氷で造られた造形物たち。冬の北海道を代表する上川町の美しいお祭り「氷瀑まつり」が、今年も層雲峡温泉街を彩り、たくさんの観光客でにぎわいました。(2023年2月放送)



層雲峡温泉氷瀑まつり
私たち上川町の氷瀑まつりは層雲峡温泉街を盛り上げたいという思いから1976年に始まりました。今年で48回目です。
去年、一昨年とコロナ禍の影響でさまざまな制限がかけられた中での開催でしたが、今年は「北の氷酒場」も復活。ここでは氷で造られたテーブルやいすに座って、地元上川町のお酒を堪能することができるんですよ。


工藤さんのイチオシは「氷の美術館」
私、工藤のイチオシは「氷の美術館」です!数ある氷像の中でもスケールがとても大きく、中に入ったときの空間の広さに圧倒されます。天井を見上げると、無数のつららがびっしりと敷き詰められていて、今にも落ちてきそうなそんな感覚を味わえます(落ちてくることはないので安心してください)。この壮大な眺めは上川町の広報誌の表紙にも採用されています。


浅野さんのイチオシは「氷の森林浴」
私、浅野のイチオシは「氷の森林浴」です。放送にも出てきましたが、その名の通り、氷の森に入ったような感覚を味わえます。実は、この氷像は今年はじめて造られたものです。インターンシップで来ていた女子大学生の発案なんです。このほかにも彼女たちの発案で「HYOUBAKU」という文字を氷で彫って入り口付近に置いています。


SNSでバズっていずれは冬の北海道3大まつりに!
たくさんの氷像で彩られる氷瀑まつりの夜景は日本夜景遺産にも選ばれています。最近ではいわゆる“インスタ映え”のようなものをねらっているのですが、なかなかバズらないな…というのが最近の悩みです。これからは若い人たちにどうやったら広まっていくかを考えて広報活動にも力を入れていきたいです。現状、世間一般の認識では北海道の冬のお祭りといえば、さっぽろ雪まつり、旭川冬まつり、という感じだと思います。当面の目標は、冬のお祭りといえば「層雲峡温泉氷瀑まつり」と言ってもらえるようになることです。

編集後記
今回取材した「層雲峡温泉氷瀑まつり」は、たくさんの人たちの支えがあって成り立っているということを改めて感じることができました。私も氷瀑まつりに行きましたが、本当に圧巻のスケールで、極寒の中に自然の力強さを感じることができます。
実はあの氷像は一度つくられたら終わりではありません。毎日毎日、形が崩れないように作業員の方々がメンテナンスをしてくれているのです。そうした裏側を知った上で見るとまた違った表情を見せてくれるかもしれません。
今年の氷瀑まつりは終わってしまいましたが、来年以降もさらにパワーアップした氷瀑まつりが楽しみです。気温は氷点下10度を下回ることが普通なので、氷瀑まつりを楽しんだ後はゆっくり温泉に浸かって身体を温めましょう♪
旭川放送局 竹ケ原貴一
「自治体からのナマ情報!」 道北オホーツクの自治体は全部で65。各自治体の広報担当者に、地域の自慢や旬の話題を自分たちが撮影した映像で伝えてもらいます。

NHK旭川では、道北オホーツク地方に関連する番組のご紹介はもちろん、道北オホーツクの廃線になった鉄道を振り返る「懐かしの鉄路」、地域でがんばる事業者を応援するプロジェクト「コロナに負けない」、プロバレーボールチーム・ヴォレアス北海道の選手たちの素顔に迫る「推しヴォレ」、家族で楽しめるさまざまなスポットを紹介する「キッズとおでかけ」、地域の課題の解決に向けたヒントを探る「地域の課題」、道北オホーツクエリアにある4支局(稚内・留萌・網走・紋別)発信のニュースをお届けする「支局発ニュース取材後記」などのコンテンツを発信しています。
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