新入生迎える黒板アート
- 2023年4月12日
新学期がスタートしました。 北見柏陽高校では、新1年生に楽しい学校生活をスタートしてほしいと、美術部員が黒板アートを描きました。 「黒板アート」は、教室の黒板をキャンバスに見立てチョークだけで描かれます。
入学式の前日(4月7日) 2~3年生の美術部員が18人集合しました。3~4人のチームを編成し5クラス(5枚)の黒板アートに挑みました。制限時間は6時間。
全体の構図を決めてから輪郭を描いていきます。描くのは漫画の人気キャタクター。
美術部のプライドをかけて黒板に向かいます。最初の輪郭線を決める工程は重要です。
コツコツと、軽いタッチでチョークが黒板に当たる音が教室に響きます。
黒板の色を生かしながらチョークで塗りつぶします。そして、指でこすりながら濃淡を出していきます。こうして立体感を生み出します。この作業で失敗するとやり直しです。輪郭線も消えてしまいます。
早いチームは4時間で完成し、出来上がりの遅いチームの支援に回ります。
締め切り時間の午後5時。最後に人物の「目」を描き入れると、集まった部員から拍手と歓声があがりました。
【1年1組の黒板】
【1年2組の黒板】
【1年3組の黒板】
【1年4組の黒板】
【1年5組の黒板】
最初に教室に入った新一年生は、
「わ~すごい!」「このキャラクター好きです」
「2年生・3年生が歓迎してくれていて、とても嬉しいです」話していました。
取材中、練習を終えたバレー部やサッカー部の部員たちが「頑張れ~」と教室をのぞき込み、応援していました。また、新1年生の担任を受け持つ先生方も声援を送るなど、心温まる光景に何度も出会いました。黒板アートは入学式が終わると、すぐに消されてしまいます。それでも、新1年生を「あたたかく迎えたい」そんな気持ちが校舎全体にあふれていました。
(北見放送局 畠澤 宏)
<放送予定>4月15日(土)午前7:30~ おはよう北海道 特集
「笑顔で結ぶキャンバス(仮)」北見柏陽高校 でも放送予定です。
過去のWEB記事はこちらから
美術大学入試に向けて猛練習中! 柏陽高校美術部
「笑顔で描くキャンバス」