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【解説】江別市長選挙 3人の新人対決 新たな住民の定着どう促すか

  • 2023年4月21日

23日に投票が行われる江別市長選挙。 新人3人の争いとなっています。新たな住民の定着をどう促し、人口減少に歯止めをかけるかが問われています。 (札幌放送局  渡邉健)


江別市長選挙 現職引退で新人3人の対決に

江別市長選挙に立候補しているのは、届け出順に、いずれも無所属の新人で、元市議会議員の堀直人氏(42)、元副市長の後藤好人氏(62)、元市議会議員の清水直幸氏(61)の3人です。

4期16年務めた現職が引退。新人どうし3人が争う構図となっています。
江別市は札幌の通勤圏として若い世代の住民が増加。市内の大学に通う学生も多く住んでいます。

しかし、市の人口そのものは減少傾向。子育て世代への支援や学生の卒業後の定着を促すためのまちづくりが課題となっています。


堀直人氏

元市議会議員の堀直人氏。
まちづくりに取り組む地元NPOの代表を務めています。

「新しい価値、いままで見たことない世界が生まれるのが若者定着のカギ。私の経験、起業経験、起業家たちの人脈を生かして新しい価値をつくっていく」

教育の現場に地域がより深く関わることで若い世代と住民との交流を促し、まちに暮らし続ける魅力を伝えることが重要だと訴えます。

堀直人氏
「地域全体を学びの場にして学校教育と社会教育を連携させ、地域教育、江別の独自の教育環境をつくっていきたい。江別のまちだからいいなというまちづくりをしていくことで、江別だから住みたいと思う人を増やしていきたい」


後藤好人氏

元副市長の後藤好人氏。
経済界の要請を受け立候補。いまの市政の継承を掲げます。

「行政経験、副市長の経験があり即戦力として働くことができるのが一番の強みだ。1日たりとも市政を止めることがないよう私を選んでほしい」

若い世代が住み続けるには、医療費助成の拡充や放課後児童クラブの定員増で子育てしやすいまちにすることが欠かせないと訴えます。

後藤好人氏
「妊娠期から出産、産後、育児、小学校、中学校まできちんと長くフォローアップ、フォローできる形にしていかなければならない。自分が育ったまちがいいまちだと思えば多くの方は戻ってきたいと思う。そういったまちづくりをしたい」


清水直幸氏

元市議会議員の清水直幸氏。
これまでの市政は前例踏襲主義だと批判。刷新を唱えます。

「市議会議員として6期24年務めた実績と経験を持って、これからのまちづくり、これからの江別づくりのために力を注いでいきたい」

学校給食の無料化や保育士の増員など子育て環境を改善し、市内での雇用を確保することで学生たちの定着につなげると訴えます。

清水直幸氏
「就職先がまずできれば、仕事先ができれば学生たちも残るだろうし、1回出た方々も、仕事先があれば江別で家を建てたりマンションに買ったりということが現実的になってくる。それができるようなレールをいまのうちに引かなければいけない」


投票日は23日 論戦続く

暮らし続けたいと思える江別に。論戦が続く市長選挙。投票は日曜日、23日です。

2023年4月21日

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