北海道北部、宗谷管内の幌延町。ここには日本で唯一のトナカイ牧場があります。幌延町のトナカイについて探ってみました。(2022年12月放送)


幌延町とトナカイ
幌延町とトナカイとの関係のはじまりは平成元年。岐阜県出身のかたが、トナカイの飼育に適した幌延町へ、フィンランドから10頭のトナカイを輸入したことです。当初は家畜として、食肉のほか、角や革の生産販売をすることが目的でした。平成3年に173頭のトナカイが輸入され、徐々にその数が増えていきました。やがて観光でやってくる人も多く現れました。そこで平成7年に、幌延町が観光向けに50頭のトナカイを購入して「ほろのべ トナカイ観光牧場」をオープンしました。平成11年のクリスマスの日に現在の場所でリニューアルオープン。多くの観光客がトナカイとのふれあいを楽しんでいます。
ほろのべトナカイ牧場
北欧風の建物が印象的なトナカイ牧場。中に入ると、レストランやお土産屋さんがあり、食事や買い物を楽しむことができます。建物を抜けるとトナカイたちが待っていて、直接手でふれることができます。有料で、エサをあげることや、トナカイのひくそりにのることもできます(そりは冬期間のみ)。サンタの衣装を借りることも可能。大人から子どもまで楽しむことができます。


編集後記


幌延町の西部にはサロベツ原野が広がっています。野生動物や植物の宝庫です。トナカイ牧場に隣接するノースガーデンでは、とても希少なブルーポピー(青いケシ)を栽培しています。開花は6~7月。幻の花を堪能することができます。トナカイ牧場で購入したトナカイのソーセージはしっかりとした食感と味わいで大変美味でした。魅力満点の幌延町へ皆さんぜひお越しください!
旭川放送局 高野陽平
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