礼文島からの贈り物～杣田美野里のメッセージ

杣田美野里（そまだ・みのり）さんをご紹介

北の島の冷たい風の中で咲く花々に思いを寄せた写真家の杣田美野里（そまだ・みのり）さん。2021年秋に命を終えるまでの間、ガイドブックや写真集、エッセイ集など12冊もの礼文島を舞台とする著作を遺した。

杣田美野里　プロフィール

・東京都出身。八王子市の郊外で子供時代を過ごす
・武蔵野美術大学卒。卒業後は新聞社でアルバイト。
・27歳で写真家を目指し独立。尾瀬ヶ原などに通い花の撮影を重ねる。
・宮本誠一郎と結婚し、36歳で娘を出産。
・37歳の時、家族で礼文島に移住。
・39歳の時、夫・宮本誠一郎とともに礼文島の花のガイドブックを出版。
　以後、礼文島を題材に、ガイドブック、写真集、短歌集などの出版を重ねる。
・61歳の時、肺ガンの診断を受ける。闘病しながら撮影や短歌の制作を継続。
・66歳の時、遺作となったフォト短歌集『キャンサーギフト』を出版。
　出版の2か月後に逝去。

杣田美野里　礼文島を舞台にした著作

【ガイドブック】
『礼文 花の島 花の道』（1995年）　※宮本誠一郎と共著
『新版 礼文―花の島 花の道』（2001年）　※宮本誠一郎と共著
『礼文　花の島を歩く』（2012年）　※宮本誠一郎と共著
『礼文・利尻 花と自然の二島物語』（2019年）　※宮本誠一郎と共著

【写真集・エッセイ集】
『Rebun Symphony in four seasons』（1995年）　※宮本誠一郎と共著
『北の島だより』（2000年）　※中島祥子と共同制作
『星のうすゆき草』（2002年）
『あつもり草の涙』（2004年）
『花の島に暮らす　北海道礼文島１２カ月』（2006年）
『花の島の暖吉』（2007年）　※自身で飼っていた犬の暖吉の写真集

【フォト短歌集】
『礼文短歌 蕊』（2018年）
『キャンサーギフト　礼文の花降る丘へ』（2021年）

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