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函館市長選挙 候補者に聞く②「経済・産業振興にどう取り組むか」

  • 2023年4月18日

4月23日に投票が行われる函館市長選挙。立候補している2人に政策などについて聞きました。 2回目のテーマは「経済・産業振興にどう取り組むか」です。 (函館市長選挙取材班)

函館市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属で、▽4期目を目指す現職で自民党と公明党函館総支部が推薦する工藤寿樹氏(73)と、▽新人で立憲民主党が支持する市の元保健福祉部長の大泉潤氏(57)の2人です。
現職に市の元部長の新人が挑む1対1の対決となっています。

水産業が盛んで全国有数の観光地としても知られる函館市ですが、新型コロナの影響を大きく受けました。

中心市街地の空洞化や若者の雇用の場の創出も課題となるなか、経済・産業振興にどのように取り組んでいくのか、尋ねました。

工藤寿樹候補
「コロナ禍で痛んだ地域経済の再生が急務。観光、製造業、建設業、農業、漁業、飲食小売りや商店街など地域の産業を支援して底上げを図る。観光については年間観光客600万人、インバウンド70万人、大型クルーズ船70隻を目指す。水産についてはキングサーモンのほか、ウニ、なまこなどの養殖を進めるとともに天然昆布の藻場再生に取り組む。IT企業などの誘致や首都圏企業のサテライトオフィスの開設を進めるほか、地元企業のITやAIの導入、DX化を支援して生産性向上を図る。さらに企業支援制度をつくって、若い人たちの起業家を育成して新産業の創出につなげていきたい。函館経済の活性化に全力で取り組んでいきたい」

大泉潤候補
「北海道としっかり連携して1次産業の再生を図らなくてはならない。磯焼け対策や根付魚種の放流、養殖事業の充実、農業ではハウス栽培の支援などに取り組んでいきたい。函館の圧倒的な強みである観光の振興。1人あたり観光消費額の倍増を目指して宿泊数を伸ばし、富裕層の誘致に力を入れていきたい。企業誘致にも本腰を入れるとともに、市の事業の地元優先発注の拡大や販路拡大の支援など地元企業の活性化に全力を挙げていきたい。さらにオール函館で起業の支援、これに加えて再生可能エネルギーの普及、促進。ふるさと納税にも力を入れて、4年後には年間寄付額100億円という目標を掲げて、地元企業の活性化を図っていきたい」

2023年4月18日

 

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