が!
- 2024年4月9日
こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」胆振日高担当リポーターの内部明日香です。今年度最初のななまるMAPです!今年度もよろしくお願いいたします(^ ^)
さて、今回伺ったのは登別市です。お邪魔した4月2日、登別温泉付近では雪もちらつく寒い日でしたが、おいしい料理・スイーツにアツい情熱を注ぐ方々にお会いできました!というのも、登別市がまちをあげておすすめするグルメ「登別ブランド推奨品」に新たな2品が加わったということで取材してきたんです。「登別ブランド推奨品」は平成21年度から認定が始まったもので、これまで31品が認定されていました。
まずは、「登別ブランド推奨品」とはどんなものなのか伺うため、認定している団体の会長のもとへ!
推奨品を認定しているのは、市や観光協会、商工会議所などの代表者で作る「登別ブランド推進協議会」。小川昌宏会長にお話をうかがいました。
登別ブランド推進協議会 小川昌宏会長
「『登別ブランド推奨品』には認定の基準があります。特に、メインの原料が登別で生産されていること、もしくはどうしても登別で手に入らない場合は道内産ということが大事です。それから、生産者の事業所が登別にあるということも基準になっています。そのほかにもいろいろあるんですが、これらを満たしたものが「登別ブランド推奨品」になっています。もともと登別は登別温泉がとっても有名で、たくさんの観光客に訪れていただいています。しかし、食べ物のイメージがなかなかありません。登別にも海があって山があって自然が豊かですし、いろんなおいしいものがあります。それを知っていただきたいと思っております」
温泉以外にもおいしいものはあるよ!ということですね!私も3年間胆振地方の取材をする中で、登別にはたくさんおいしいものがあること、知ってますよ♪きょうはどんな食の魅力に出会えるのか、新たに「登別ブランド推奨品」に加わった2つはどんなものなのか、楽しみです!
では早速1つ目の推奨品を取材すべく、登別温泉へ!
こちらのピザ屋さんです。どんなピザが「登別ブランド推奨品」に?!作るところをこのお店の代表、大坂大貴さんに見せてもらいました。
まずは生地をのばします。道産とイタリア産の小麦粉を最適な割合でミックスしているんだとか。そして、トマトソースを塗ります。
ここでのせたバジルがポイント!登別産のバジルなんです!しかもこのバジル、大坂さんが市内の障害者就労支援施設に協力を依頼して生産されるようになったんだとか!大坂さんにバジルについてお話をうかがいました。
PIZZERIA ASTRA 大坂大貴代表
「バジルはあたたかいところでしか育たないので、北海道でバジルを使い続けるというのは特に冬の時期とても難しいんです。僕のお店では秋口から春先まで沖縄や九州などあたたかいところから仕入れていました。しかし、たくさん使う食材を顔の見えない人から買うより、近場の顔が見える人からどうにかして仕入れることができないかと思ったんです。そこで、レタスなどを作っている市内の障害者の就労支援施設に“いっしょにバジルを作れませんか”と相談したところ快諾していただいて、バジルの畑をつくって湿度や温度の管理などをみんなで試行錯誤しました。寒い北海道でも一年中とれるようになり、本当にすごいことだと思っています。今では毎週必ずお店で足りるような量を購入させていただけています。また、バジルはハーブなので鮮度がものすごく重要です。鮮度がいいと香りがしっかり残っていておいしいピザに仕上がります。うちのバジルはお店から10分のところでとれるので、鮮度には自信があります。そういった点でも市内の施設に協力していただけたのはありがたいですし、お客様によりおいしいピザを提供できてうれしいです」
バジルひとつにこのこだわりっぷり!!すごいですよね。実はこのバジルの取り組みも、今回「登別ブランド推奨品」に認定された大きなポイントのひとつなんです。
大坂さんはイタリア、東京、大阪などでの修行の時期も含め、毎日バジルに触れてきたそうですが、“今使っているバジルよりいいものには出会ったことがない”んだとか。う~ん、早く食べたい!!ピザ作りの続きに戻りましょう。
道産のチーズをのせたら、焼いていきます。みなさん、何を作っているかもうお分かりでしょうか。……そう!マルゲリータです!というわけで、1つ目の「登別ブランド推奨品」はマルゲリータでした!
早速いただきました!鼻に抜けるバジルの香りが段違いにフレッシュで、こんなにも違うんだ!と思いました(^ ^)ごちそうさまです!
そして、推奨品に認定されると「鬼のイチオシ」のマークをゲット!パッケージにのせることができます。
認定されていまどんな思いか、教えていただきました。
PIZZERIA ASTRA 大坂大貴代表
「ぼくのおいしいピザというのは、ぼくだけの力ではなくて昔から応援してくれているお客さんだったり支えてくれてるスタッフさんだったり、食材を提供してくれてる生産者だったりいろんな人たちが関わってくれてできあがっています。みなさんにとって、自分が関わっているこのピザが登別市に認められるっていうことはきっとうれしいんじゃないかな?と恩返しの意味合いで応募しました。いままでもおいしいピザを焼きたいと思って続けているんですけど、これからは自分だけのものではなくて登別市というのも関わってくるので、より責任を感じています。頑張る糧になるものが増えたという感じですね」
大坂さん、ありがとうございました!さて、もうひとつの新たな「登別ブランド推奨品」を探しに行きましょう。2つ目は登別温泉街のこちらのホテルにあるんだとか。
「登別ブランド推奨品」になったおいしいものとは、ホテルで作っているバウムクーヘン!作るところを見せてもらいました。
生地に入れたあるものがポイント!地元で人気のおいしい登別産の牛乳を使用しているんです。
飲んでみる?ということでいただきました!わたしは牛乳があまり得意ではないんですが、この牛乳はさらさら飲めるのにミルキーでおいしかったです!
そんな登別自慢の牛乳が加わった生地をこうして1層1層じっくり焼いていきます。全部で20層重ねたら完成です!
ふわっふわで、優しい甘さがちょうどいい!おいしかったです(^ ^)
ホテルの調理部の方に、今の思いをうかがいました。
登別グランドホテル調理部 木村雅之部長
「地元のものを使って地元を盛り上げていくのはとても大事だと思います。また、食べる人も遠い北海道まで来たからにはその土地の食材を使っているほうが喜んでいただけると思いますし、味もよりおいしく感じられるのではないかと思っています。ここに来ないと食べられないものを提供できるよう努力しているので、温泉とセットでおいしいバウムクーヘンも食べていただけたらうれしいです」
登別産の牛乳を使って、心を込めて作られたバウムクーヘン。こちらも「鬼のイチオシ」マークゲットです!
今回紹介した2つの「登別ブランド推奨品」は、それぞれのお店、ホテルのほかに、市内にある推奨品を集めたショップでも買うことができますよ!どちらもおいしいので、登別に行かれた際には温泉とセットでぜひ楽しんでみてください!それでは(^ ^)
私が前回取材を担当した「壮瞥町でフィンランドを体感!」の記事も併せてご覧ください!
壮瞥町でフィンランドを体感!
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