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札幌のミライ(5)物価高への対応

  • 2023年4月6日

4月9日に投票が行われる札幌市長選挙。 まちづくりや市民の暮らしに関わる課題について、テーマごとに分けて各候補者の主張をお伝えしています。 5回目は「物価高への対応」です。 (札幌市長選挙取材班)

札幌市長選挙は、届け出順に、いずれも無所属で、新人でNPO法人事務局長の木幡秀男氏(62)、3期目を目指す現職の秋元克広氏(67)、新人で市の元市民文化局長の高野馨氏(64)の3人が立候補しました。4月9日の投票日に向けて論戦が続いています。

記録的な物価の上昇が続いています。
札幌市では2月の消費者物価指数で天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数は去年の同じ月より3.6%上昇しました。全国平均を上回る水準です。

政府の負担軽減策で電気代の上昇が抑えられたことなどで上昇率は鈍化しましたが、「生鮮食品を除く食料」は9.6%の上昇。「飲料」は10%、「外食」にかかる費用も8.5%上がっています。

市の小売価格調査でも3月の平均価格は去年の同じ月に比べて、「食パン」や「しょうゆ」、「ラーメン」といった加工食品が10円ほど値上がり。
「トイレットペーパー」は60円余り、「ポリ袋」もおよそ30円値上がりしました。

物価高が家計を圧迫しています。物価高騰が続く中で、市民の暮らしをどう支えていくのか、3人の候補者に問いました。

木幡秀男氏
「国民健康保険料の減額や介護保険料を下げていくということで、そういう負担、相対的な負担を軽減していくのが地方自治体としてできることになっていくと思う。しっかりと今の物価高の原因である金融政策、アベノミクスの失敗についてちゃんと改善しろということを、自治体の長として国に対してものを言うことが大事だと思っている」

秋元克広氏
「昨年、国の給付金に市として独自の上乗せ給付を行った。それとすべての世帯で水道料金の減額もした。これからいろんな物価対策、国、政府のほうもいろいろ出てくると思うが、それと重ならないような形で市独自の政策を考えていきたい。財源が必要になってくるので、そういったものに使えるような交付金の拡大を国に要請していきたい」

高野馨氏
「家計の負担になってるものを何とかしないといけない。税金の面で言えば、私の今回の公約では個人市民税の均等割を50%減額、水道料金の基本料金を10%下げる。福祉灯油は札幌市以外の自治体でもうほとんどやっている。まだまだ灯油の価格が上がってくる可能性があるので、やっぱり福祉灯油というのは絶対実施したいと思っている」

物価高騰への対応をめぐり論戦が続きます。

2023年4月6日

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