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2021年7月7日(水)
やんばる世界遺産へ 奇跡の森の光と影

やんばる世界遺産へ
奇跡の森の光と影

7月末、世界自然遺産への登録が確実視されている沖縄島北部の森、やんばる。ヤンバルクイナやオキナワイシカワガエルなど、この地にしかいない固有種が多数くらす亜熱帯の森だ。実は3年前「登録延期勧告」という厳しい評価を受け、今回は再挑戦。挽回の決め手となったのは、米軍から返還された訓練場の広大な跡地を登録地に組み入れたことだ。その森を初めて詳しく紹介し、生物多様性を生み出す秘密や貴重な自然を受け継ぐための課題を探る。

(追記)7月26日、ユネスコの世界遺産委員会で、世界自然遺産への登録が決まりました。

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 “やんばる”について解説中!
 ※NHKのサイトを離れます

※放送から1週間は「見逃し配信」がご覧になれます。こちらから

出演者

  • 吉田正人さん (筑波大学大学院 教授)
  • 井上 裕貴 (アナウンサー) 、 保里 小百合 (アナウンサー)

沖縄"やんばる"世界自然遺産へ

保里:「やんばる」地域は鹿児島県の奄美大島、徳之島、そして沖縄県の西表島(いりおもてじま)と共に、ユネスコの諮問機関から世界自然遺産にふさわしいと評価されて、登録が確実と見られている場所です。

井上:どの島にも、世界中でその場所にしか住んでいない固有種が暮らしています。いずれも絶滅のおそれもあり、世界遺産として守っていくべきだとされました。まさに生き物の宝庫といえる場所なのです。

これは、やんばる地域の立体地図です。緑色のエリアが今回、世界遺産に推薦されているエリアです。

ただ、ここまで来るにはう余曲折がありました。色が変わった、この部分。実はここ、アメリカ軍から返還された場所だったんです。

保里:かなり広い範囲にわたっていますね。

井上:この地域は、4年前にも日本政府が世界遺産へ推薦した場所なのです。しかし、この部分が推薦に入っていなかったことが響いて、ユネスコの諮問機関から登録延期勧告という厳しい評価を受けた過去があるんです。

保里:この場所を組み入れて、全体を山の原、やんばるとして推薦したことが挽回の決め手となったということなんですね。

井上:そうなんです。そして今回私たちが注目したのも、この返還された場所です。2つのポイントから、やんばるに迫っていきます。まず、「奇跡の森の光と影」。そして、「森の未来」です。

保里:長い間、アメリカ軍の管理下にありましたので、一般の人はほとんど入ることがなかった返還地です。この場所に今回、カメラが入りました。

貴重な生き物が息づく奇跡の森

5年前、アメリカ軍から返還された森。世界遺産に推薦された森のうち、実に4割を占めています。

返還地の生き物の実態は、まだほとんど分かっていません。

沖縄県立博物館・美術館 元副館長 千木良芳範さん
「ここが返還地の入り口になります」

やんばるの生き物に詳しい千木良芳範さんと共に、返還地の自然の撮影に初めて挑みました。

千木良芳範さん
「ヤンバルクイナです。一番ポピュラーなヤンバルクイナの声」

飛ばない鳥のヤンバルクイナ。世界中で、やんばるにしかいない鳥が返還地にも暮らしています。

鮮やかな羽を持つ、ホントウアカヒゲの姿も。

面積では日本のたった0.1%しかない沖縄島北部に、日本で確認されている野鳥の3割もの種類が生息しています。

千木良さんは、森の中を網の目のように流れる川も多様な生き物を育んでいるといいます。

千木良芳範さん
「やんばるですね、どこからどう見てもやんばるでしょうという感じの場所です。基本は水ですから、水がいいところには動物がたくさん集まります」

千木良芳範さん
「夜もきます?夜に期待しようかな」

さあ、生き物たちが活発にうごめく夜の森へ。

「何かいましたか?」

千木良芳範さん
「ライトの真ん中にいるのが、ハナサキガエルの雄です」

姿を見せたのは、色とりどりのカエルたち。やんばるは、日本一のカエルの王国。狭いエリアを巧みにすみ分け、9種類(外来種を除く)が暮らしています。日本で最も美しいといわれる、オキナワイシカワガエルもやんばるで暮らしています。

