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北海道知事選挙 4人の争いに 各候補者の訴えは【全文掲載】

  • 2023年3月23日

“春の政治決戦” 統一地方選挙。北海道知事選挙が23日告示され、現職と新人あわせて4人が立候補しました。今回の統一地方選挙では全国で唯一、与野党が全面的に対決する知事選挙となります。4人の戦略は?訴えは? (知事選挙取材班)


現職と新人計4人の争い 与野党全面対決に

北海道知事選挙に立候補したのは、届け出順に、いずれも無所属で、新人で会社経営の門別芳夫氏(61)、2期目を目指す現職の鈴木直道氏(42)、新人で元衆議院議員の池田真紀氏(50)、新人で美容師の三原大輔氏(48)の4人です。

現職の鈴木氏を自民党と公明党のほか、新党大地が推薦。
これに対し元衆議院議員の池田氏を立憲民主党が推薦し、共産党、国民民主党道連、社民党のほか、市民ネットワーク北海道が支持。
今回の統一地方選挙で行われる知事選挙の中で、全国で唯一、与野党が全面的に対決する構図となっています。

選挙戦では、現職の1期4年の道政運営に対する評価のほか、人口減少に歯止めがかからない中で道内経済をどう活性化させ少子化対策を講じていくかや、物価高騰の影響を受ける農林水産業への支援策、JR北海道への支援など交通インフラをめぐる対応やエネルギー政策などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
北海道知事選挙は17日間の選挙戦を経て4月9日に投票が行われ、即日開票されます。

 

4人は立候補を届け出たあと、街頭で支持を訴えました。
(※各候補者の「第一声」を全文掲載します)

門別芳夫氏

門別氏は動画投稿サイトなどを中心に主張を発信していく考えです。以下、「第一声」です。

皆さまこんにちは。私は今回の北海道知事選挙に立候補させていただきました門別芳夫と申します。 
私がなぜ今回の知事選挙に立候補したか。それはたくさんの声を聞き、多くの方々がこのままでは生活がしていけない、何とかしてくれという声をたくさんお聞きしました。 
もちろん私が立ったからといってすぐに物事が変わるわけではありませんが、現在の北海道の政治を見ると道民の人々の小さな声に耳を傾けていないということがよく分かります。それでぜひ私は皆さんの声に耳を傾けそしてみずからも声をかけ、何が実際に求められているのかを調べたうえで道政を行っていきたいと思っております。
北海道の財政は昨年でも3兆2200億円を超えていました。 いろんなところに使われたのだと思います。でも私は北海道の人々の生活が大変苦しいので、その財政の少しずついろんなものを見直して削って、そしてまずは北海道民にそれを支給しようよ、道民が元気にならなければ経済成長もないし、北海道に活気が戻ってこないそう思っています。
2回にわたり北海道をくまなく回らせていただきました。札幌あたりは大変にぎわいがあるんですが、しかし1歩外に出ると大変元気がない。もちろん人口も少ない。お年寄りが多い。この先どうやって生きていったらいいんだろうかと悩む方が大変多いです。なので、私はぜひ北海道の財政を通してみなさんに元気になってもらいたいと思っています。
数多くある公約の中の1つの大きな点は、経済の問題ですが、北海道の財政を駆使して、まず北海道民の皆さんに北海道民応援給付金というのを今考えています。1世帯に1万円。ですから、おひとり暮らしなら1万円。そして扶養家族には1人5000円。なので、おふたり暮らしなら1万5000円。そんな形で人数家族の人数が多くなればそのような形で給付金を増やして今のこの苦しい状況、多くはないんですが、お金は多くはないんですが、少しでも皆さんの支えになればと思っています。
行政は皆さんの力となるような形で働かなきゃいけないと思っています。稼ぐ道政ということばも飛び交っていたんですが、道政が海外ですとか、投資家ですとか、経済界、資本家ばかりに目を留めて、そこにばかり投資していると道民はどんどんどんどん疲弊していっているので、この考え方を改めていきたいと思います。
まずは道民に投資、道民が元気になれば、経済も地元の産業も活発になるだろうと思っていますので、そんなふうにしていきたいと思います。 こんな内容を北海道全道を回りながら皆さんに訴えていきたいと思います。
門別芳夫、北海道知事選挙に出馬させていただきました。皆さんの応援よろしくお願いいたします。 前回の選挙では、たくさんの票を獲得された方が当然知事になったわけですが、でも選挙に行かなかった方が190万人います。その方々がもし動いてくださるならば、この北海道の政治は変えていくことができます。道民の意思と力で、北海道の政治を変えて、私たちの命と安全を守っていきたいと思います。 皆さんの応援、そして皆さんの1票をお待ちしております。よろしくお願いいたします。


