あさイチ いまオシLIVE！「北海道・幌延町 トナカイの牧場」
- 2023年6月14日
あさイチの中継コーナー「いまオシ！LIVE」で道北エリアの魅力をご紹介！６月８日（木）は、北海道・幌延町からトナカイの知られざる魅力をお伝えしました。
鈴木アナ：
こちら、トナカイの赤ちゃんです！生まれてから、まだ１か月もたっていません。なかなか見る機会がないですよね。
きょうはトナカイの話題について、たくさんお届けしますよ～！
やって来たのは、幌延町・ほろのべトナカイ観光牧場。幌延町では、1年を通して気温が低いという特徴を生かして、３４年前にトナカイを輸入しました。その後、トナカイは町の人気者になり、これを観光資源として活用するために牧場ができました。
今回、トナカイの魅力を伝えてくださったのは、町役場の職員・伊山 英貴（いやま・ひでき）さんです。町のキャラクターのホロベーも、軽快なダンスで迎えてくれました。
牧場の奥で休んでいるトナカイたちは、伊山さんが呼びかけると寄ってきてくれるそうですが…。
伊山さん：
おーーーーーい！！
微動だにしないトナカイたち。いつもと違う環境に戸惑ってしまったのでしょうか。飼育員の方にもご協力いただき、必死の呼び込みです。
みなさんのご協力のおかげで、近くにトナカイが来てくれました！ありがとうございました！
鈴木アナ：
実際に走っている姿は初めて見るかもしれません。こんな感じなんですね～。
トナカイといえば、立派な角や、温かそうな毛、そしてクリスマスの代表曲でおなじみの真っ赤な鼻。近くで見てみると、新たな発見がありました。
鈴木アナ：
角に毛が生えていますね。私のイメージする角は、骨のような見た目のものなのですが…。
伊山さん：
成長中の角は毛に覆われています。角の中には血管が通っていて、触ると温かいですよ。トナカイの角は毎年生え替わるので、秋ごろには毛が剥がれて角が落ちます。
伊山さん：
今は毛も生え替わりの時期です。白い部分が冬毛で、黒い部分が夏毛になります。
鈴木アナ：
脚はすらっとしていますが、ひづめはすごく大きいですね。人間の手のひらくらいありそうです。
伊山さん：
深い雪など、悪路でも走り回れるように、ひづめが大きくなっているんです。人間でいうと、かんじきを履いているイメージですね。トナカイは走るスピードも速く、最高速度は時速８０キロにもなると言われています。
そして、気になる鼻の色は…。
伊山さん：
このトナカイは白っぽい色の鼻ですね。白や黒が多くて、赤い鼻はちょっと見たことがないです…（笑）
鈴木アナ：
真っ赤なお鼻は、お話の中だけなんですね（笑）
幌延町では観光資源以外に、トナカイを畜産としても活用しています。地域おこし協力隊の貞廣 拓哉（さだひろ・たくや）さんにお話をうかがいました。
ご用意いただいたのは、トナカイの角細工や、ソーゼージなどの加工食品です。
貞廣さん：
こちらの角細工は町内の方がひとつずつ手作りしています。観光客のみなさんに、思い出として持ち帰っていただきたいです。こういった角細工は、フィンランドなどでは思いが実るお守りといわれています。
貞廣さん：
トナカイの肉を加工したソーセージは、歯ごたえがあってあっさりとした味わいになっています。
ふだん食べることのないトナカイのソーセージ。鈴木アナが一口、いただきました。
鈴木アナ：
くさみなども全くなくて、とてもおいしいですね！
観光と畜産、２つの産業で幌延町を支えてきたトナカイ。町の人にとって、トナカイはどのような存在なのでしょうか。
伊山さん：
３０年間、共にあり続けてきたトナカイですが、時に明るい話題を届けてくれたり、時に命をささげてくれたりと、さまざまな形で幌延町に関わりを持ってくれる動物です。
全国的にも珍しいトナカイの観光牧場。みなさんもぜひ、訪れてみてくださいね！
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