癒やし快汗！全速前進 ～中札内村～

7月22日のおはよう北海道土曜プラスのぶらりみてある記は、中札内村。十勝平野の南西部に位置する農業が盛んなところです。 そんな自然豊かな中札内村の癒やしを求めて、旅に行ってきました！（帯広局　高松みなみ)

相棒との出会い

まず訪れたのは、道の駅なかさつない。この道の駅では、普通自転車を4時間200円で貸し出しています。
私も旅を共にする相棒を選びました！たくさんある自転車の中から選んだのは、こちらの自転車！一日限定で“高松ピーチャリ2号”と名付け、観光協会おすすめの癒やしスポットに向かいます。

季節限定のバレルエイジドコーヒー

まず手慣らしに向かったのは、癒やしの一杯がいただけるカフェ。道の駅から５００mほどの街中にあります。
このお店でいただいたのは、バレルエイジドコーヒー。一口飲むと、びっくり！ワインの風味が口いっぱいに広がりました。バレルというのは「樽」、エイジドというのは「熟成」という意味で、空になったワイン樽の中で、生のコーヒー豆を1ヶ月ほど寝かせてワインの風味をつけたコーヒーなんです。

このお店を営む木村さんご夫婦は、2年前に関西から移住し、十勝ならではのコーヒーを作りたいと、有名な池田町のワインの樽を購入し、今年初めて仕込んだそうです。
上品な味わいに癒やされ、ご夫婦の温かさが生み出す心地よい空間でリラックスできました。

いよいよ旅へ出発！

しっかり食べて飲んで、やる気もみなぎってきました。さあ、今度こそ目的地に出発！高松ピーチャリ２号と共に約20キロも離れた“ピョウタンの滝”を目指します。
自転車を走らせること数十分。十勝らしい景色が広がります。日高山脈がそびえ立っていたり、じゃがいもの可愛らしい白い花畑が見えたり…。
そして先を見ても見ても、ずっと長い1本道が続きます。北海道以外で見たことがないので、とても新鮮でした。

残り10kmを過ぎると、最大の難関、上り坂がやってきました。
景色を楽しむ余裕もなく、ただただ無心でペダルをこぎ続けました…。

ついにピョウタンの滝へ到着！

私の相棒、高松ピーチャリ2号との旅もすでに3時間。ついに到着！目の前には最高の景色が待っていました。滝の流れる音も心地よくて、清々しい気持ちになりました。「走り切ったぞ～！」と思わず滝の前で叫んでしまいました。

癒やしのスポーツ　モルック

実は癒やしの滝のすぐ横で、癒やしのスポーツも体験できます。
そのスポーツとはフィンランド発祥のモルックです。

モルックとは、交互に木の棒を投げてピンを倒し、先に目標の50点にいかに早く到達するかを競うゲームです。点数の数え方は、一本倒れた場合はそのピンに書かれた数字が点数になり、複数倒れた場合は倒れた本数が点数になります。

今回は、中札内村を拠点にモルックの普及活動をしている、十勝あおいろモルックの会の皆さんを対戦相手として、私と観光協会のお二人とともに対戦しました！

森の中に響く心地よい音。時間を忘れて、つい夢中になってしまいました。

高松ピーチャリ２号と巡った中札内村。心も体も満たされた癒やしの旅でした。
ぜひ、放送をご覧ください♪