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【懐かしの鉄路・美幸線】「日本一の赤字」を逆手に奮闘

  • 2022年9月30日

道北オホーツク地方にはかつて鉄道が各地に敷かれ、生活、物流、観光の足として利用されていました。「懐かしの鉄路・廃線紀行」と題して、親しまれていた鉄道の風景を映像で振り返ります。3回目は「美幸線」です。 (2022年7月放送) 

美幸線

道北の美深町内を走っていた短い路線で、美深駅から仁宇布駅までの21.2キロの区間で運行されていました。「美」は美深町の美、「幸」は枝幸町の幸です。その名のとおり、鉄路はオホーツク海側の北見枝幸駅まで、仁宇布駅からさらに延びる計画でした。しかし実現はなりませんでした。
「日本一の赤字路線」として知られた美幸線。その逆境を乗り越えようと地元は奮闘していました。当時の美深町長が東京・銀座で切符を売りさばいたのは有名な話です。1985年(昭和60)年、21年の歴史に幕を下ろした美幸線。地元の人たちの要望によって終点の仁宇布駅から5キロにわたって線路が残されました。その線路をトロッコで走ることができます。橋の上を渡り、シラカバの木々を抜ける往復10キロのコース。風も心地よく、とてもオススメということです。

2022年は日本に鉄道が開通して150年の記念の年。鉄道は北海道の発展に貢献しました。道北オホーツク各地の懐かしの鉄路を改めて振り返ります。
名寄本線 道北とオホーツクをつないだ70年
根北線 わずか13年で幕を閉じた

 

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