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5年目の北海道道

  • 2024年3月15日

鈴井貴之さん・多田萌加さんがMC、金曜夜7時30分から放送している「北海道道」。2024年4月で5年目を迎えるにあたり、番組テ ーマ曲とキービジュアルを刷新しました。テーマ曲はGLAYの書き下ろし!

北海道道
金曜夜7:30~[NHK総合]北海道エリア向け
(再)土曜午前11:25~[NHK総合]北海道エリア向け
※NHKプラスの見逃し配信あり
MC:鈴井貴之、多田萌加

≪目 次≫
Ⅰ 新テーマ曲、新ビジュアルについて
Ⅱ MC 鈴井貴之さんインタビュー
Ⅲ 北海道道4月の放送ラインナップ


Ⅰ 新テーマ曲、新ビジュアルについて

北海道道のキャッチコピーは「北海道の表も裏も伝えます」
地域の課題や時事問題から、自然、紀行、ドキュメンタリー、ヒューマンストーリー、音楽、バラエティまで、あらゆるジャンルのテーマを採り上げ、北海道の「いま」をお届けします。5年目に突入する番組のキーコンセプトは「北海道の表も裏も伝えます」。MCと共に「知らない事実」や「知られざる魅力」を発掘しながら、北海道の現在と未来を考えていきます。

北海道道のテーマ曲をGLAYが書き下ろしてくれました。

作曲・作詞:TAKURO
曲名「さよならはやさしく」

≪GLAY TAKUROさんコメント≫
皆さんお元気でいらっしゃいますか? GLAYのギターのTAKUROです。
このたびは『北海道道』のテーマソングを、GLAYが担当させていただけるということでとても光栄に思っております。この楽曲「さよならはやさしく」は人生における愛の尊さを前に、日々、出会いと別れを繰り返しそれでも力強く進んでいこうとする人々を心に描きながら作り上げました。僕らGLAYの作るそのほとんどの曲は、どこか北海道が舞台になっているとデビュー30年目にして改めて感じております。いつも僕らに曲づくりのインスピレーションを与えてくれる北海道の大地や、お世話になっている方々には感謝してもしきれません。これからもいつも心に故郷を抱きながら真摯に音楽活動と向き合っていきたいと思っております。番組のテーマ曲に起用して頂いたということで、この曲が日々起こるたくさんの出来事を、視聴者の皆さんと共に考えながら、番組を見終わった後には「また明日も頑張ろう」と思えるようなそんな余韻が残せる曲になったなら音楽家冥利につきます。
最後になりますが、北海道民の皆様、いつもGLAYを応援していただき本当にありがとうございます。皆様の応援を胸にこれからも歩んでいきたいと思います。

2024年4月から、北海道道のロゴやビジュアルも新しくなります。

新ビジュアルのデザイン担当:3KG

5年目を迎えリニューアルする「北海道道」のデザインを担当しました。NHKのみなさんとの打ち合わせで出てきたキーワードのひとつが「北海道の表も裏も伝える」でした。3日間くらい「表と裏……表と裏……」と唱えていたら浮かんできたのが、トランプのイメージです。 撮影当日、鈴井さんと多田さんのおふたりには、喜怒哀楽を表情だけで表現していただきました。鈴井さんの顔芸はさすがで、シャッターを切るたびに、怒ったり、泣いたりと次々と表情が変わっていきます。そんな鈴井さんに引き出された、多田さんのいつも以上に豊かな表情が見どころです。 5年前に「北海道道」がスタートする時にもデザインを担当させていただいたのですが、当時の多田さんは10代の大学生。初めてのMCという役割にまだ戸惑っているように見えました。今回の撮影での堂々とした姿が印象に残りました。鈴井さん、多田さん、新たな気持で、北海道の表も裏も伝えてください!

Ⅱ MC 鈴井貴之さんインタビュー

5年目を迎えるにあたり、これまでの北海道道を振り返っていただきました。

——2020年4月にはじまった北海道道ですが、2024年4月で5年目を迎えますね。いかがですか?

