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だまされんDO! 被害を防げ! これまでの記事

  • 2024年4月18日

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4/11 “世界一安全な街を” 栗山英樹さんが特殊詐欺防止に一役

プロ野球・日本ハムや日本代表を監督として率いた栗山英樹さんのメッセージを印刷した、特殊詐欺への注意を呼びかけるクリアファイルが制作されることになり、11日、栗山町で栗山さんが「世界一安全な街を目指しましょう」とメッセージを書き上げました。
去年、WBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表を優勝に導いた栗山さんは、これまで、自宅のある栗山町で一日警察署長を務めるなど、犯罪防止の活動をしてきました。
栗山警察署などは、栗山さんと協力して特殊詐欺への注意を呼びかけるクリアファイルを新たに制作することになり、11日は、栗山さんも参加してクリアファイルに印刷するメッセージを書く作業が行われました。

栗山さんは「詐欺の手口を知って世界一安全な街を目指しましょう」というメッセージを墨で書き上げ、「夢」の文字が入った手作りのはんこを押しました。

栗山英樹さん
「一人ひとりが心の底からそうしたいと思うことが大切だと、世界一に輝いた選手たちから教わったので、世界で一番安全な街にするため私もお手伝いをしながら、大好きな北海道の皆さんが悲しむことのないよう頑張っていきたい」

クリアファイルには、栗山さんのメッセージや写真のほか、被害が増加している投資名目の詐欺の手口も印刷して8000枚が制作され、ことし6月下旬から街頭啓発などで配布されるということです。


4/8 SNSの犯罪対策で“専門部署”設置 道警本部で発足式

SNSのいわゆる闇バイトなどを通じて知り合ったグループが特殊詐欺や強盗に関与するケースが全国で相次いでいることから、道警本部に専門の部署が設けられることになり、8日、発足式が行われました。
道警本部で行われた発足式には、新たに設置される部署の捜査員らが出席し、まず、伊藤泰充本部長が「道警察の組織犯罪対策を部門横断的に推進し、犯罪組織の弱体化・壊滅という目的を果たし道民の期待に応えていかなければならない」と訓示しました。

続いて、刑事部組織犯罪対策局の端耕樹局長が「組織犯罪対策を強力に推進し、安心して暮らせる北海道を実現するため総力を挙げて取り組む」と決意表明を行いました。
新たに設けられた部署の前には「匿名・流動型犯罪グループ対策本部」の看板が立てかけられました。
近年、実行犯役をSNSで募集するなど、全国で匿名性の高いグループによる特殊詐欺や強盗などの犯罪が相次いでいて、道警は新たに設けた対策本部を中心に捜査を強化することにしています。


3/21 広尾警察署が啓発ポスター作成 路線バスで詐欺被害や交通事故の防止呼びかけ

十勝地方で相次ぐ詐欺被害や交通事故を減らそうと広尾警察署が独自に作成した啓発ポスターが路線バスに21日から貼られ、乗客に注意を呼びかけました。
作成されたポスターは、広尾警察署の署員がデザインし、交通事故と詐欺被害を減らすことを目的に「ダブル0へ!!」という文言が、イラストとともにあしらわれています。
また、「シートベルトで年間10人を超える命を救えた可能性がある」とか、「『ATMでお金が戻る』は詐欺です」などといった注意のメッセージも書かれています。 

21日は、広尾町と帯広市を結ぶ路線バス10台の車内にポスターが貼られたほか、警察官がバスの利用客にチラシなどを配り詐欺の手口の説明や交通事故防止を呼びかけていました。

警察によりますと、雪どけ時期は、スピードを出して走る車が増えるほか、詐欺被害でもSNSを使った投資詐欺が増えているということです。

広尾警察署 藤田健太地域・交通課長
「バスの利用客にポスターを見てもらい特殊詐欺や交通事故に対しての意識を高めて欲しい」


3/12 道警 SNS犯罪取り締まり強化へ新部署設置

SNSのいわゆる闇バイトなどを通じて知り合ったグループが特殊詐欺や強盗に関与するケースが全国で相次いでいることを受け、北海道警察本部は新年度から専門の部署を設置して取り締まりを強化していくことになりました。
来月、道警に新たに設置される「組織犯罪対策1課」は、SNSなどを通じて緩やかに結びつき特殊詐欺や強盗を繰り返す犯罪集団を専門に捜査します。

