【動画】ひろしま登山歩 鈴ヶ峰(広島市) アクセス抜群 家族連れや初心者に 瀬戸内海の絶景も #2歩目
- 2023年07月26日
「ひろしま登山歩」2歩目の山は、鈴ヶ峰(すずがみね/312m)です。鈴ヶ峰は、広島市の佐伯区と西区にまたがる山で、市街地のすぐそばにあるためアクセスは抜群です。山頂の展望も良いことから登山者に人気の山です。山頂まで1時間ほどで、登山道も整備されているため、特に初心者や家族連れにおすすめです。中学生以来の登山に挑戦するNHK広島放送局の前川夏生キャスターが紹介します。
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さっそく登山のその前に・・・
登山の前に訪れたのが、広島市内の登山用品店です。店長の胡田一生(えびすだ・かずお)さんに、登山靴の選び方を教えてもらいました。広島の山に登るなら、最初に用意してほしいのが登山靴なんだそうです。
登山靴は、でこぼこの靴底で土とか泥の地面で滑りにくいようになっています。ゴムも固かったらぬれた岩の上でつるっと滑っちゃうから、適度な柔らかさのブロックになっていて、滑らず止まるようになっています。
登山靴はサイズが大事
靴を選ぶときに大事なのがサイズです。指が一本入るくらいの大きめのサイズを選ぶのがポイントです。しっかり計測して合わせます。
下山の時、長い下りで足がどんどん前に出てきます。足が靴の中でずれても、つま先にあたらないような大きさにするのが大切です。登山靴は安全に下るための道具と言っても過言ではないんです。
いよいよ鈴ヶ峰登山へ
さあ、いよいよ登山です。特別に胡田店長に案内してもらいました。 今回は佐伯区側の八幡東登山口から登ります。住宅街の横に登山口があるんですよ。この日は2月7日、真冬でしたが太陽が出ていたため暖かく感じました。
山頂まではおよそ1時間、よく整備された道とアップダウンのあるコースで、登山の練習におすすめのコースです。私も、新しい靴のためぎこちない歩きでしたが、快適に登山できました。
途中には、木のトンネルのような場所も。木は光をいっぱい浴びるため横に伸びてくるそうですよ。街からすぐなんですが自然がとても心地よかったです。
30分ほど歩くと標高200mほどのピークにつきます。 鈴ヶ峰の登山道は眺望が魅力なんです。ここでしばし休憩、のんびり自分のペースで登るのも低山の楽しみです。
登山道には、広島の山ならではの特徴も
登山道を歩いているとあることに気がつきました。道の上に細かい砂が乗っているんです。
これが広島の山の特徴です。広島の山は花こう岩、この花こう岩の土台がどんどん風化している途中のため、道の上が細かい砂で滑りやすくなっている。登山靴が良いのはこういう理由、テニスシューズだと滑っちゃう。
この土、特に注意が必要なのはくだりです。私も何回か足を取られて滑っちゃいました。
急いで下りなくて良いから、しっかり足をグリップさせて足を置く。
足の裏全体をつけるように、押しつけるようにして歩くのがコツです。
いよいよ鈴ヶ峰の山頂へ
歩く練習をしながらゆっくり登ること2時間、ようやく山頂に到着です。
山頂からは、瀬戸内海はもちろん、広島市の街並みが一望できました。宮島も見えるんです。
鍛錬の場として楽しむ人もおれば、本当に憩いの場として楽しむ人もいる。
それが広島の山の良いところですね。
いろいろな歩き方も試せて、絶景も楽しめる。初心者におすすめの鈴ヶ峰です。