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部活の悩み!こうして解決
放送日 9月24日(木)・26日(土)(再)
番組アンケートによると、
●休日の試合時、保護者が顧問の先生のお弁当を持参する
●部活の合宿に親も付き添い、終日、子どもの世話をする
●顧問の先生に競技経験がなく、保護者が口出しする
●顧問の指導が厳しく、子どもが不登校になった
など、部活への大人(顧問・保護者)の関わりについて、悩みや疑問を抱く声が多かったです。
そもそも、「部活」とは明治時代に有志が集まって好きなことをする、という自主的な活動として始まりました。子どもが生き生きと活動して成長する場であるはずなのですが、ここ最近では勝利至上主義や保護者のサークル化など、あるべき姿でないとの声も。
そんな“今”の部活を取材していくうちに出会ったのが、広島県立安芸南高校・サッカー部の畑喜美夫先生が実践されている“ボトムアップ”という指導法でした。
部活の運営から、試合のレギュラー・戦術の決定まで、全てを子どもたちに任せるというものです。(先生はそれを見守る。)子ども自身に考えさせ、決定させることで、部活を通じて、子どもの“自主性”を伸ばすことが目的です。
自分たちにすべて任されているからこそ、真剣に部活に取り組む子どもたちの姿がありました。
保護者の手伝いや顧問や指導者の指導など大人のサポートが必要な部分は当然ありますが、部活は、そもそも子どもたちのためのもの。
子どもが楽しく、のびのびと活動できる場となるように、ときには、大人は関わりすぎず、適度な距離を保って、そっと見守ることも大事ではないかと取材を通して感じました。
(ディレクターO)