こうした犯罪集団をめぐっては2023年、「ルフィ」などと名乗る人物がSNSの闇バイトで実行犯役を集め複数の強盗事件を起こしたことをきっかけに警察庁が全国の警察に対して対策の強化を指示しています。
道内でもSNSの闇バイトに応募し、特殊詐欺のいわゆる受け子やかけ子として摘発されるケースが相次いでいますが、名前を知らないまま連絡を取り合っているケースもあり、首謀者や指示役の割り出しが難しいことが課題となっていました。
道警は、新しい部署を中心に、SNSの書き込みのパトロールにあたるほか、これまでに摘発した特殊詐欺などのグループについても実態解明を進めることにしています。


3/8 帯広 特殊詐欺の手口をVRで疑似体験する催し

道内でも相次ぐ特殊詐欺の被害を少しでも食い止めようと、VR=バーチャルリアリティーの動画で詐欺の手口を疑似体験する催しが帯広市で開かれました。
この催しは帯広警察署が開き、会場となった帯広市内の商業施設では買い物客がゴーグルを装着し、VRの技術を使って特殊詐欺の手口を疑似体験しました。
ゴーグルを装着した人の目の前には、パソコンの画面に「ウイルスが検知されました」などと偽の警告が表示され、ウイルスを除去するためにクレジットカードの番号を入力するよう求める手口が紹介されました。

買い物客は、警察官から不審に思うことがあれば慌てて自分ひとりで対処せず周りに相談することが大切だとアドバイスを受けていました。
帯広市の50代女性は「パソコンなどに詳しくなく、このようにもっともらしいことを言われると疑えないので、気をつけなければいけないと思いました」と話していました。
帯広警察署管内では、去年1年間に起きた特殊詐欺の被害額が約1億2000万円と過去最高を記録しています。

帯広警察署生活安全課 別紙幸治係長
「手口を体験することで1人1人が特殊詐欺にあらためて気をつけてほしいと思い、催しを開きました。ことしに入ってからも詐欺被害が続いているので、いま一度気をつけてほしい」


2/29 弟子屈町 園児がお年寄りに“詐欺注意”のメッセージカード

相次ぐ特殊詐欺の被害を防ごうと、道東の弟子屈町で保育園児たちがお年寄りに注意を呼びかけるメッセージカードを手渡しました。
29日、弟子屈町の「川湯保育園」で行われた詐欺被害防止の取り組みには、園児たち13人が協力しました。
園児たちは「電話でだまされないように」などと書いたメッセージカードを保育園を訪れた園児の祖父母や近所のお年寄りに手渡し、「詐欺に気をつけてね」と伝えると祖父母らは笑顔で受け取っていました。

メッセージを受け取った80代の女性は「気をつけようと改めて思った。詐欺の被害に遭わないよう日頃から新聞やテレビを確認しているほか、固定電話をやめた」と話していました。

弟子屈警察署 渡部真大地域・交通課長
「裁判の取り下げ費用が必要だとか投資で絶対にもうかると言われたら、それは詐欺です。発生している手口を知って気をつけてほしい」


2/27 特殊詐欺防止に全力 帯広で緊急対策会議

十勝地方で高額の詐欺被害が相次いでいることを受け、帯広市で警察と自治体による緊急の対策会議を開き、被害防止に向けた啓発活動を強化していくことを確認しました。
26日、帯広警察署で開かれた会議には、警察や十勝地方の自治体担当者ら15人が出席しました。
会議の冒頭、帯広警察署の工藤博光署長はSNSを使った投資詐欺が相次いでいることに触れ、「1人あたりの被害額の高額化が懸念されている。被害防止のためには自治体の協力が重要だ」と述べました。