鈴木直道氏

鈴木氏のキャッチフレーズは「北海道を前へ」。新型コロナへの対応など4年間の実績を強調し、道政の継続で暮らしを守り北海道の未来を切りひらくと訴えています。経済界の支援を受け、全道での知名度を生かして選挙戦を展開する方針です。以下、「第一声」です。

北海道知事候補の鈴木直道でございます。本日は大変お忙しい中、こんなにも多くの皆さまにお集まりをいただき、第一声、始めさせていただけること、この光栄に、心からお集まりいただいた皆さまに感謝を申し上げます。皆さま、本当にありがとうございます。
知事に就任をし、まもなく4年という月日がたとうとしております。この間、2020年1月28日、新型コロナ感染症、初めて北海道で確認をされて以来、3年にわたって皆さまに大変なご理解ご協力をいただき取り組みを進めて来ました。
また、ロシアのウクライナ侵略を契機にエネルギー物価価格の高騰、道民の皆さまの暮らし、事業者の方々の経営、大変大きな影響を受けています。まずは道民の皆さまの命、そして暮らしを守り抜く、このことが最も重要であります。
これまでの間、知事として中小企業の皆さまへの支援をしていく、また物価高騰の影響を受けていることに対する支援を行っていく、さらには生活に困窮している方々への支援を行っていく、これまで1376億円の緊急経済対策を講じてきました。しかしながらまだまだ長引くコロナ禍、そして物価高の中で厳しい状況にあります。今後も物価対策を機動的に行っていく、子育て世帯への支援を行っていく、厳しい中小企業への支援を行っていく、需要喚起策に取り組んでいく、とにかくこの命と暮らしを守ることに全力で取り組ませていただきたいと思います。
そしてこういった厳しい状況の中で道政に1秒たりとも空白をあけるわけには、皆さん、いかないんです。4年間で培った皆さんとの信頼関係をもとにどうかこの厳しい局面、引き続き私を知事として働かせていただきたいんです。
コロナ対策、本当に皆さんにご協力頂きました。10万人当たりの感染者数も北海道は抑える中で5月の8日には2類から5類に移行する、こういった移行フェーズまで来ることができました。このことにも道民の皆さまに心から感謝と御礼を申し上げます。これまでの3年間を契機にこの移行のフェーズ、しっかりと円滑に移行していかなければなりません。この仕事も初めてやりますということではできません。私にしっかりと仕事をさせていただきたいと思います。
そして命を守るのはコロナだけではありません。感染症も新しい感染症が起こり得る時代であります。新たな感染症、新興感染症に向き合う司令塔機能を強化をしていきます。
さらに感染症対策だけはありません。日本海溝、千島海溝沿いの地震の備え、道民の皆さまの命を守っていくために取り組みを進めていかなければなりません。
今、市町で取り組んでいる避難施設等の整備に対して道独自に財政支援を行っていきます。道民の皆さまの暮らし命を守っていく。
そして今、喫緊の課題が子育て支援であります。子どもたちの子育ての環境をしっかりと作り上げていかなければならない。この問題は一刻の猶予も許されない重要な課題であります。子どもたちの支援に向けて道としては保育料の負担軽減など北海道独自の取り組みをこれまでも進めて来ました。さらなる負担の軽減、子育てに対する経済的な負担の軽減を図っていきます。そして市町村が行う子育て政策に対する支援に対して道がしっかりとサポートをしていく。そのことで子どもを産み育てる環境、そして教育環境をさらに充実をさせていきます。道としても道営住宅がありますからこの道営住宅を子育て世代の支援に活用していきたいというふうに考えています。そして子どもを産みたいけどもこのお金がかかる、そういった不妊治療、また妊産婦への支援、こういったものも充実をしていきたい、こういうふうに考えてみます。
私は北海道で社会全体で子育てを応援する北海道の子ども応援社会を実現してまいります。これは皆さんに力を貸してほしいんです。みんなで子育ての環境を、北海道らしい子育て環境を作っていこうじゃありませんか。そして医療や福祉、こういったものもしっかりと充実をしていかなければなりません。北海道を愛し、北海道で住み続けたいと言ってくださる道民の皆さんが安心をして、そして安全に住み続けることのできる優しく温かい社会を私、鈴木直道、先頭に立って作らせていただきたい。この覚悟であります。