そのカエルを狙って待ち伏せするのは、ヒメハブ。夜行性の毒ヘビです。

「何か太くないか?」

千木良芳範さん
「太いですね。(カエルを)のんでいるのかな?」

さらに大きなヘビが。このアカマタは毒は持ちませんが、2メートル以上に成長します。

千木良芳範さん
「やんばるの最強のヘビ、ハブも食べますよ。ほかのヘビも食うし、カエルも食うし、なんでも食うんです」

実は、このヘビのほかに大型の肉食動物がいないことが、やんばるの大きな特徴。虫や植物、何でも食べて生きる多様な小動物が共存してきたのです。

千木良芳範さん
「こんなちっちゃな島にたくさんの種類がいるのが、僕にとってはとても不思議なこと。世界自然遺産にも挙げられる状況になっているのだから、やっぱりすごいことだなと思います」

驚異的な生物多様性を支える、もう一つの秘密。それは、年間2,000ミリを超える雨。実は、やんばるが位置する亜熱帯は乾燥しやすく、地球全体で見ると生き物が乏しい砂漠や草原がほとんどです。

ところが、やんばるには黒潮がもたらす湿った風が吹きつけます。亜熱帯なのに一年中潤い、無数の川が流れる。やんばるは、まさに奇跡の森なのです。

米軍の訓練場だった森

返還された森ではジャングルの環境を生かし、戦後、60年以上にわたってアメリカ海兵隊の訓練が行われました。

森の移り変わりを研究してきた、琉球大学の久保田康裕さん。やんばるの森は林業に活発に利用され、一時、はげ山のようになったところもありました。米軍の訓練場だった森は結果的に、自然度が高いまま残されたといいます。

琉球大学教授 久保田康裕さん
「米軍の演習地がある地域というのは、戦後ほとんど人の手が入っていない。森林伐採がそんなに入っていない。自然環境が豊かに保たれている地域ですね」

しかし、返還地の森が大きな危機にさらされたこともありました。この山の頂。樹木が茂っていないのは、大きな軍事施設があった名残です。

1970年、アメリカ軍はベトナム戦争の訓練のため、ここに実弾の砲撃場を建設しました。広大な森を破壊する砲撃が始まろうとしていた矢先、地元住民が集結しました。体を張った抗議を目の当たりにして、米軍は計画を撤回。砲台は撤去されたのです。

しかし、その後も米軍の訓練は続けられ、今も返還地の森に影を投げかけています。昆虫研究者の宮城秋乃さんはさまざまな生き物を観察するうち、森に廃棄物が点在していることに気付きました。

昆虫研究者 宮城秋乃さん
「薬きょうを見つけたので、掘りだしましょうね。空包の、から薬きょうです。折れてますね」

米軍に関係すると思われるゴミが、返還地から相次いで見つかっているのです。当初、宮城さんは見つけた弾薬類を警察に届け出ていました。しかし、今は回収に来てくれないといいます。

「日米地位協定」により、米軍は返還に際して原状回復の義務を負いません。廃棄物の撤去などは日本政府の責任で行われます。

2018年、防衛省沖縄防衛局は返還地からおよそ7トンのゴミを撤去。土壌や水質の重大な汚染は見つからなかったと報告しました。

しかし、廃棄物はまだ残されています。

これは、防衛局の報告のあとに宮城さんが見つけたドラム缶。白いカバーがかけられ、中身がこぼれ出ないようになっていました。

宮城秋乃さん
「大量の廃棄物が見つかり、さらにこんな大きなものまであるので、あまりにもずさんだなと思います」

防衛省は、こうした現状をどう認識しているのでしょうか。

"速やかな跡地利用が可能となるよう、廃棄物等が存在する蓋然性が高い範囲で支障除去措置を実施しました。防衛省としては、沖縄県や米側と緊密に連携の上、引き続き適切に対応してまいります"

