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【視覚障害ナビ・ラジオ/収録後記】先輩×後輩 ナビラジ交友録 スペシャル 君に語ろう、あの戦争のこと①[2017年8月13日放送]

2017年08月08日(火)

視覚障害ナビ・ラジオ』ディレクターの遠田恵子です。

戦後72年。
この夏、平和への思いを次世代につなごうと、番組ではひとつの試みをしました。若き視覚障害当事者が戦争を知る人たちを訪ね、その体験や思いを受け継ごうというものです。後輩が先輩に生き方を学ぶシリーズ「先輩×後輩ナビラジ交友録」のスペシャル版として、2週にわたってお送りします。

ひめゆり学徒が逃げた道をたどる後輩たち.jpg
一回目の舞台は沖縄。ともに23歳の群馬叶恵さんと五郡俊希さんは、まずその歴史を駆け足で学ぶことにしました。戦争で二人の姉を亡くした元沖縄県立沖縄盲学校教諭の座波次明さんの案内で、「南風原陸軍病院壕」や「民間防空壕」、「ひめゆり学徒散華の地」を訪ねました。戦争でいとも容易く人は死に、人間らしさを破壊され、悲しみは決して癒えることがない…座波さんの壮絶な話に言葉を失いながらも、わが身に置き換えて何とか理解しようとする若い二人は頼もしくもありました。

先輩に話をきく後輩
そして迎えた大先輩たちとの出会い。83歳の山田親幸さんは、「戦争は、あってはならんのです。」と強い口調で話し、81歳の豊見本竹子さんは、「何があっても、生き抜いてくださいね。」と語りました。時にぶしつけな後輩たちの問いにも、丁寧に誠実におこたえ下さった二人の先輩。互いに響きあうものがあったようです。

果たして先輩は何を語り、後輩たちは何を感じたのでしょうか。戦後72年目の夏に、一緒に考えるひとときになればと心から願います。


番組情報
▼視覚障害ナビ・ラジオ(NHKラジオ第2放送
 先輩×後輩 ナビラジ交友録 スペシャル 「君に語ろう、あの戦争のこと (1)沖縄戦を生き抜いて
 2017年8月13日(日)夜19:30~20:00[再放送 8月20日(日)朝7:30~8:00]


らじる★らじる でも聞くことができます。

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