私は夕張市長で2期8年、北海道知事で4年、12年間自治体の経営をしてきました。日本唯一の財政再生団体の夕張市でお金を返しながらも地域再生に取り組んでいく。北海道という都道府県の中で最も財政的に厳しい自治体の経営をしながらコロナやウクライナ問題など前例のないこの危機管理にも対応してきました。昨日、今日やろうと思ってできる仕事じゃないんです。ぜひ私に仕事を引き続きさせていただきたい、こういうふうに思います。そして道民の皆さまの命、そして暮らし、そこをしっかり守りながらも北海道の未来を作っていかなければなりません。
今世界はさまざまな問題に直面をしています。エネルギー問題、地球温暖化、食料安全保障など、これは日本だけではない世界共通の大きな課題に向き合っています。このときに北海道はどうするのか。北海道はむしろ北海道が発揮するその価値そして期待はむしろこの時代大きくなっているんです。こういった厳しい時代の分岐点に立つ今、我々は積極的に厳しい状況の中であるからこそ、挑戦をしていかなければなりません。北海道の持つポテンシャルを最大限発揮をし、北海道の価値を押し上げていく。そのためにエネルギー、デジタル、食の3つをキーワードにコロナ禍で起きたその変化をむしろ追い風に変えて、北海道の価値を押し上げていく、そのための挑戦を私にさせていただきたいんです。
エネルギーについてはゼロカーボン北海道、これは国に先駆けて表明をいたしました。環境を守っていく、そして経済と好循環を生み出していく、4月にはG7気候エネルギー環境大臣会合がこの北海道、札幌で行われます。ゼロカーボン北海道を推進することがこの招致の決定になったというふうに思っています。この年度末にはゼロカーボンシティ宣言をする自治体の数は179市町村のうち120に達します。そのことによって国のゼロカーボンを推進するためのこの交付金、いわゆる脱炭素先行地域は全国47都道府県の中で最も多いのが北海道になりました。この環境と経済の好循環を生み出していく、さらには再エネポテンシャルを最大限発揮するためには北海道から本州をつなぐ海底の直流送電ケーブルを敷設すべきだということを繰り返し政府に要請をしてきました。200万キロワットから最大800万キロワットまで、200万キロワットで道民の電力需要の4割を占める、そういった送電線が2030年度までに供用を開始をしていく。この決定を私の訴えを踏まえて政府が昨年の12月、決めたのです。これを契機に北海道の再エネポテンシャルを発揮をし、環境と経済の好循環を生み出していきます。
そして次はデジタルです。次世代半導体、ラピダスの誘致。これが北海道千歳に決まりました。過去最大の投資、5兆円規模の次世代半導体2ナノメートル、世界のどこも量産をしていない、この次世代半導体を北海道の地から世界に届けていこうじゃありませんか。すべての産業のイノベーションをもたらす、この次世代半導体。これは経済安全保障の観点からも、日本国内でアメリカと協働して作っていかなくてはなりません。この5兆円という過去最大の企業誘致、これを勝ち取ることができたんです。これをしっかり私の力で進めさせてください。次世代半導体の製造だけではありません、その研究、そしてさらには人材の育成、この機能を備えた複合拠点を北海道に作っていきたい、こういうふうに思っています。半導体産業は非常にすそ野が広い、半導体関連産業の集積を図っていきます。さらにはデータセンターの誘致も加速をしていきます。今皆さんが使っているスマートフォン、きれいな動画が見れるようになりました。このデータの使用量は2030年までには100倍、2050年までには1000倍までデータの使用量が増加するといわれています。データセンターの立地は東京や関西に集中している。北海道にリスク分散をさせていかなければ日本のデジタルを支えることはできません。再生可能エネルギーを活用したデータセンターを北海道に積極的に誘致をし、データセンターパークを実現をしていく。デジタル関連産業の集積を図って、先ほどの次世代半導体、新たな産業を北海道に興していく。そして雇用を生み、地域を活性化していく、こういう経済施策を訴えているのは私だけなんです。この仕事を私にやらせてほしいんです。
