2021年6月 紋別市長選挙 現職・宮川氏が無投票で5選

任期満了に伴う紋別市の市長選挙が６月１３日に告示され、無所属で現職の宮川良一氏のほかに立候補の届け出はなく、無投票で宮川氏の５回目の当選が決まりました。

宮川氏は紋別市出身の６７歳。
紋別市議会議員を４期務めたあと、２００５年（平成１７年）の市長選挙に立候補して初当選し、現在４期目です。
紋別市長選挙は前回に続いて無投票となりました。

５期目の課題は 宮川氏に聞く

宮川氏に５期目の抱負や市政の課題を聞きました。
市の活性化について、宮川氏は「基幹産業は順調だが、将来、労働力不足に陥らないかを特に心配している。まちを持続していくためにはそうした課題を解決していかなければならない。コロナ禍で落ち込んだ交流人口を拡大させるために、観光のほか、『お試し移住』や『避暑地化構想』といった政策を進めていく」と述べました。
また、新型コロナウイルスのワクチン接種については、「接種を希望している６５歳以上の高齢者への接種は７月中には終える見込みだ。それ以外の対象者については１０月下旬までに接種を終えるスケジュールを組んでいる」と述べました。
そのうえで、宮川氏は「コロナ以降の１年半で、４期目で取り組んできた政策が大きく後退した。まずこれを元に戻してさらに進めていきたい。観光に関しては空港の整備や札幌便の復活をこの４年で進めていきたい」と述べました。
（紋別支局 吉田雅士記者）