このあとの協議は、非公開で行われ、急増する投資詐欺の発生状況や最新の手口などの情報を警察と自治体双方が随時共有していくことや、特殊詐欺被害の年代が広がっていることを受け各地のイベントで啓発活動を強化していくことを確認したということです。
警察によりますと、去年の道内の特殊詐欺の被害額は5億7000万円余りで、このうち、帯広警察署管内が1億2000万円余りと、全体の約2割を占め、深刻な事態となっています。

帯広警察署 相崎信治 生活安全課長
「自治体とも協力して幅広い年齢層の人たちに啓発していき、詐欺の被害防止に努めたい」


2/27 新十津川町の「アイデアおまわりさん」現役最後の講話

空知の新十津川町に駐在中「アイデアおまわりさん」として地域の人に親しまれた警察官が65歳になって退職することになり、現役最後となる防犯の講話を行いました。
講話を行ったのは、滝川警察署新十津川駐在所の本間則行所長です。
本間さんは60歳のときにみずから希望して新十津川駐在所に赴任し、それからの5年間、町のPRキャラクターの雪像を作って子どもたちに110番通報の啓発を行ったり、特殊詐欺の相談窓口の連絡先が書かれた軍手の配布を発案したりして「アイデアおまわりさん」として親しまれてきました。

そんな本間さんも65歳になって退職することになり、26日、現役最後となる防犯の講話を町内で行いました。
本間さんは改めて特殊詐欺の注意点をていねいに説明し、参加した80代の女性は「私たちが犯罪にあわないよういろんな事を考えてくれた方です」などと感謝していました。
本間所長は3月末で42年にわたる警察官の職務を終えることになっていて「町のみんなで団結して安全に暮らしていって欲しいです」と話していました。


2/22 SNS使った投資詐欺の被害が急増 札幌で街頭啓発

SNSを使った投資詐欺の被害が去年から増加していることをうけ、警察などが街頭で注意を呼びかけました。
22日は警察官や銀行の担当者など10人ほどが札幌市中央区の地下の通りに立ち、ATMを利用しに訪れた人などにチラシを配りました。
警察によりますと、SNSを使った投資詐欺の被害は道内で去年1年間に58件確認され、被害額は合わせておよそ8億円に上っていて、件数、被害額ともに前の年から急増しています。

中でもSNSのLINEでグループを作り、あたかも他の参加者が投資でもうけているように見せかけたり、著名な専門家などを装って投資を勧めたりする手口が目立つことから、チラシでは「LINEのグループメンバーは全部サクラかも」とか「著名人をかたる相手は本物ですか?」などと注意を呼びかけています。

道警本部生活安全企画課 佐々木貴久課長補佐
「投資詐欺は30代から50代の幅広い年代で被害が確認されています。不審に感じたら警察の相談専用窓口#9110に連絡してほしい」


2/15 登別 サイバー犯罪被害防げ バーチャルリアリティー動画で詐欺の手口を学ぶ

インターネットを使ったサイバー犯罪の被害を防ごうと、VR=バーチャルリアリティーの動画で詐欺の手口を学ぶイベントが登別市で開かれました。
このイベントは、来月18日までの「サイバーセキュリティ月間」にあわせて、インターネットを悪用したサイバー犯罪の被害を減らそうと地元の警察が企画しました。

会場となった登別市内のショッピングセンターには、ゴーグル型のVRの機器が用意され、ゴーグルをかけると、目の前にあるパソコンの画面に「ウイルスが検知されました」などと偽の警告が表示されます。
その後、ウイルスを除去するためにクレジットカードの番号を入力するよう求めるなど、一連の手口が表示され、体験した人たちが詐欺の手口を確認していました。
また、警察官からは不審な画面が出た場合にはすぐに閉じることなど、どのように対応すべきか、説明を受けていました。