そして最後は食です。食糧供給地域である北海道は繰り返し、北海道の存在、食、これは多くの皆さんが理解してくれています。しかしながらロシアのウクライナ侵略を契機にサプライチェーンの問題が大きな課題となり、食料安全保障の問題も自分事として捉える方が多くなってきました。輸入に依存していた穀物が調達できない。この輸入の依存穀物を国内に切り替えていく。さらにはスマート農林水産業を推進をし、北海道の生産性を上げていく。栽培漁業を推進をしていく。この農林水でしっかりと北海道の役割を果たしていかなければなりません。私は食料自給率、これを今カロリーベースで占める割合が20%台ですから、これを2030年度までに北海道が占める割合を30%まで押し上げていきたいと思っています。そのことによって北海道はさらに日本に貢献する地域となります。食料安全保障さらにはこの食糧供給地域としての価値を高めていく、このことが必要であります。食の輸出についても2023年までに1500億の目標は皆さんのお力で1年前倒しで達成をする見込みとなりました。
このエネルギー、デジタル、食、この3つをキーワードに北海道のポテンシャルを最大限発揮して、北海道の価値を押し上げていく、そのための挑戦をさせていただきたい、このことを心からお願いを申し上げます。
そして観光の復活、そしてさらなる飛躍に向けても挑戦をしていかなければなりません。皆さんのおかげで道民割、265万人の皆さま、道民2人に1人が利用した計算になります。北海道LOVE割による需要喚起により、これをさらに7月14日まで延ばしていきます。2022年の宿泊者数は東京に次ぐ2番目に北海道なったんですよ、皆さん。3000万人もの皆さんが北海道に戻ってきてくれたんです。この確かな回復をしっかりさらに前に進めてまいります。
さらにはことし、アドベンチャートラベルワールドサミットが9月に開催をされます。アドベンチャートラベルはアメリカ、ヨーロッパを中心に70兆円を占める、この市場規模があります。自然体験また文化体験、アクティビティー、こういう複数要素を組み合わせた旅行形態です。このアドベンチャートラベルワールドサミット、アジア初のリアル開催が北海道で開催されるんです。これを契機に私は北海道の新たな観光の軸にアドベンチャートラベルをしていきたい。日本をリードするだけではないんです。アジアをリードしていく北海道でなければなりません。今まで一部地域に依存してきたインバウンドも、アメリカやヨーロッパの市場を取りにいく。観光の回復のみならず、さらなる飛躍に向けて挑戦をさせてほしいんです。
そして最後に応援団会議のさらなる発展、第2章であります。皆さんのお力添えで応援団会議には1万3000人の個人、640の企業団体の皆さんに協力をしていただきました。市町村の皆さまのご努力により、ふるさと納税は3年連続で私が就任してから日本一になったんですよ。企業版ふるさと納税、個人のふるさと納税、両方とも3年連続日本一。これを不動のものとしていきたい、こういうふうに考えています。
さらに第2章として地域おこし協力隊、このネットワークを北海道が入口から出口まで構築をしていきます。地域おこし協力隊は北海道の強力な応援団です。この地域おこし協力隊の皆さんの力を最大限活用し179市町村の力を存分に引き出してまいります。地域おこし協力隊やるなら北海道という、こちらも不動の位置を獲得していきたいと考えております。
これらお話しした政策を私は皆さんと培ってきた信頼関係の上に徹底的にこの17日間訴えて1人でも多くの皆さんにお訴えをして私の政策、そして思いに共感する皆さんを1人でも多く増やしていきたいと思います。どうか皆さま、最終最後まで私、鈴木直道へのお力添えを心からお願いを申し上げまして、第一声とさせていただきます。 これからも皆さんよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。


