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新十津川町で進化する「お米シロップ」

  • 2022年4月14日

こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」リポーターの坂井里紗です。冬の間、あんなに積もっていた札幌の雪も溶けてきて、過ごしやすい暖かさの日も増えてきました。私も今週から少し薄手の春コートに衣替えしたところです。 さて、今回もおいしいものがあると嗅ぎつけて取材に行ってきました。訪ねたのは豊かな田園風景が広がる空知の米どころ、新十津川町。酒米の作付面積が道内1位の町です。そんな町の特長を生かした特産品があるんです! 

まずは町の物産館を訪ねてみました。

売り場で早速、目についたのが地元自慢の逸品「しんとつかわお米シロップ」です。新十津川町がおととしに特許を取得し、去年から製品化して店頭に並べられています。

「しんとつかわお米シロップ」は酒米を精米する際に出る粉「酒米粉」を有効活用できないかと、町が国の機関と一緒に開発しました。使っているのは酒米粉とこうじとお水。みりんの代わりにも使える甘味料で、優しい甘さが特徴です。

町では「お米シロップ」の料理教室を開いたり、給食のメニューに使用したりしているほか、町内のカフェではシロップを使ったどら焼きなどを販売しています。まさに新たな特産品として町じゅうで普及を進めている真っ最中です。
どのような反響が寄せられているのか、新十津川町の担当職員に話を伺いました。

新十津川町産業振興課農林畜産グループ 渡辺恵介さん
「町内はもちろん町外からも問い合わせをいただきます。実際に料理に使っておいしかったなど評判をいただいています。最近の時代の潮流であるSDGsでも合致する事業だと思っていますので、道内一の酒米の作付けを誇っている町としてPRしていきたいです」

その「お米シロップ」を使った新商品が今月から発売されました。それが…

クロワッサンです!!!!!
道産の米粉を使って作られていて、お米シロップが生地に練り込まれています。食べてみるとパリッとした食感というよりも、ふわっともちっとしていて、ほんのりと優しい甘さが口の中いっぱいに広がります。この食感はお米シロップが「製パン改良剤」の役割を果たして生まれた効果だそうです。

新十津川町産業振興課農林畜産グループ 渡辺恵介さん
「自然のやさしい甘みのするクロワッサンで大変おいしいです!新型コロナウイルスの影響で酒米の作付けが減っていますので、生産者の方が少しでも生産意欲の向上につながることも期待しています。これを機に多くの人に新十津川町を知ってもらえるような商品になればいいと思います」

「しんとつかわお米シロップ」の魅力を堪能できるクロワッサンは道内のスーパー・コンビニでゲットできるので、ぜひご賞味ください!!
この内容はきょう14日(木)の「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」のコーナー「ななまるMAP」で放送予定です。こちらもぜひご覧ください。

前回取材した恵庭市の絵本「はなちゃんのおでかけ」も併せてどうぞ↓

恵庭市で長く愛される絵本に

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