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2021年3月 留寿都村長選挙 新人・佐藤氏が現職破り初当選 現職では道内唯一の女性市町村長に

  • 2021年4月5日

任期満了に伴う後志の留寿都村の村長選挙は3月21日に投票が行われ、無所属の新人で前の村議会議員の佐藤ひさ子氏が現職を破り、初めての当選を果たしました。道内の今の市町村長では唯一の女性となります。

留寿都村長選挙の開票結果です。
▼佐藤ひさ子(無所属・新)当選 760票
▼場谷常八(無所属・現) 432票
新人で前の村議会議員の佐藤氏が現職の場谷氏を破り、初めての当選を果たしました。
道内の女性の市町村長は上川の東神楽町で2008年(平成20年)から町長を務めた川野恵子氏以来で、今の市町村長の中では唯一の女性となります。

佐藤氏は留寿都村出身の62歳。
村の保健医療課長などを務めたあと、2019年(平成31年)4月から村議会議員を務めていました。投票率は81.74%でした。

当選を受けて佐藤氏は記者団に対し、「女性の首長に期待した有権者もいるかもしれないが、私自身は女性や男性ということは意識していない。村民とお互いに顔の見える親しい関係を築き対話による村づくりを進め、未来へとふるさと・留寿都を守っていきたい」と述べました。

村役場に初登庁“未来につながる村づくりのために”

佐藤氏は4月5日朝、初めて村役場に登庁し、職員に拍手で出迎えられました。

そして花束を受け取ると、職員たちに「未来につながる村づくりのために日々努力して参りましょう。どうか皆さん、一致団結、頑張って一生懸命、働きましょう」と呼びかけました。
このあと、佐藤氏は記者団に対し、「職員と『一緒にやるぞ』という気持ちだ。道内の首長で自分がただ1人の女性になるが、『男性も女性もない』という地域社会をつくっていく役割も感じながら、自分の村政が生かされればよい」と抱負を語りました。そのうえで「出産や育児を経験した自分に対する女性からのエールもあり、自分は意識していなくても周りからは期待されていると感じる。女性のためになる政策も考えていかなければならないと思っている」と述べました。

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