池田真紀氏

池田氏のキャッチフレーズは「あたたかい道政へ」。目指すは道政の奪還。社会福祉士や衆議院議員を務めた経験を生かし、安心して暮らせる北海道を実現すると訴えています。連合北海道をバックに全道各地を回って支持基盤を固める戦略です。以下、「第一声」です。

北海道知事候補、池田真紀です。やっと始まりました。17日間の戦いです。
私も衆議院選挙4回やっていますが、まずはごあいさつ、そして政策、さらには最後のお願い、その時間はありません。この179市町村、広い北海道で、17日間あっという間、一期一会の戦いどうぞ皆さんよろしくお願いいたします。 
私、池田真紀はソーシャルワーカーをして、そして自治体職員の中では福祉事務所という最も住民、そして目の前の命や暮らしに向き合うその現場におりました。 
そして、その自治体でつくって来た一人ひとりの制度、制度や法律になければ目の前の命や暮らしをどう守るか、地域の政策は、自治体の力は、可能性は無限にあることを私も痛感しました。 
そして衆議院議員にも1期、経験をさせていただきました。立法事実これを作るには大変時間もかかりますし、多くの人たちの事実が必要とします。 
ただ、その中でも政治が行うのは、役割は、人々の命や暮らしを守る、そして平和を守る、このことです。
だからこの経験を生かして、与野党で1ミリ動いたこともあれば、そして野党の議員立法もあれば、あるいは制度につなげていく、ほんの僅かな前進かもしれませんが、私も経験をさせていただきました。 
歯を食いしばり、人々の実情に向き合った政治や、あるいは活動家や市民、行政、みんないろんな人たちがいま頑張っています。 
そして、いま北海道はどうでしょう。
今回、私、池田真紀は北海道知事に立候補するに当たり公約を発表させていただきました。詳しくはホームページをご覧いただきますけれども、やはり、人に温かい道政です。血の通った体温の感じる道政です。道民に目をむいた道政です。 その中で、パートナーシップ制度や人権条例、そして子どもオンブッドと、介護や福祉の人材、このバックアップセンター、こういった事業の設置、さまざまな事業は構築をする覚悟で提案をさせていただいて、それはできる。これはこれまでの経験からできるを積み上げたことの延長線です。 
そして179市町村、北海道だからあるこの基幹産業はお金でも買えない。そして他府県にもない大自然の恵みがあります。 
これは長い歴史の中で、まさに地方に行けば行くほど、地球の鼓動を感じる。このすばらしさ。この共生とともに、私たちの人間が生きていくために必要な、この体の源である食です。 
この基幹産業をしっかりと1次産業を守っていくそのためには、交通網。まずは、この道路・鉄路含めて交通の条例を、道の責務を明確にして行っていきたいと思います。 
そして最後に179市町村、私たちこそがそれぞれの町の魅力を生かし、それぞれの自主自律の精神で、私たちはもっともっと豊かな暮らしができる。そのためには疲弊しきってしまった広域の課題。北海道だからの課題は、道が180目の自治体として、引き受けて、覚悟を持ってしっかり国に申していく。そして事業をつくっていく。このことが重要だと私は思っています。 
誰ひとり置いてきぼりにしない、その信条は、私はこれまでも、そして今ほど感じたことはありません。 
全道遊説、5週間でございましたけれども、1万キロを超える、車で走行させていただきました。飛行機もあれば鉄路もある、そしていった先でのレンタカーもありました。でも、自らの車では1万キロを超える、こんなに広い、それでもまだまだ追いつかないんです。だからこそ今回たった17日間の選挙戦、私は新人候補です。 
ですから、公報、政策そして名前、あらゆるツール、それは皆さんの力にかかっていると思います。大事なことは、道民が決める。そして道民が決めるためには、道民が参加できる政治にしなければならない。そう思いませんか、皆さん。 私たちの声がしっかりと反映される。そのために、道民の道民投票条例常設型も公約に入れさせていただきますが、何はともあれ、この選挙。選挙に参画をする。そのことからスタートします。どうかいまお集まりの皆さん、そして隣近所にもどんどんどんどんお声がけをいただき、そして苦しいと思われている人たちこそ声を上げていく。私、池田真紀と一緒に、そして、みんなと一緒に、179市町村の市町村とともに肩を並べて一緒に前に進んでいく。温かい道政を作って参ります。 
どうか皆さん、道民目線の、道民のための、政治を温かい政治を道民と一緒に作っていきます。 
どうか皆さん、17日間よろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。


