【ふるさと自慢】 天塩町「“蝦夷の三絶”大粒の天塩しじみ！」

北海道のオロロンライン沿いに位置する天塩町。このまちで獲れる大粒のしじみは絶品です。かつては“蝦夷の三絶”と呼ばれた天塩しじみの魅力について、番組に出演いただいた天塩町役場企画商工課の花房克樹さんにお話をうかがいました。（2023年7月放送）

天塩町のしじみは粒が大きいことが特徴です。身もしっかりしていてとても美味しく、江戸時代には“蝦夷の三絶”と呼ばれていました。蝦夷の三絶とは当時の北海道を代表する味覚のひとつで天塩町のしじみの他に厚岸湾のカキと十勝川のフナがあります。天塩町のしじみは粒が大きくなるまで収獲・出荷はしません。また、他の地域から移植放流をしていない「純天然産」です。さらに日本で唯一、国立公園内（利尻礼文国立公園）で収獲をしています。そうして獲れたしじみは、古くからまちの人々に愛されてきました。

天塩町には、しじみを使った料理がたくさんあります！中でも、しじみの出汁を使ったしじみラーメンはぜひみなさんにも食べていただきたいです。味はしじみの風味を生かした塩味で、しじみの身もたっぷり入っています。町内のレストランや道の駅で食べることができますし、販売もしています。ぜひこの味を堪能してください。ラーメンの他にもしじみを使ったパスタも絶品ですよ！

天塩町は日本最北の大河・天塩川の河口に位置しています。小さな町ですが、古くから天塩川を利用した交易拠点として栄えた歴史を持ちます。天塩川は貨客を乗せた「長門船」（ながとせん）が頻繁に往来し、港の明かりが消えることはなかったほど賑わいを見せたんですよ。天塩川を中心として栄えた天塩の歴史を「天塩川歴史資料館」では詳しく知ることができますのでぜひ訪れてみてください。
また、天塩町は夕日がとても綺麗です。実は、日本で最も長く夕日を楽しめる地域ということが論文で証明されたんです！利尻富士と夕日が並ぶ景色はまさに絵画そのもの。こちらもぜひ天塩町で見て欲しい景色のひとつです。
ほかにもたくさんの美味しい海鮮や温泉など、観光スポットもたくさんあります。みなさんぜひ天塩町に遊びに来てくださいね！

 

今回は天塩町を取材させていただきました。しじみは本当に身が大きくて食べ応え抜群でした。天塩町の道の駅にはしじみ煮出しスープが売っています。二日酔いにぴったりということで普段から二日酔いに悩まされている（？）私も即購入！とても簡単に美味しいしじみスープが作れるのでみなさんぜひ食べてみてください。
天塩町は美しい夕日や温泉など、心身ともにリラックスできるスポットもたくさんあります。みなさん、オロロンライン沿いに沈む夕日を見て、しじみ料理を堪能してみてはいかがでしょう？

旭川放送局　竹ケ原貴一