北海道道は、僕にとっては非常に新鮮な番組です。長年このテレビ業界に関わらせていただいていますが、基本的に自分が企画をしつつ、自分も出演するという番組がほとんどでしたから、編集まで携わらなくてもその放送内容は大体分かっていたんです。ですが、この北海道道に関しては、ネタをディレクターさんから用意していただくのもあって、内容が直前にならないとわかりません。自分が企画しているものっていうのは、自分が興味あることを番組でも取り上げるのですが、北海道道に関してはそうではないんですよね。正直に言えば、今まで全然興味がなかった分野であったり、こういう話はちょっと避けてきたなっていうようなことも採り上げますから、そういった出会いという意味では非常に新鮮です!毎回新鮮な思いでやらせていただいております。

——北海道道は、通算124回(2024年3月8日現在)放送してきました。

124回ですか!結構やってきましたね~

——北海道道はあらゆるジャンルや分野のものをお伝えしてきました。そこでキーワード「喜怒哀楽」でこれまでの北海道道を振り返ってもらいたいと思います。

——まずは“喜”。「喜び」と題して、「新しい発見があった回」というとどの回になりますか?

本当に嘘ではなく「毎回」です。担当ディレクターの色が出る番組、いわゆる僕の観点でアプローチした内容ではないですから、新しい発見がありますよね。自分自身が共感・共鳴している内容だとしても、こういう風に捉えるんだと感じることもあって発見ですし、どさんこでありながらまだまだ知らない北海道のことってたくさんあるんだなと感じています。なので、北海道道は毎回発見の連続です。

——つぎは“怒”。憤ったり、やるせなかった、というような回はありますか?

これは「新型コロナ」です。
番組としても新型コロナ関連の話題を扱ったことも数多くありましたね。また、この番組のスタート当初もコロナ禍ということで、リモートで放送もしました。MCは二手に分かれて収録をしたりと不自由な環境でしたよね。コロナ禍の医療や経済、他にも皆さんが苦しんでいるというのがとても伝わってきまして、本当に早く終息してほしいなと思っていました。やるせないし、怒りにも近いような感情はありましたね。

——つぎは“哀”。胸を打たれた、印象に残っている回はありますか?

「それでも私はあきらめない」という、網走の医師・鈴木先生の回ですね。地域で唯一の呼吸器専門医で、鈴木先生自身が癌を患っています。鈴木先生は地元の医療に密着して患者さんと向き合っているという姿、2回にわたって番組ではお送りしました。

2023年3月24日(金)放送「それでも私はあきらめない 網走・病に向きあう医師」
2023年11月17日(金)放送「よくばりに生きる ~続・病に向きあう網走の医師~」

ただただ、先生の人間力と言いましょうか、そのすごさに圧倒されましたね。 “感動”という言葉で片付けてはいけないような気がするぐらい、もうなんとも言えないすごさを感じました。これは決して先生に同情しているわけではなく、僕は人に対して「同情する、同情される」というのは最も失礼な行為じゃないかなと考えていますので、 その自分の現状をしっかりと受け止めて、地域のため、人のためということに自分の命を捧げてという想いでやっていらっしゃる姿は、本当に見習いたいけど自分にはできない。そういう覚悟のある姿に非常に感銘を受けました。

——つぎは“楽”。純粋に楽しかった回はありますか?

これは、ゲストトーク回ですね。

2020年6月5日(金)放送 「道民の底力 わたしが乗り越えてきた“道” ~世界的バレエダンサー熊川哲也~」
2020年9月18日(金)放送 「直木賞作家 馳星周 “ノワール作家”の変貌に迫る」
2020年12月4日(金)放送 「直木賞作家 桜木紫乃 逃げる人生のススメ」
2022年7月15日(金)放送 「大泉洋SP ~スターの素顔に“ミスター”鈴井貴之が迫る」
2023年11月10日(金)放送 「栗山英樹が語る 北海道野球伝来150年」
2023年12月8日(金)放送 「天才と呼ばれた男 小野伸二」
2024年3月1日(金)放送 「北海道を書く 作家・河﨑秋子」

