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函館市長選挙 候補者に聞く①「人口減少にどう対応するか」

  • 2023年4月17日

4月23日に投票が行われる函館市長選挙。立候補している2人に政策などについて聞きました。1回目のテーマは「少子高齢化による人口減少にどう対応するか」です。 (函館市長選挙取材班)

函館市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職で自民党と公明党函館総支部が推薦する工藤寿樹氏(73)と、▽新人で立憲民主党が支持する市の元保健福祉部長の大泉潤氏(57)の2人です。
現職に市の元部長の新人が挑む1対1の対決となっています。

ことし3月時点での函館市の人口は24万2400人あまりで、65歳以上の高齢者は36%を超えています。

道内でもトップクラスで進む人口減少の課題にどう取り組むのか、尋ねました。

工藤寿樹候補
「日本の人口が減少する中で、函館においても毎年3000人規模で人口が減少している。その最大の原因は少子化にある。もう1つは若者の大都市圏への流出。少子化対策、子育て支援の強化と若者の雇用の場の創出、確保ということがたいへん重要。子育て支援では学校給食費の無償化、学童保育料の引き下げに取り組むとともに、育児と仕事を両立できる環境整備を進めていく。若者の雇用については地元企業の生産性向上を図るとともに、IT企業の誘致などに取り組む。そして地元就職者への奨学金の返済の支援を行っていきたい。子育て支援も若者の雇用確保も総力を結集して取り組んでいきたい」

大泉潤候補
「若い人から選ばれるまちにならなければならない。まずは仕事。地元中小企業と意見交換して活性化をはかり、函館の陸海空の交通のメリット、人材養成力を生かした企業誘致に本腰を入れ雇用の拡大に全力をあげる。子ども政策や教育といった未来への投資も一過性ではなく将来にわたってずっと継続するという意志を見せていかなければならない。子育て支援施策の充実や未来大学の学費無償化対象の拡大など政策パッケージをしっかり作って、ご両親にもお子さんにも伝えていく。若い人たちにここで家族を作ろう、地域に守られていると思っていただけるような、温かい寄り添う行政に取り組みたい」

2023年4月17日

 

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