定員「1」減で激戦に 道議会議員選挙 釧路市選挙区
- 2023年4月4日
3月31日に告示された北海道議会議員選挙。釧路市選挙区は今回、道内で唯一、定員が減った選挙区です。 定員が「1」減って「3」となり、そこに現職4人と新人1人のあわせて5人が立候補。生き残りをかけた激しい選挙戦となっています。(道議会議員選挙取材班)
釧路市選挙区に立候補しているのは、届け出順に、▽立憲民主党の現職で社民党が推薦する壬生勝則氏(55)、▽自民党の現職、笠井龍司氏(57)、▽自民党の現職で新党大地が推薦する小畑保則氏(74)、▽公明党の現職、田中英樹氏(54)、▽無所属の新人、鶴間秀典氏(48)の5人です。
壬生勝則氏(立民・現)
立憲民主党の現職、壬生勝則さん。
「道政課題は山積している。この4年間あらゆる場で知事を問いただしてきたが、再び道政の場に送り出していただき、みなさんの声を道政の場にお伝えする」
労働組合などの支援を受けて、2期目を目指します。
物価高騰対策や中小企業への支援策、企業誘致による雇用の確保など道として独自の政策を行うと訴えています。
「物価高騰対策、人口減少対策。働く皆さんの声を受け止めることができるのは私1人しかいないと自負している。非常に厳しい戦いだが絶対に勝ち抜いてみせる」
笠井龍司氏(自民・現)
自民党の現職、笠井龍司さん。
「切れ目のない経済対策をとらなければ生活者は困っている。地域の政策課題について道筋をつけながら国政、道政、市政、連携のもとで取り組みを進めたい」
新型コロナ対策や経済対策など与党として政策を実現してきた実行力をアピールしています。
物価高騰や物流業界の「2024年問題」にも対応すると訴え、4期目を目指します。
「困窮対策をはじめ、電気料金を含めたエネルギー対策など経済対策をいち早く行う。死にものぐるいで、この1減となった議席にしっかり食らいついていきたい」
小畑保則氏(自民・現)
自民党の現職、小畑保則さん。
「私はしっかりとした人脈を持っている。人口減少対策やJR釧路駅の鉄道高架化の問題に取り組むとともに、釧路のしっかりとした観光資源を作り上げたい」
現在、道議会議長を務めるベテランです。
JR釧路駅の高架化を含む中心部のまちづくりや巨大地震に備えた津波避難施設の整備などを訴え、6期目を目指します。
「私は釧路のまちを一番知っていると自負している。地域の底上げを図り、地元で働けるような企業を誘致するなどして、やはり活気あるまちをつくっていきたい」
田中英樹氏(公明・現)
公明党の現職、田中英樹さん。
「釧路市の喫緊の課題はなんといっても人口減少と少子化問題だ。若い人がこの地域で子育てしやすいまちをつくり、著しい人口減少に必ず歯止めをかけたい」
子育て環境を充実させるため、道立の広域公園を釧路地域に整備すると訴えています。
釧路空港の国際化や災害に備えた高規格道路の整備なども掲げ、3期目を目指します。
「2期8年間小さな声を聞いて積み上げてきた実績に加えて、これからやろうとしている具体的な政策を有権者の皆さまに訴えて、なんとしても当選に向け頑張る」
鶴間秀典氏(無・新)
無所属の新人、鶴間秀典さん。
「エネルギー、食料、健康長寿。釧路の広大な土地を使って、こうした分野に人を呼び込んでいく。釧路の未来をかけた戦いなので勝って政治を変えて見せる」
政党の支援を受けず、市民目線の政治を掲げています。
食料自給率の向上や再生可能エネルギーの推進、医療・介護の充実などを訴え、初当選を目指します。
「まっすぐしか戦えないので正々堂々と戦っていきたい。そして高い壁を越えてその先をつかんでいきたい。僕の全身全霊をかけて政策を訴え、必ず勝ってみせる」
投票日は4月9日 しれつな争い続く
3議席をめぐるしれつな争いが続く釧路市選挙区。投票日は4月9日です。
2023年4月4日
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