参加した60代の女性は「臨場感があって、これはだまされてしまうかもしれないなと感じました。パソコンには詳しくないのでとても参考になりました」と話していました。

室蘭警察署警務課 東一道課長
「特殊詐欺やサイバー犯罪を理解し手口を知ることで、被害に遭わないという意識をもってほしいです」


2/14 函館 コンビニで特殊詐欺防止 客と従業員に警察が感謝状

コンビニエンスストアで高額の電子マネーを購入しようとした男性に声をかけ、詐欺の被害を未然に防いだとして、客と従業員に警察から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのはローソン函館亀田港町店に来店していた女性と店の従業員2人のあわせて3人です。
3人は去年12月、函館市に住む70代の男性がコンビニエンスストアでおよそ10万円分の電子マネーを購入しようとした際、不審に思い男性に声をかけました。
男性は「パソコンの修理代金として電子マネーを購入しなければいけない」などと話したことから3人は詐欺を疑い、警察に通報して被害を防ぐことができたということです。
感謝状が贈られた客の佐藤由麻さんは「知らない人に声をかけるのは気を遣うことですが、『おかしい』と思ったら声をかけられる社会になってほしい」と話していました。

函館西警察署生活安全課 石崎隆之課長
「地域住民が特殊詐欺を防止したことを心強く思います。さまざまな手口で被害が続いるので、不審に感じたら警察の相談専用窓口『#9110』に連絡していただきたい」


2/13 羽幌町 “詐欺や事故にチョコっと気をつけて” 警察が注意呼びかけ

14日のバレンタインデーを前に、日本海側の羽幌町のスーパーで、警察官たちが買い物客に「チョコっと気をつけてください」と声をかけてチョコレートを手渡し、特殊詐欺や交通事故への注意を呼びかけました。
13日は羽幌町のスーパーに羽幌警察署の警察官などが集まり、買い物客にバレンタインデーにちなんだチョコレートと、特殊詐欺などの防止を呼びかけるチラシを手渡しました。
警察官たちは手渡す際に「詐欺や交通事故にもうチョコっと気をつけてください」と一人ひとりに声をかけていました。

買い物客の中にはチラシを見て「高齢の父親に宅配業者を装った詐欺メールが頻繁に送られてくる」と相談する人もいて、警察官が対応にあたっていました。
また、13日は気温が上昇した影響で道路上の雪どけが進んだため、警察官たちは春に向けて車のスリップ事故にも注意するよう呼びかけていました。
羽幌警察署地域・交通課の高木正敏交通係長は「雪どけの時期は路面が滑りやすく、スリップ事故を起こす危険性が高まります。いつもより、もうチョコっと安全運転を心がけてほしいです」と話していました。


2/6 札幌 サイバー犯罪被害防止で専門学校生デザインのリーフレット配布

インターネットを悪用したサイバー犯罪の被害を防ごうと、札幌市の専門学校生が警察官といっしょにリーフレットを街頭で配り、注意を呼びかけました。
今月1日から来月18日までの「サイバーセキュリティ月間」にあわせて、札幌市の大通公園で行われた呼びかけには、デザインを学んでいる専門学校生や警察官など11人が参加しました。
参加者たちは専門学校生のひとりがデザインしたサイバー犯罪について説明したリーフレットを「さっぽろ雪まつり」に訪れた人などに配り、被害に遭わないよう注意を呼びかけていました。
警察によりますと、道内では偽のサイトに誘導して個人情報を盗み取る「フィッシング詐欺」などのサイバー犯罪が去年6月までの半年間に76件確認され、被害額は1億2000万円にのぼったということです。

リーフレットをデザインした専門学校生は「フィッシング詐欺だと気づいてもらえるような目を引くリーフレットをいろんな世代の人に見てほしい」と話していました。

道警サイバーセキュリティ対策本部 坂野雅樹対策班長
「リーフレットがたくさんの人の目に触れて、手口を知ってもらい注意喚起につなげたい」


2/2 札幌 高校の演劇部員が詐欺の手口を寸劇で紹介

あとを絶たない特殊詐欺の被害を食い止めようと、高校の演劇部員たちが詐欺の手口を寸劇で紹介し注意を呼びかける催しが札幌市で開かれました。
この催しは札幌北斗高校の演劇部の生徒たちが警察と合同で開いたもので、会場のホールにはお年寄りを中心におよそ100人が集まりました。
生徒たちはオレオレ詐欺や架空請求詐欺など手口ごとに寸劇を披露し、犯人役が電話口でことば巧みにお年寄りをだます場面が上演されました。