三原大輔氏

三原氏は解体が進む百年記念塔の保全を訴えて回る方針です。以下、「第一声」です。

はい。ありがとうございます。ただいまご紹介にあずかりました。今回、知事選に立候補する三原大輔と申します。本日は百年記念塔にお越しくださいましてありがとうございます。 
ちょっとまとまらないので紙に書いてあるんで、今から訴えたいことを言います。
北海道、皆さんはこの文字あるいは言葉の響きをどう感じられておられますか。 
自分のイメージするのは広大で力強く、時には荒々しい自然、それと同時に優しく抱擁してくれる母のような暖かさ、そうまさに母性のような強さと優しさを感じるのです。 
その母なる大地を、命をかけて山を開き荒れた野を耕し、村をつくり、やがて町になり、そして今のように豊かな都市へと、変貌していったのです。 
その先人たちの、血と汗と涙、命、労苦のおかげで今の北海道があると思うのです。
今から52年前、開拓の人々に感謝の慰霊と、心と、心を込めて建てられた北海道百年記念塔。これがいま正当な理由もなく壊されようとしています。
人は自分が何者で、どこから来たのかという人間の永遠のテーマがあります。 
もし歴史をさかのぼって、その痕跡が見つからなかったら、私たちは何をよりどころに自分の存在意義を見つければいいのでしょう。先祖から受け継いだ命が、いま自分へとつながっている。その奇跡に感謝し、未来の子どもたちへ引き継ぐためにも、歴史がどれほど大切か。その歴史を体現する百年記念塔を絶対に壊してはいけないと思います。
自分がこのたびの道知事選に立候補したのもこれが理由です。 
私が立候補することで、少しでも道民の皆さまに、記念塔解体の暴挙を知ってもらいたい。反対の声を上げていただきたい。 
また、次に知事になる方、道議会議員の方々に、百年記念塔の保全と、保全をお願いしたく、微力ながら私の行動がその方向に向かうことを希望しています。 
そして私は、神話の国、島根県出雲市で生まれました。 
その私がなぜ北海道百年記念塔の問題に興味を持ったということをお話しします。 
私は2年前ぐらいから日本の未来を心配して、このままではいけないと思い、ギターを弾きながら1人で訴え続けていきました。 そのような中、北海道の友人から百年記念塔の問題を聞かされ、これは絶対に壊してはいけないと思い、昨年2回北海道に来た際には、百年記念塔の現実を見て、さらにその思いが強くなりました。 
いま、世界中にキャンセルカルチャー。世界中にキャンセルカルチャーという名の下で歴史的建造物や銅像などが破壊されています。過去と今をつなぐ証しがなくなろうとしています。百年記念塔も、まさにその渦にのみ込まれようとしています。 
いまそれを止めなければなりません。現代人が絶対に止めなければいけません。過去のない人間に未来があるはずもありません、今を生きる私たちが死んだ後も未来の子どもへ、思いをつなげていかなければ、北海道の未来ひいては日本の未来も危うくなるでしょう。そのためにも歴史の証人として百年記念塔は守り続けることが必要だと思います。 
日本書紀によれば出雲大社に祭られる大国主大神は、縁結びの神様ですが、これは男女の縁だけでなく人と人をつなげる縁結びの神様でもあります。 
私が北の大地にひかれ、道知事選に至ったのも、出雲の社のご縁があるかもしれません、 
北海道に明るい未来を、北海道百年記念塔を守りましょう。どうか皆さま一緒に声を上げて、百年記念塔です。これが来年も私たちを見守ってくれるように。 
一生懸命皆さんで声を上げて頑張って守っていきましょう。よろしくお願いします。


投票日は4月9日 17日間の選挙戦始まる

全国で唯一、与野党の全面対決となった北海道知事選挙。17日間の論戦がスタートしました。
対決する両者。突きつけられた最大の課題は人口の減少です。
企業の本社機能の移転や先端産業の誘致で「新たな人材を呼び込む」と訴える鈴木氏。
子育て環境を改善、公共インフラを維持して「人口流出を食い止める」と唱える池田氏。
掲げる政策の色合いも異なっています。

北海道を率いるトップにふさわしいのは誰か。今後4年間のかじ取り役を選ぶ選挙です。
投票は4月9日。選択は有権者の1票に託されています。

2023年3月23日

 

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