玉川公園水仙まつり!せたな町
- 2023年5月12日
立夏を過ぎ、暦のうえでは初夏となりますが、道南ではまだまだ春の花がかわいらしさを見せてくれています。 函館で暮らしはじめて1年目の私(筆者)が、道南の魅力を地域の皆さんにお届けしようと奮闘する中で出会った、素敵な光景をお届けします。
30種30万本のスイセン
4月下旬から5月中旬にかけて30種30万本のスイセンが咲く、せたな町の玉川公園です。公園は周囲の田畑と山並みを一望できる小高い丘に位置しています。
丘に登ると写真のような絶景をスイセンの甘い香りと共に楽しめます。
満開の五稜郭公園の桜を見て春本番の到来を実感していましたが、今回は香りでも季節の移ろいを感じ取れました。
取材をした日には桜も咲いていて、スイセンの黄色や白とでコントラストをつくっていました。地域の観光スポットとなり、大勢が訪れるのもナットクです。
開拓者からつづく歴史
この公園にスイセンがたくさん植えられているのには、町の歴史と関係があります。
約100年前、この地区にやってきた開拓者が地域の娯楽などのために公園を作り、そこにスイセンが植えられました。
それ以降、町の有志を中心にスイセンを増やし続け、2006年には“町の花”に決まりました。
玉川公園水仙まつり
玉川公園では1973年からスイセンの開花に合わせて「玉川公園水仙まつり」が開かれていて、ことしで51回目になります。
去年は、新型コロナウイルスの影響で飲食等に制限がありましたが、ことしは出店も予定されています。まつりの実行委員会でも、従来のにぎわいが戻ってくれるのではないかと期待をしています。
玉川公園水仙まつり 多田光昭 実行委員長
「ことしはコロナ禍も徐々に軽減され、終息ではないがなんとか実施できるということで、バーベキューも飲食も緩めて、みなさんに楽しんでもらいたい」
みなさんも、スイセンの小さくかわいらしい花が風に揺れる様子で、四季の変化を感じてみてはいかがでしょうか?
道南キャッチアップ!
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