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北海道のこれから(5)農林水産業

  • 2023年4月4日

4月9日に投票が行われる北海道知事選挙。 北海道が抱える課題、道民の暮らしに関わる政策について、テーマごとに分けて各候補者の主張をお伝えしています。5回目は「農林水産業」についてです。(知事選挙取材班)

北海道知事選挙は、届け出順に、いずれも無所属で、新人で会社経営の門別芳夫氏(61)、2期目を目指す現職の鈴木直道氏(42)、新人で元衆議院議員の池田真紀氏(50)、新人で美容師の三原大輔氏(48)の4人が立候補しました。4月9日の投票日に向けて論戦が続いています。

食卓を支える北海道の農林水産業。しかし今、困難に直面しています。
酪農の現場では新型コロナの感染拡大で牛乳や乳製品の消費が低迷。

さらに、ロシアによるウクライナ侵攻でエサとなるトウモロコシなどの飼料の価格は高騰しています。燃料代も上がって経営を取り巻く環境は厳しさを増しています。
一方、漁業。サンマやスルメイカなどは不漁が続いています。また、赤潮が原因とみられる漁業被害。被害総額は90億円以上にのぼりました。漁場の回復に向けた継続的な支援が求められています。

さらに、1次産業の現場で深刻さを増しているのが担い手の不足です。
ロボットやAIなど活用した「スマート農業」など、効率化に取り組む現場をどう後押ししていくかも課題となります。

北海道の農林水産業をどう支えていくのか。インタビューに応じた門別芳夫氏、鈴木直道氏、池田真紀氏の主張です。

門別芳夫氏
「北海道独自の支援を考えて、北海道の農業や酪農、林業も漁業ももっともっと活発にしていきたい。現地の人々、地元の当事者の人々の声を聞いてさらに拡大していきたい、もっと豊かにしていきたい」

鈴木直道氏
「輸入に依存している穀物や飼料も自給していく、増産していく。それと生産性を上げるためのスマート農業、クリーン農業をしっかり進めていかなければならない。水産業もスマート水産業で生産性を上げていく。世界の状況がある中で、ますます北海道の役割は高くなっていくと思う」

池田真紀氏
「北海道の食料自給率、質に目を向けたその価値をしっかりと国に働きかけていく必要がある。海外に対しての輸出のみならず、道内に対してもしっかりとここは価値を高めていく政策を打っていく必要がある。道が農政についてしっかり国に対して、中央に対して形を示すべきだと思う」

三原大輔氏は回答を控えたいとのことでした。

2023年4月4日

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