このうち、還付金詐欺の寸劇では、区の職員を名乗る人物が「医療費が戻ってくる」などとうそを言い、ATMに呼び出されたお年寄りの男性が預金をだまし取られるまでが紹介されました。
また、警察官は詐欺グループが「還付金の支払いには期限がある」などと焦らせるようなことを言ってくるケースもあると説明し、そんな電話を受けたら詐欺を疑うよう呼びかけていました。
演劇部の部長で2年生の依田花菜さんは「怪しいことを言われたら疑問を持つことが大切だと思います」と話していました。

札幌東警察署 八木篤志生活安全課長
「不審な電話があった場合は家族か警察の相談ダイヤル#9110に連絡してほしい」


1/29 道内の投資詐欺被害 去年7億円超 過去5年で最多

道内ではSNSを介した投資名目などの詐欺の被害額が去年7億円を超え、統計の残る令和元年以降でもっとも多くなったことがわかりました。架空請求詐欺などが減る一方で、新たな手口として広まりつつあるとして警察が注意を呼びかけています。
道警のまとめによりますと、SNSで知り合った人から暗号資産やFXへの投資を持ちかけられ、金をだまし取られる投資詐欺などの被害額は去年、およそ7億2800万円に上り、統計が残る過去5年で最も多くなりました。

30代から60代と比較的若い年代で被害が多いほか、1人あたりの被害が高額なのが特徴だということです。
一方、電話などを介して金をだまし取る架空請求詐欺やオレオレ詐欺などの被害額は合わせておよそ5億7000万円で、おととしのおよそ12億3900万円と比べて54%ほど減少し、5年ぶりに減少に転じました。

警察は、従来の手口による被害が減る一方でSNSを介した投資などの新たな詐欺手口が広まりつつあるとして、注意を呼びかけています。


1/28 帯広 元落語家の警察官が落語で特殊詐欺の手口を紹介

特殊詐欺の被害を防止しようと、帯広市で元落語家の警察官が具体的な手口を紹介するオリジナルの落語を披露し注意を呼びかけました。
28日、帯広警察署が開いた催しには地元のお年寄りなどおよそ30人が参加し、警察官の岡崎傑さんが(32)高座に上がりました。

岡崎さんは落語家でテレビ番組でも活躍する三遊亭好楽さんの弟子として活動したことがあり、現在は市内の交番に勤務しています。
28日はひったくりを稼業とする2人組が、もっと稼げる仕事として特殊詐欺に興味を持ち、具体的な手口を話し合うというオリジナルの落語が披露されました。
この中で岡崎さんは投資詐欺についてインターネット広告を通じて勧誘することや、グループチャットに誘導し実際にもうかったという経験者の話を信じ込ませることなど、お金をだまし取るためのポイントをユーモアを交えて紹介し注意を呼びかけました。

参加した70代の女性は「詐欺の手口がわかってとても勉強になりました。気をつけようと思います」と話していました。

岡崎傑さん
「とても緊張しましたが楽しみながらできました。落語を通じて、特殊詐欺が身近で起きることだと実感してほしいです」


1/19 全道警察署長会議 道警本部長「実効性のある特殊詐欺対策を」

全道の警察署長が参加する会議が開かれ、北海道警察本部の鈴木信弘本部長は今月発生した能登半島地震を受けて、道内でも厳冬期の住民避難に備えて訓練を行うなど万全を期すよう指示しました。
道警本部で開かれた会議には、道内64の警察署の署長や道警本部の幹部などオンラインも含めておよそ160人が出席しました。
この中で鈴木信弘本部長は今月1日に発生した能登半島地震を受けて、道内でも「千島海溝」と「日本海溝」の巨大地震で大きな被害が想定されていると指摘したうえで、「厳冬期の住民避難を考慮して防災関係機関と合同訓練などを行い、平時の備えと有事の即応に万全を期してほしい」と訓示しました。

