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室蘭市長選挙 候補者に聞く②「産業振興と公共施設の存廃」

  • 2023年4月20日

今月23日に投票が行われる室蘭市長選挙。市が抱える課題について、各候補者の主張をお伝えします。 今回は「産業振興と公共施設の存廃」についてです。(室蘭市長選挙取材班)

室蘭市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職の青山剛氏(45)、▽新人で元市議会議員の小田中稔氏(59)、▽新人で元道議会議員の川畑悟氏(52)の3人です。
現職に新人2人が挑む構図となっています。

鉄鋼業が盛んな室蘭市。
かつては道内トップだった製造品の出荷額は、企業の事業縮小などで減少傾向が続いています。

こうした中、「脱炭素」に注目した取り組みなども進んでいます。産業振興にどう取り組むのか問いました。

青山剛候補
「室蘭は天然の良港を誇る港町だ。これからは洋上風力、クルーズ客船といったようなこと、さらに10月にはフェリーが復活するということで、港から生まれる好循環、ものづくり産業、ゼロカーボンでしっかりとまちの将来を目指していきたい」

小田中稔候補
「室蘭近郊の洋上風力へのポテンシャル、室蘭のものづくりのポテンシャルは非常に注目されている。しっかり連携、バックアップしていくべき。大企業でも人材不足の問題があり、仕事はあるが働き手がいないことの解消に努めなければならない」

川畑悟候補
「全世界の脱炭素を推進するための技術、製品を供給することで脱炭素に貢献するまちになるべきだ。本州の会社に比べて室蘭は生産現場や観光地などにがぜん近いので有利性がある。室蘭でしかできないというようなものを経済として実現したい」

公共施設のあり方も争点となっています。市は去年、改修費の負担などを理由に、「だんパラスキー場」を含む3つの施設を廃止する方針を示しました。

スキー場について考えを聞きました。

青山剛候補
「多額の維持費をかけてスキー場を存続するというよりは、仮称『スノーパーク』というようなことで、雪山遊びができる、子どもたちが家族で雪と親しむことができる、そういった機能を作っていきたい」

小田中稔候補
「方針は1度白紙に戻し再検討すべき。移住、定住ということで進める時に、街なかから15分で行けるスキー場というのも1つの売りにしていた。そういったこともしっかり考えていかなければならない」

川畑悟候補
「すべての施設で諦めずにアイデアを出し合うことが重要。だんパラ単品で考えるのではなく、夜景も楽しんでください、科学館や水族館も楽しんでくださいというような広がりを見せていくことが重要だ」

産業振興と公共施設の存廃をめぐり、論戦は続きます。

2023年4月20日

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