防衛省は現在も作業を続けており、これまでに処分した廃棄物はおよそ24トン。空包類は1万5,000発に達し、費用は5億5,000万円かかったとしています。

宮城さんは、防衛省の調査は森のごく一部のため範囲を広げ、調査した上で廃棄物を取り除いてほしいといいます。

宮城秋乃さん
「できる限り調査はやってほしいですね。化学物質による汚染とかだと、目に見えないものもあるので。生態系とか生き物たちに被害が起こっているんじゃないかと思うと、やっぱり心配になります」

返還地の森で、やんばるにしかいないノグチゲラの子育てを見ることができました。巣作りに欠かせない古い大木が、ここには比較的多く残されています。

そのときです。アメリカ軍の航空機が通り過ぎました。実は、この森の隣には今もアメリカ軍の訓練場が残され、食い込むような形で存在しています。

近年、オスプレイなどの離着陸場が6つ新設されるなど、機能が強化されてきました。米軍機は、世界遺産への登録が見込まれる森の上空にも頻繁に行き来しています。ノグチゲラは非常に神経質なため、騒音や振動が繁殖に影響しないか複数の環境団体が懸念を表明しています。

名桜大学講師の吉川秀樹さん。やんばるには、日本が抱える複雑な問題が凝縮されているといいます。

名桜大学講師 吉川秀樹さん
「日本の多くの人々に平和と環境保護と人権を守るということ、これはつながっているんだと。それが、このやんばるの森では見ることができるんだと。そういう視点から関心を持ってもらいたいと思っています」

人が手を入れて維持されてきた自然

保里:ご覧いただいた貴重な生き物などの映像は、関連リンクからもアクセスできます。

改めて立体地図で確認してみます。4年前に登録を目指したときの推薦地が、こちら。

今回は、これにアメリカ軍からの返還地を加えて、世界自然遺産への登録が目前となっています。

世界遺産に詳しい、筑波大学大学院教授の吉田正人さんにお越しいただいています。よろしくお願いいたします。返還地が含まれて推薦地が広がったことについて、吉田さんはどのように評価されていますか。

吉田正人さん (筑波大学大学院 教授)

吉田さん:2017年に推薦したときには、やんばるだけでも11か所に分断されていて、これは絶滅のおそれのある生物を存続するには十分ではなかったのです。また、やんばるの生物というのはヤンバルクイナなどのように、鳥だけではなくてオキナワイシカワガエルとかハナサキガエルとか沢に住む生物もいますので、そういった生物を守るために森から沢まで含んで登録する必要があった。そういった点で、米軍からの返還された訓練地も含めて登録に至ったということは非常によかったと思います。

井上:そして国内には現在、知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島(やくしま)、この4つの場所が世界自然遺産に登録されています。

まだ私、一つも行けていませんけれども、この4つと今回のやんばるは何がいちばん違うのでしょうか。

吉田さん:これまでの4つの世界自然遺産は、原生的な環境が評価されて登録されているのです。人里から離れたところにあります。それに対して、やんばるは人と自然との距離が非常に近い。そして長い歴史の中で、人が森などを手入れをして維持されてきたという、そういう大きな違いがあります。

井上:すぐ隣に軍事施設というのも、これはまれなのでしょうか。

吉田さん:そうですね。ないことはないのですが、非常に珍しいケースだと思います。

保里:人の手が入りながら守られてきたというわけなんですよね。もう一度地図で確認してみたいと思います。この中の赤色になった部分、これが推薦地に食い込むように残っていますが、この場所が返還されていない北部訓練場です。

