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札幌のミライ(6)子育て支援

  • 2023年4月7日

4月9日に投票が行われる札幌市長選挙。まちづくりや市民の暮らしに関わる課題について、テーマごとに分けて各候補者の主張をお伝えしています。シリーズ最後の6回目は「子育て支援」です。(札幌市長選挙取材班)

札幌市長選挙は、届け出順に、いずれも無所属で、新人でNPO法人事務局長の木幡秀男氏(62)、3期目を目指す現職の秋元克広氏(67)、新人で市の元市民文化局長の高野馨氏(64)の3人が立候補しました。4月9日の投票日に向けて論戦が続いています。

190万人余りが暮らす道都・札幌。人口は去年、戦後初めて減少に転じました。子どもの数はことし1月の時点で25万7000人余りと、10年前より1万8000人以上、減っています。

1人の女性が一生のうちに産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」。札幌市は国がまとめた2020年(令和2年)の統計で1.09と、政令指定都市の中で最低の水準となりました。

一方、共働き世帯の増加を背景に保育所などに通う子どもは年々、増えています。経済的な負担をどう軽減し、子育てをサポートしていくかが課題となっています。

誰もが安心して子どもを出産し、子育てができる環境をどのように整えていくのか、3人の候補者に問いました。

木幡秀男氏
「結婚をあきらめている要因は経済力がないからだ。これで子どもを産んでというのは負担が非常に大きい。生活面をしっかりとサポートしていく。子どもの医療費の問題、学校給食費の問題はきちんと負担を軽減していく。学校に行くのにも高い学費がかかるので、市として独自に給付型奨学金制度の枠をもっと広げていく」

秋元克広氏
「経済的な負担も子育て世帯がやっぱり大きいので、その負担軽減ということで医療費の無償化、保育料の無償化というのも進めてきていて広がってきている。高校3年までの医療費の無償化、保育料の拡大、所得の制限もあるので、こういった形でできるだけ子育て世帯の負担を軽減するような取り組みを拡大していきたい」

高野馨氏
「妊娠出産時のよりそい給付金は国の制度がある。さらにその出産時には5万円をプラスして10万円を給付したいと考えている。小学校、中学校の給食費は、所得制限なしで無料にしたい。それと高校生までの医療費無償も所得制限なしで行う。そういったところにはしっかりとお金をかけていくことが必要だと思っている」

札幌市長選挙。投票は9日、日曜日です。

2023年4月7日

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