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鳥取などで記録的な大雨

スミにおけないお天気ブログ
  • 2023年08月18日

台風7号の影響で鳥取市や岡山県北部では、記録的な大雨になりました。 
17日午後9時までの72時間降水量です。
岡山県鏡野町上齋原で591.5ミリ、鳥取市佐治で534.5ミリ、鳥取市鹿野で505ミリとなり、平年の8月1か月の降水量の約3倍に相当する記録的な大雨になりました。

15日午後5時前には、鳥取市全域に「大雨特別警報」が発表されました。 
台風が近づく前から大雨になり、15日の朝には、鳥取県と岡山県北部に「線状降水帯」の発生が発表されました。 
この日、鳥取県には、「記録的短時間大雨情報」が3回発表され、猛烈な雨を観測しました。
これだけの大雨になった背景には、台風の北上に伴って、台風周辺の北から湿った風が鳥取市や岡山県北部に長時間吹きつけて、山沿いを中心に雨雲が急速に発達したことがあります。
さらに、台風の動きが遅かったため、同じ場所で雨が続いたことも大きな要因です。
日本海の海水温が平年より高かったため、雨雲の元となる水蒸気が多く流れこんだことも影響していると考えられます。

この大雨により、鳥取市や岡山県北部では、土砂災害の危険度が急激に高まりました。
まだ地盤はゆるんでいるので、しばらくは、少しの雨でも土砂災害に注意して下さい。
19日(土)以降は、中国地方の広い範囲で晴れ間が出て、厳しい残暑が続きそうです。
復旧作業に当たる際は、熱中症対策として、水分補給や休憩をこまめになさってください。

 

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