函館花で迎えるおもてなし

函館ICを降りてすぐ、函館新道（国道5号線）では、毎年、ボランティアで花を植える活動をしている人たちがいます。今年でちょうど２０年！！なぜ続けて来られたのか、支えてくれる仲間やボランティアの思いとは。

なぜ花を植えるのか
花を植えるボランティアの代表を務めるのは、折谷久美子さんです。道路に花を植えて、そこを通る人をもてなそうと、２０年前から仲間を集め活動を続けています。

そんな折谷さんと花との出会いは幼少期に遡ります。本当は、人が集まる賑やかな場所に憧れをもっていた折谷さんですが、幼い頃は体が弱く、遠足やお祭りなどにはほとんど参加出来ませんでした。

（写真左が折谷久美子さん）
そんな折谷さんを心配したお母さんが習い事として勧めたのが、あまり体に負担がかからず静かにできる「生け花」でした。当時のことを折谷さんはこう話します。

「どうして小学生なのに生け花を習わなければならないのかと思っていましたが、今となってはお花やおもてなしの気持ちが心の中に根付いたので母に感謝しています」

折谷さんの思いに共感して
お花が心の支えになった折谷さん。次第に函館の玄関口である函館新道にも花を飾り、
通る人もおもてなししたいと考えるようになりました。そんな折谷さんの思いに共感した地元の企業もこのボランティア活動を支えています！

例えば・・・
自動車販売会社や銭湯からは、花にやる水の提供。
スーパーからはボランティアに配る食事の協力。
そしてホームセンターからは当日植える花の苗が寄付されました☆

ホームセンターの店長
「活動をすごく積極的にされているので、こちらも黙っていられなくなりますし、応援してあげたくなく方です！」

花いっぱいで笑顔に
花植えの当日。折谷さんの呼びかけに集まったボランティアはおよそ８００人にのぼりました。子どもから大人まで皆さん笑顔で植えているのが印象的でした(*^-^*)

折谷さん
「笑顔で植えているみんなの顔を見て、自分も笑顔になりました。皆さんあっての活動なので嬉しい思いがこみあげてきます。」

函館新道に植えられたこの花は、７月下旬から８月に見頃を迎えるということです。
お近くにお越しの際はぜひご覧ください♪

函館 花で迎えるおもてなし