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くりエイトするレンガの町 栗山町

  • 2024年1月12日

1月13日のおはよう北海道土曜プラスのぶらりみてある記は、栗山町です。栗山町に町の“くり”エイターを訪ねるという旅です。老舗のお店から特技を生かして新たな作品を作り続けて喜ばれている人まで、町をぶらり歩きながら訪ねました(札幌局 高橋秀和)

クリエイティブな蔵から生まれる渾身の一杯

札幌から車で東に1時間ほどの栗山町。町を歩くとレンガづくりの建物が多い。古くからのものや最近建てられたものまでさまざま。
その中で最初に訪ねたのが、創業146年という町でもっとも古い酒蔵。

レンガで作られた酒蔵です。
レンガのもつ保温効果が酒造りに適している、ということで創業者が取り入れたのだそうで、この酒蔵がレンガを用いたことで、町の建物にもレンガを使うことが広まったと言われています。
お話を伺った小林米秋さん。いま新しい酒造りにチャレンジしているとのこと。

酒米を蒸す時間を長くしたり、タンクを覆っていた布を別の素材にすることで、より多くの人に好まれるお酒になることを目指しています。
酒造りといっても、毎年気候が違うし、材料もその年の気候や地域によって微妙な違いがあります。そんな中で、いかにして多くの人の舌を満足させる酒を醸すか。酒造りというクリエイティブな仕事の魅力を実感しました。

冬限定の味→クリエイティブな味へ

つづいても、老舗を訪問。町のお菓子屋さんをたずねました。

こちらのお店には、冬限定の飴があるのだとか。その「冬の味」を作っているところを見せていただきました。

この時期作っているのは、大正天皇の即位を記念して作られたという飴。麦芽水あめと砂糖、ゴマで作られた固くてほどよく甘い飴です。

なぜ、冬限定なのか。飴をタイルのような堅さにまで固めるには、冬の厳しい寒さが必要なのだそうです。この飴にとって、寒さも大事な「材料」なのです。
実は、この飴を調味料のようにして、より多くの人に食べてもらおうという試みをしています。みなさんだったら、どうやって食べますか?「調味料のようにして」というところで、何かひらめきませんか。
答えは、番組の中で。なるほど、新しいクリエイティブな味です。

JR栗山駅前に立派なレンガ造りの倉庫があります。
ここが、町のクリエイターが集う町営の施設なのです。

3Dプリンタなど様々な工作機械を格安で使うことができるのです。アクセサリーや看板など、ここでほぼほとんどのものを作ることができるといいます。
伺ったときは、ニット作家の櫛山倫子さんがニット作品につけるタグを作っているところでした。

タグをつけて仕上がった作品を、櫛山さんはこの町営の雑貨店で販売しています。

実は、この雑貨店がクリエイターにとって作品を販売する場であるとともに、町をPRする貴重な場になっているというのです。さあ、なぜ?
答えはこちらで→  1月13日(土)朝7:30~ 「おはよう北海道 土曜プラス
栗山の旅のご報告から、なにか小さな気づきから生まれ、なにかいいことが生まれることを願っています。

1月13日(土)午前7時30分
おはよう北海道土曜プラス
ぶらりみてある記

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