網走沖でクジラ観察 ネイチャークルーズの魅力

自然豊かなオホーツク海で楽しめるだいご味の1つがクジラウォッチングです。網走沖では毎年春先から船上でクジラを観察する「ネイチャークルーズ」が行われています。取材を通して地元の人たちが誇る自然の魅力を体感してきました。

網走沖の「ネイチャークルーズ」は捕鯨が盛んな地元の文化に関心を持ってもらおうと、網走市観光協会が毎年、観光客でにぎわう大型連休の直前から行っています。今月3日午前の便には大型連休で訪れていた旅行客ら５人が乗船し、およそ３時間の航海を楽しみました。
船上でまず見ることができたのは数万羽にも上るハシボソミズナギドリの群れです。そして、網走沖18キロのあたりで待望のナガスクジラの群れに遭遇しました。クジラたちは潮を吹き上げたり、船の前を横切ったりと迫力のある姿を見せ、そのたびに乗船客からは歓声が上がっていました。今回のクルーズでは7頭ものナガスクジラを見ることができました。

男性の妻は初めはインタビューに乗り気でなかったのですが、クジラを見た途端に大喜びで、「すごく楽しかった。思っていたよりも感動しました」と話してくれました。

網走沖のネイチャークルーズは季節と共に観察できる動物が変わり、暖かくなってくるとイルカの群れが見られるようになるということです。ネイチャークルーズは10月末まで行われていますので、網走を訪れた時にはオホーツク海の雄大な自然を体感してみてください。

網走支局　佐藤公哉

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網走沖の「ネイチャークルーズ」クジラや海鳥を船から観察

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