番組のスタジオに直接お越しいただいた方、こちらから出向いて取材させていただいた方もたくさんいらっしゃいます。ここに書いた方以外にも、まだまだたくさんいらっしゃるんですけども、 こちらに挙げさせていただいた方のお話を聞くと、やはり自分自身が生きるにあたってのヒントを頂戴できることが多かったので、非常に刺激を受けました。刺激を受けるっていうのはやっぱり楽しいことでもあるなと思い、ゲストトーク回をあげました。
そんな中でも、個人的にはこの番組をきっかけに、馳さんはその後も交流させていただいていますし、あとは、大泉洋、出ましたね(笑)。北海道道「大泉洋SP」を収録をした後、一緒に食事に行ったんですが、「どの番組に出るよりもすっごい話しやすかった」「人の話を引き出すのが上手ですね」って大泉くんに褒めてもらって嬉しかったです(笑)。大泉くんは、「自分はSONGSとかで色々な方のお話を聞く機会があるけども、自分の話ばっかりしてしまう」と反省していました(笑)。
やっぱりいろんな方とお話させていただくのが、本当に楽しいですね。一言一言、喋っていらっしゃることが淀みないと言いましょうか、自信に溢れている姿とかを見ていても刺激を受けていますね。

——いよいよこの4月から5年目に入りますね!挑戦してみたいことや、やってみたいことなどあれば教えてください。

引き続き、北海道の知らないことを知るチャンスですし、視聴者の皆さまにもお伝えしていきたいです。
あとは毎回でなくていいですが、やっぱりロケは楽しいですねー(笑)。これまでも何度かスタジオを飛び出してロケに行きましたが、特に先日の釧路湿原のロケ。恐らく北海道道の中では今までで最も辛かったロケでした。朝早くマイナス20度の気温の中でロケしている最中はさすがに厳しいなと思ったんですけど、オンエアを見たらその厳しさが報われるような気持ちになりましたし、ああいう厳しいロケを本来やっていくべきものなのかなって思いました(笑)。
スタジオももちろん楽しいですが、僕はやっぱり長年旅していましたので、ロケの人なんだなぁと改めて思いましたね。過酷なロケもいつでも受けますので、これからもロケ収録をぜひよろしくお願いいたします!でもいい歳でもあるので、そこだけ考慮していただければ…と思いますが(笑)。

——最後に視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

僕がこう言うのは、本当はダメなのかもしれないですが・・・番組MCというポジションを与えられていますが、 僕は視聴者の皆さんと同じ目線で、番組ディレクターが取材してくれたものを拝見してどう感じるかを大事にしています。皆さんの代弁者になれたらいいんですけども、そうでもないことも多いと思います。「いや鈴井、お前何言っているんだよ」とか、「俺は違う、私はそうは思わないよ」って、そういう意見があって当然のことだと思います。それも含めて僕はこの北海道道という番組の一視聴者でありたいと思いますし、ファンであり続けたいなと思います。また、若いディレクターが挑戦した内容も多いですし、転勤の多いNHKということもあり、北海道出身の作り手が多くないからこその、切り口や視点があるのもいいと思います。自分の育った場所でないからこその価値観や、その方たちが北海道をどういう視点で捉えてくれるのかなというのは、僕自身がとても楽しみにしている部分ですから、そういったところも北海道民の皆さんに感じてもらったら嬉しいなと思います。

——ありがとうございました!!これからもよろしくお願いします!!

Ⅲ 北海道道4月の放送ラインナップ(放送予定)

2024年4月5日(金)  「そして、母になる 妊婦が書いたエンディングノート」
2024年4月12日(金) 「僕たちの春 別海高校野球部」
2024年4月19日(金) 「北海道道 × プロ野球生中継「日本ハム」対「ロッテ」」
2024年4月26日(金) 「サケ大回遊を追う!~謎に満ちた大海原の旅~」


金曜夜7:30からは北海道道

北海道道
金曜夜7:30~[NHK総合]北海道エリア向け
(再)土曜午前11:25~[NHK総合]北海道エリア向け
※NHKプラスの見逃し配信あり
MC:鈴井貴之、多田萌加

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