ページの本文へ

NHK北海道WEB

  1. NHK北海道
  2. NHK北海道WEB
  3. ほっとニュースweb
  4. 【解説】北海道知事選挙 与野党対決構図固まる 今後のポイントは?

【解説】北海道知事選挙 与野党対決構図固まる 今後のポイントは?

  • 2023年2月7日

4月の北海道知事選挙は与野党が対決する構図となることが固まりました。告示は3月23日であと1か月余り。今後のポイントは? (知事選挙取材班)


与党側の鈴木氏 野党側の池田氏 それぞれの経歴や訴えは

現職の鈴木直道氏は埼玉県出身。3月生まれで投票日には42歳です。
東京都の職員を経て夕張市の市長を務めました。
前回・4年前の知事選挙で初当選し、現在1期目です。
自民党や公明党が支援します。

対する新人の池田真紀氏は東京都出身の50歳。
板橋区の職員を経て札幌で社会福祉士として活動しました。
2017年(平成29年)から衆議院議員を4年務めました。
立憲民主党や国民民主党が支援します。

ともに首都圏出身で、道内に移り政治活動を始めたのは共通しています。
鈴木氏は市長、知事としての経験。池田氏は国政での政治経験があります。
両者が掲げる政策は、それぞれが立候補を表明した記者会見で違いが見えてきました。

再選を目指す鈴木氏は、再生可能エネルギーの推進やデータセンターの誘致などで経済の成長を後押ししていくと訴えました。

鈴木直道氏(1月28日の会見)
「北海道が時代の岐路に立ついま、コロナ禍を通じて起きた変化を追い風に変え、エネルギー・デジタル・食の3つをキーワードに北海道のポテンシャルを最大限に発揮し、価値を押し上げていくため、果敢に挑戦していかなければならない。道民の命・健康・暮らしを守り抜き、さらに前へと進めていきたい」


対する新人の池田氏は、出産・育児がしやすい環境や福祉施設での虐待対策などを整え、生活の安心を実現すると訴えました。

池田真紀氏(2月4日の会見)
「コロナ禍や物価高騰に伴う経済の状況、さらには偏見や差別といったことに悩む人たちがたくさんおり、その問題をスルーするわけにはいかない。目指すのは誰1人取り残さない温かい道政をつくることであり、道民の中に安心を生み出し、子どもや人に焦点を当て4年間で必ずやり遂げることを宣言したい」


経済の成長。生活の安心。論戦は熱を帯びることになりそうです。


活動本格化へ 今後のポイントは?

双方、活動を今後、本格化させることになります。
そうした中、ポイントは対応が定まっていない共産党の動きです。
野党支援の池田氏をともに支えることになれば、前回に続いて野党側が統一候補を擁して鈴木氏と対決するという格好になります。
最終的な構図を決定づける共産党の動きが焦点となります。

このほか知事選挙には、無所属の新人で会社経営の門別芳夫氏が立候補する予定です。「道内の経済格差を解消し、北海道を豊かにしていく」と主張しています。

2023年2月7日

“春の政治決戦”に向けた動きをまとめています👇

北海道の選挙を詳しく👇

ページトップに戻る