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札幌のミライ(3)丘珠空港滑走路延伸・交通網整備

  • 2023年4月4日

4月9日に投票が行われる札幌市長選挙。 まちづくりや市民の暮らしに関わる課題について、テーマごとに分けて各候補者の主張をお伝えしています。 3回目は「丘珠空港の滑走路延伸の是非、市内交通網の整備」についてです。(札幌市長選挙取材班)

札幌市長選挙は、届け出順に、いずれも無所属で、新人でNPO法人事務局長の木幡秀男氏(62)、3期目を目指す現職の秋元克広氏(67)、新人で市の元市民文化局長の高野馨氏(64)の3人が立候補しました。4月9日の投票日に向けて論戦が続いています。

札幌市東区にある丘珠空港。

市は現在1500メートルの滑走路を10年後をメドに300メートル延ばす計画を進めています。
冬に雪で路面が滑りやすくなることから、いまの長さの滑走路では、ジェット機の運航は夏場に限られています。延伸すれば年間を通じた運航が可能に。市は、年間旅客数が3倍以上に増えると見込んでいます。

一方、この延伸計画。市は道と合わせた負担額を最大30億円と試算。

騒音などにつながるといった懸念の声もあります。計画への賛否を3人の候補者に問いました。

木幡秀男氏
「きちんと調査をしてというのが前提になるが検討はしてもいい。安保の関係で進められている中の、それとリンクしてる形での延伸計画がもし出てきた場合には反対だ。要は大型輸送機が離発着できるための延伸計画だということであれば、それはまったく話が違う」

秋元克広氏
「滑走路の300メートル延長は可能だと思っている。通年で小型のジェット、医療用のジェットが飛べるということで、集客交流や医療面でも札幌だけではなく北海道全体に対してもプラスになる。地域の皆さんと一緒に共生できる空港のあり方を目指していきたい」

高野馨氏
「滑走路の延長には反対だ。要するに延長したら航空需要がすこし高まるということで考えているのだろうが、新幹線が札幌まで延伸するわけで、そこと競合してしまう。それでなくてもJR北海道は苦しいわけで、役割分担からいっても変だなという感じはしている」


続いて、市内の交通網について。地下鉄やバスをはじめとする交通手段をどう確保していくのか3人の候補者に問いました。

木幡秀男氏
「高齢化が進んでくる中、地域の足の問題は非常に重要な課題だ。状況によっては、東豊線の清田延伸は検討すべきだ」

秋元克広氏
「手稲区でデマンドバスの実験をやっているが、そうした形でできる仕組みをとりながら地域の足を確保していきたい」

高野馨氏
「地下鉄は清田区や手稲区で今ないから、そこにやっぱり延伸したいという気持ちだ。赤字でもやらなければいけない」

空港や市内の交通網の整備をめぐり、論戦が続きます。

2023年4月4日

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