ページの本文へ

NHK北海道WEB

  1. NHK北海道
  2. NHK北海道WEB
  3. いぶりDAYひだか
  4. 安平をあたたかく照らすアイスキャンドル

安平をあたたかく照らすアイスキャンドル

  • 2023年2月2日

こんにちは!「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」胆振日高担当リポーターの内部明日香です。あっという間に2月!いまは一番寒いといわれている時期ですよね。とはいえ雪や氷に関する様々なイベントもあり、少しでも楽しく寒さを乗り切ろうという道民の心を感じます。

さて、今回のななまるMAPでも氷に関するイベントをご紹介!お邪魔したのは安平町です。

そのイベントというのが、アイスキャンドルを街中にともすというもの。
2月4日(土)午後4時から、早来駅周辺と追分駅周辺で行われます。
氷で作ったオブジェの中にろうそくの火をともす。これがアイスキャンドルです。

早速、イベントを主催するグループの皆さんにお会いしました。
みなさん真剣に作っていらっしゃるのですが、その音のいいこと!静かな中に、氷を削るサクサクという音が響いていました。

グループを代表して、米田典勇さんにアイスキャンドルの作り方を教えてもらいました。

まずは、バケツに水をはります。
今の時期の気温だと、一晩で下の画像ぐらいの状態に凍るそうです。
最低気温がマイナス20℃程度になる日に一晩凍らすのがおすすめだそうですよ。

外側だけが凍り、中は水の状態でバケツから取り出す。
これが、キャンドルを入れるくぼみの部分をきれいに作るポイントだそうです。
中が水だと、ドライバーやナイフなどを使ってつつけば、比較的簡単にくぼみが作れます。これより凍ってしまうと中まで完全に氷になり、くぼみを簡単には作れなくなるそうです。

中に残っていた水を出せば完成です!

私も穴を開けさせてもらいましたが、氷を削るのがなにより楽しい!感触も音もいい!寒さを忘れて無心でサクサク削りました。
さて、完成したアイスキャンドルに火をともします!

氷にうつった炎は昼間に見ても十分に綺麗でした。これが道に何百個も並ぶと、絶対に幻想的だろうなと思いました。

ことしともすキャンドルは800個。
一度凍れば、倉庫に置いておいてもとけることはないそうです。

そもそも、どうしてこの取り組みが始まったのでしょうか。
米田さんに伺いました。

米田典勇さん
「安平町追分公民館では、20年前から毎年この時期にコンサートをやっていました。そのコンサートの時は、公民館の駐車場をアイスキャンドルでうめていたんです。しかし、新型コロナの影響でコンサートは中止に。せめてアイスキャンドルだけは見てもらおうと、設置場所を駅周辺に変更して開催を続けているんです」

公民館での開催から数えると20年続く安平町でのアイスキャンドル点灯。
地元の方々からも、ことしも楽しみだとの声が聞かれました。

ここまで読んでくださった皆さん。夜はどんなふうになるのか気になりますよね?
過去の点灯の映像をいただいております!

きれいですよね~!
米田さんは、「しばれたな~というときにこのろうそくのあかりを見て、ほっとしてもらいたい」とおっしゃっていました。
アイスキャンドルの点灯は、今週末2月4日(土)午後4時です!
心があたたかくなること間違いなし!みなさまぜひ(^ ^)

私が前回取材を担当した、「苫小牧で誕生!新たなカーリングの楽しみ方」についての記事も併せてご覧ください♪

ページトップに戻る