また多額の現金がだまし取られる特殊詐欺への対策として、被害に遭いやすい高齢者に固定電話を常に留守番電話に設定するよう呼びかけるなど、より一層工夫した啓発を実施すると共に「新たな手口に対しては実効性のある対策に取り組んでほしい」と指示しました。


1/17 “お金の電話はすぐ切って” 電話に貼るシールで特殊詐欺防止 道が製作し高齢者などに配布

特殊詐欺への対策として、道は電話に貼って使ってもらう注意喚起のシールを新たに製作し、高齢者などへの配布を始めました。
17日は、恵庭市で開かれた老人クラブの集まりに道の担当者が出向き、シールの使い方を説明しました。
道が製作したシールには「お金の電話はすぐ切って」と書かれていて、家族や警察などあらかじめ相談先を決めて書き込んでおくこともできます。

警察によりますと、特殊詐欺の最初の連絡は家の固定電話にかかってくるケースが多いということで、受話器の下に貼っておけば電話を取るたびに注意の文字が目に入るという仕組みです。
また、17日は道の職員が詐欺グループの「かけ子」役となり、お年寄りに還付金詐欺の手口を体験してもらう取り組みも行われ、ことば巧みに預金の残高を聞き出すなどしていました。

道は対策としてこのシールを11万枚製作し、道内の老人クラブや警察のイベントなどで配布することにしています。

シールを受け取った北海道老人クラブ連合会 亀石和代副会長
「しっかりと勉強ができたので、シールを活用しながら詐欺の電話には引っかからないよう気をつけたいです」

道の道民生活課 小池貴幸主幹
「不審な電話はすぐに切り、誰かに相談することが大切なので、シールを活用してひとりでも詐欺被害にあわないようにしてほしいです」


1/12 年頭の点検式 鈴木道警本部長 “課題に一丸となって”

北海道警察本部で警察官の装備などを確認する年頭の点検式が行われ、鈴木信弘本部長が特殊詐欺の犯罪被害防止など取り組むべき課題は山積しているとして、一丸となって取り組んで欲しい、と訓示しました。
点検式は札幌市中央区の北海道警察本部で行われ、警察官およそ90人が出席しました。
はじめに鈴木信弘本部長が3列に整列した警察官を見て回り、服装や姿勢に乱れがないか、確認しました。
その後、警察官たちは、号令に合わせて一斉に警笛を鳴らしたり、警察手帳を取り出したりして、点検を受けていました。
そして鈴木本部長が「子どもや女性、高齢者の犯罪被害防止、特殊詐欺などを広域的に行う犯罪グループの壊滅など、道警察が取り組むべき課題は山積しています。すべての職員が一丸となって取り組んでいただきたい」と訓示しました。

 

▼▼2023年の記事▼▼
12/25 投資詐欺が急増!名前悪用された有名人も注意呼びかけ

ことしは詐欺の手口に、大きな変化があった年でした。
架空請求詐欺やオレオレ詐欺は去年よりも減っているのに対し、投資詐欺は逆に大きく増えています。
投資への関心の高まりが狙われた形です。
来年から個人投資家を対象にした税制の優遇制度「NISA」が拡充されることもあり、ネット上には投資の広告があふれています。
その中には、有名人になりすまして投資を勧めるものもあります。

今回、実際に名前が悪用された2人に話を聞きました。

経済アナリスト 森永卓郎さん
「私はそもそもSNSを全くやっていません。私のSNSから連絡がきた時点で、詐欺確定なんです。私からSNSの連絡が来た場合は、100パーセント詐欺だと思って下さい」

経済ジャーナリスト 荻原博子さん
「荻原博子が投資を勧めるなんてことはありえません。そういうSNSが回ってきたら詐欺です。詐欺にお金を払い込むと、もう戻ってこないので、本当に詐欺には気をつけていただきたいと思います」


