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北見市長選挙で3選 辻直孝市長に聞く 今後の市政のかじ取りは

  • 2023年9月15日

9月10日に投票が行われた北見市長選挙。 現職の辻直孝氏が3回目の当選を果たしました。 3期目は、人口減少や経済活性化などの課題にどのように取り組んでいくのか、聞きました。 (北見放送局  阿部力)


北見市長選挙 現職の辻氏が3選  得票率は70%超

現職と新人、2人の争いとなった北見市長選挙。
自民党と公明党北見支部、それに新党大地が推薦した現職の辻直孝氏が、共産党の新人で党北見地区常任委員の大場信之氏を抑えて3回目の当選を果たしました。

北見市長選挙 現職・辻氏が3選 投票率は5回連続で過去最低更新

70歳の辻市長。
2期8年の実績なども評価され、投票した人の70%以上の票を集めて、北見市の今後4年間のかじ取りを任されました。

当選から3日後の9月13日。
大差で再選を果たしたことへの、率直な受け止めを聞きました。

辻直孝市長
「選挙が終わりまして、皆様方からご信任いただいて、身の引き締まる思いです。北見市政やまちづくりにしっかり頑張っていきたいなと思っています」


課題①人口減少対策は

北見市はこの10年で人口が1万人以上減っていて、人口減少対策が喫緊の課題です。
そこで選挙戦で特に力を入れると訴えたのが子育て支援。
第2子以降の保育料を所得制限なしで無償化するなど、子育てしやすい環境を整えることで、人口減少に歯止めをかけたいとしています。

辻直孝市長
「人口減少に手をこまねいているのではなく、積極的にそういうことに向き合っていきたいと思っています。子どもたちこそが北見の未来をつくっていく上で大切だと思っていますので、そういう意味で子育て支援についてはしっかり取り組んでいきたいなという気持ちでおります」


課題②経済対策は

そして経済対策も大きな課題のひとつです。
実は辻市長、オホーツク海側の常呂町出身で、特産のホタテが好物です。

辻直孝市長
「いや、好物ではなくて“大”好物です。大変おいしいです。常呂のホタテもおいしいですし、オホーツク地方のホタテはみんなおいしいので、みなさんに食べてもらい、これからもホタテを支えていただきたいなと思います」

しかしホタテを巡っては、中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止したことで、大きな影響を受けています。
辻市長はこのインタビューの翌日、オホーツクの自治体を代表して、鈴木知事に要請書を提出。
道や国の積極的な支援を呼びかけました。

辻直孝市長
「オホーツク圏域にとっても大変大きな問題であります。国内の新たな販路開拓などによる消費拡大や、他国への輸出の取り組みへの支援などの万全の対策を講じることについて、北海道としても国に強く働きかけていただくよう、しっかりと要望したいと考えております。経済的な損失をしっかり対応できるような取り組みをしていただくというお願いをさせていただきたい」


課題③猛暑

そして、ことし特筆すべきは暑さ。
北見でも熱中症警戒アラートが出され、小中学校を臨時休校とする措置もとりました。
暑さ対策についても、当選翌日に北海道市長会のメンバーとして東京に行き、関係省庁をまわったと言います。

辻直孝市長
「各省庁では、教室などに置く冷房機の設置に向けた財政的な支援も含めたお願いをしてきました。こういう課題に向き合うことも当然で、教育環境についてはしっかり整えてあげることがわれわれの仕事なのかなと思っています」


3期目の抱負は?

最後に辻市長に、3期目に向けた抱負を聞きました。

辻直孝市長
「2期目は新型コロナウイルスの影響もありました。それだけにですね、今後の4年間は、北見にとって大事な4年間になるのかなと思っておりますので、掲げた政策をひとつひとつ北見のために、課題を解決しながら取り組んで、もっと笑顔が広がる北見を目指して、心を新たにして4年間走り抜けることができるよう、職員とともに頑張りたいと思っています」

(「ほっとニュース道北オホーツク」で放送しました)

2023年9月15日

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