NHK札幌放送局

芦別で“元気もりもり”になる お祭り開催!!

道央いぶりDAYひだか

2023年5月19日(金)午後4時15分 更新

「さっぽろライラックまつり」や「札幌ラーメンショー」などが始まって、初夏を感じるきょうこの頃。私の頭の中ではシンガーソングライターの大黒摩季さんの楽曲「夏が来る」がずっと流れています。「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」道央担当リポーター、坂井里紗です。今回お邪魔したのは空知の芦別市。面積のおよそ90%が森林で、林業が基幹産業の一つになっています。そんな芦別市で5月21日の日曜日、木に親しんでもらおうという祭りが行われるんです!

その名も「元気森森まつり」!地元の林業の団体や企業などが20年前から開いています。まき割り体験やチェーンソーで木を削ってアート作品をつくる様子を見ることができるコーナーなど、地元の財産である木や林業についてもっと身近に感じてもらおうという催しです。会場の道の駅に行くと、実行委員の方たちが元気もりもり(!)準備を進めていました。

皆さんに誘われて、祭りで毎年人気だという「丸太切り体験」に挑戦しました。私が挑んだのは大人用に用意された丸太で、子どもが体験するときはもう少し細い丸太を使うそうです。刃渡りおよそ30センチ、実際の現場で使う小さめののこぎりを使って切っていくのですが、「力があればいける!」というものではありません!

丸太を切るコツ
① 引くときに力を入れる
② 刃は前後に大きく動かして使う

…これが思った以上に難しいんです!すごく体力を使います。途中で休憩を挟みながら、頑張って頑張ってだんだんとリズムがつかめてきて…

ようやく切れましたー!苦労した分、切れた丸太にいとおしさを感じました
さわやかな汗をかくことができて楽しかったです。

実行委員の一人で、丸太切りがとても速いという富樫智明さんにお手本を見せてもらいました。切り終えるまでにかかった時間はたった12秒!見ていて気持ちがよくなるほどの圧倒的なスピードでした。

さらに、祭りでは木工クラフト体験も楽しむことができます。松ぼっくりや枝など自然の素材を使って自由に工作していきます。材料はもちろん芦別の森の恵みです。

私がつくった作品がこちら!どうでしょう??タイトルは「ぐ~ おなかの音で起きちゃったくまさん!3時のおやつにどんぐりはいかが?」。枝や鮮やかなどんぐりで時計を表現してみました。自然の素材には同じ形がないので、どれを選んでどう組み合わせるのか、作っているうちにどんどんアイデアがわいてきて夢中になって手を動かしました!

「元気森森まつり」実行委員長の藤田悠介さんは木工クラフト体験について「正解がない、答えがないところが非常によく、そういうところを子どもたちに知ってもらいたいです」と話していました。

このほかにも、木を使ったフィンランド発祥のスポーツ「モルック」体験や、鉛筆作り体験など木に触れ合えるイベントが“盛り”だくさんです。

元気森森まつり実行委員長 藤田悠介さん
「近年、学校の授業でも木育が取り上げられています。なかなか今の子どもたちは、山遊びとかをしないと思うので、この祭りを通して『木ってこういうもんなんだ』と触ったり作ったりして感じてもらえればいいなと思います。」

「元気森森まつり」では、木と触れ合う体験だけでなく、地元の木材を生かした製品も展示販売されます。作っているのは、祭りが始まって以来、欠かせない存在と言われる水本清忠さん(78)です。加工前の木材を乾燥させる技術士で、市内の人からは「乾燥博士」と呼ばれています。この方も優しくて、とても元気もりもりです!

水本さんが作っているのは、いすやベンチ、鳥のえさ場などなどさまざま。すべて手作りです。スタイリッシュに見えるようデザインを工夫したり、雨や風にも耐えられるよう丈夫にしたり、塗料などを使って色合いを出したり…。試行錯誤しながら作ったという作品にはどれもぬくもりが感じられます。じっくりと拝見しましたが、細部まで精巧に作られていました。

水本清忠さん
「趣味で作っているんです。NHKをふと見た時に『定年退職して一番長生きしている人はどんなことをやっているか』という特集をやっていたんです。そうしたら『日曜大工をやっている人が長生きする』と聞いたものだから、『あ、これだ』と思って。」

値段は500円から2500円。使われなくなった端材でつくることで値段を抑えています。ただ、端材ならではの難しさもあるといいます。

水本清忠さん
「端材は地元の木工場からもらってきているんです。端材なので、曲がれ、ねじれ、割れ、大きな節などがあるのですが、そうした木の中からいいものを選んで使っています。さらに、かんなをかけて同じ大きさ、厚さにするので、結構時間もかかります。」

水本さんが手間ひまかけて作った製品が手に入るのは、元気森森まつりだけ。すぐ完売してしまうこともあるほど大人気なんです。「『元気森森まつり』の『元気もりもり』は私のこと」と笑う水本さん。今回、展示販売する製品にも愛情をたっぷり込めています。

水本清忠さん
「お客さんには喜んでもらっています。『おじさん、こんなに安く売って採算取れるんですか?』って言われると、うれしいこと言ってくれるなと思います。無我夢中で作っているので、5年でも10年でも長く使ってもらえれば幸せです。元気森森まつりのために私も真心込めて作っています。」

そんな「元気森森まつり」、開催はもうすぐに迫っています。

元気森森まつり実行委員長 藤田悠介さん
「木のやさしさを感じ、『木っていいな』って思ってほしいですね。芦別を盛り上げたいです。芦別以外の方ももちろん待っていますので、みなさん楽しみにしていてください!」

「元気森森まつり」については、18日(木)午後6時40分からの「ほっとニュース道央いぶりDAYひだか」でご紹介しました。「NHK北海道NEWS WEB」や「NHKプラス」でもご覧いただけますのでぜひ一緒に盛り上がりましょう!


イベントにつきまして!!

「元気森森まつり」
日時:5月21日(日) 午前9時~午後4時
場所:道の駅スタープラザ芦別

木と触れ合えるイベントのほか、キッチンカーのグルメやステージショー、ビンゴ大会、毎年人気の山菜の販売なども楽しめます!楽しさ「盛り盛り」ですね♪

「元気森森まつり」の実行委員長の藤田さんや水本さんはもちろん、今回お会いした方々は皆さんお元気で、私のこともまるで以前からの知り合いのようにあたたかく迎え入れてくれました。ありがとうございました。私自身、子どものころを思い返すと、山に入ることや「木」に触れ合った機会はそう多くはありませんでした。今回、丸太切りや木工クラフトの体験をさせていただき、木から出る「ヤニ」に驚いたり、想像力をかき立てられたり、頭も体もたくさん使って存分に楽しむことができました!子どもはもちろん、大人も夢中になって楽しめるイベントだと感じます。例年、市内外から多くの方が立ち寄るイベントだそうです。きっと大盛り上がりになると思うので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!!!!

道央いぶりDAYひだか
坂井里紗
2023年5月19日

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