12/18 釧路町の女子児童が目撃 特殊詐欺防いだ親子に感謝状

高額な電子マネーを購入しようとした女性に声をかけ特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、釧路町の親子に警察から感謝状が贈られました。
釧路警察署長から18日、感謝状を贈られたのは釧路町に住む野澤絵奈さんと娘で小学3年生の悠璃さんです。
警察によりますと11月10日、2人が釧路町のコンビニに買い物に訪れたところ、釧路市に住む70代の女性が20万円分の電子マネーを購入する様子を悠璃さんが目撃しました。
女性はその後、車で店をあとにしましたが、詐欺を疑った2人が女性が乗っていた車のナンバーを覚えたうえで警察に相談した結果、特殊詐欺と分かり、ギフトカードを停止して被害を未然に防ぐことができたということです。

娘の悠璃さんは「感謝状をもらってとてもうれしい。同じようなことがあったら『警察にすぐ電話したほうがいいよ』と友達にも伝えたい」と話していました。

釧路警察署 岡田昭広署長
「被害を防止するため積極的に動いてもらい本当にありがたい。日頃から家庭で問題意識を持って話し合っていたことが防止につながったと思う」


12/15 “特殊詐欺防止に役立てて” 室蘭の高校生が啓発ポスター作製

特殊詐欺の被害が相次ぐ中、室蘭市の高校生が注意を呼びかける啓発ポスターを作製し、交番などに掲示されることになりました。
ポスターを作製したのは、室蘭市にある海星学院高校に通う2年生の齊藤大翔さんと坂本和嗣さんの2人です。
ポスターはA3サイズのカラーで、齊藤さんの作品は、色鉛筆で振り込みをさせようとしている人の姿が描かれ、「指示に従ってはいけない」とか「電話をしてはいけない」などと特殊詐欺の被害にあわないための注意点を紹介しています。
また、坂本さんの作品は印刷物の文字や写真を切り抜いたコラージュ作品で、パソコンに「銀行に料金を入金してください」と表示されていて、詐欺の手口を示したものになっています。

ポスターは、室蘭警察署が学校側に依頼し、美術部に所属する2人が応じたということで、14日、飛澤宏幸署長から感謝状が贈られました。
齊藤さんは「こういう被害があることを知ってもらい、被害の防止に役立ててほしいです」と話し、坂本さんは「すごく緊張しましたが、私の作品が評価されてよかったです」と喜びを語っていました。
このポスターは室蘭警察署と管内の12の交番に掲示されるほか、警察署のホームページでも公開されているということです。


12/13 釧路 警察が信金に特殊詐欺防止の協力依頼

相次ぐ特殊詐欺の被害を食い止めようと、警察が釧路市の金融機関を訪れ協力を依頼するとともに職員に声かけの方法を指導しました。
道警釧路方面本部の高橋靖本部長は13日、釧路信用金庫本店を訪れ、佐藤道雄専務理事に「管内はことし9月以降高額の詐欺被害が相次いで発生し憂慮すべき状況だ」と述べました。
そして振り込みに訪れた客への注意喚起と被害が疑われる場合の警察への通報を積極的に行うよう依頼しました。
これに対し、佐藤専務理事は「最後のとりでとしての使命感をもち、地域住民が被害に遭わないよう職員に周知徹底する」と応えました。
このあと行われた声かけの訓練では、振り込みのために窓口を訪れた客役の警察官に対し信金の職員が目的を尋ね、SNSで知り合った人から紹介された投資目的だと分かると警察への通報につなげていました。

訓練に参加した職員は「詐欺を見抜くのは難しいが客に寄り添って被害を未然に防ぎたい」と話していました。

道警釧路方面本部生活安全課 藤村浩二課長補佐
「金融機関の職員にはなるべく詐欺の手口を知ったうえで対応いただき、客は、注意喚起を受けたら耳を傾けて一度立ち止まってほしい」

 

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