隣接する世界自然遺産の候補地を、どう守っていけばいいのか。琉球大学准教授の山本章子さんにうかがいました。

琉球大学准教授(国際政治学) 山本章子さん
「いま訓練が行われている北部訓練場の中で環境汚染が発生した場合には、自然遺産の登録(見込み)地域にも環境汚染の影響が及んでしまうということが考えられます。北部訓練場の中で環境汚染がでたときに、日本側が速やかに立ち入って調査をできる仕組みになっていないことが大きな問題として挙げられますので、日本政府が絶え間ないモニタリングをし、環境汚染が起きていないかということをウォッチ(監視)していく必要性があります」

井上:この自然保護に関してですが、米軍も理解を示していて、外来種のマングースの駆除など協力をしているということなのですが、吉田さんはこの隣接する訓練場と世界遺産の候補地の問題というのはどういうふうにとらえていらっしゃいますか。

吉田さん:隣接する北部訓練場は世界遺産ではありませんが、世界遺産と同じような常緑広葉樹林に覆われていて、そして貴重な固有種の生息地でもあるわけです。ですから日米協力して、これを守っていく必要があると思います。世界遺産登録に先立って、日米の間で世界遺産推薦に関する合意を結んでいますので、その合意に従って演習の影響などをモニタリングしたり、そういった結果を情報交換していく必要があると思います。

保里:そして課題はほかにもあります。豊かな自然がありながら人里にも近い、このやんばる。今、懸念されていることがあります。

観光客と外来生物にどう備えるか

やんばるがある沖縄県は、年間1,000万人が訪れる日本屈指の観光地です。それでもこれまでは、やんばるを訪れる人は全体の僅か6%ほどにすぎませんでした。

しかし、世界遺産登録となれば沖縄本島にあるというアクセスのよさから今後、観光客が急増する可能性は十分にあります。

ネイチャーガイドの上開地(かみがいち)広美さんです。人の往来が増えることで心配なのが、外来種の問題だといいます。

やんばる ネイチャーガイド 上開地広美さん
「この木を覆っている、この植物。観葉植物の『ポトス』です。東京の皆さんは園芸植物のお店で、かわいらしい姿を見ている」

ポトスは、東南アジア原産の植物。ポトスに巻きつかれた木は栄養が行き渡らなくなり、枯れてしまいます。

さらに。

上開地広美さん
「これが『ツルヒヨドリ』。一度広がると、手がつけられないぐらい繁殖力が強い植物です」

ツルヒヨドリは、根や茎の一部が数センチ残っているだけですぐに再生し、広がっていきます。

上開地広美さん
「このツルヒヨドリを食べるやんばるの生き物って、ほぼいないんですね。ツルヒヨドリだらけになると、人間の目には同じように緑に見えるけど、生き物にとっては砂漠と同じ」

このツルヒヨドリは、すでに世界遺産推薦地のすぐ手前まで迫っています。外来種が広がる原因の一つは、訪れる人の服や靴に種などがくっついて運ばれることです。

観光客が増えると、事態が深刻になる可能性があります。

上開地広美さん
「世界自然遺産もやがて荒れて、取り消しになることも考えられる。そんな残念な結果は生みたくない」

観光客への準備が十分ではなかったことで、実際に問題が起きたケースがあります。鹿児島県・屋久島は世界遺産登録後、ピーク時にはそれまでの4倍の人が訪れるようになりました。

押し寄せる観光客が屋久杉の根を踏み荒らし、一時はあの縄文杉でさえ枯れてしまう危機にありました。当時は、森を育む美しい水の汚染も起きました。トイレが足りず、一部の観光客が森で用を足すなどしたことが原因と見られました。

屋久島のツアーガイド 日高順一さん
「(屋久島は)トントントンと世界自然遺産に登録されたために、動きが読めなかった。人が入ることをある程度前提にしながら、人が入っても(自然が)荒れないような整備、知恵を出していかないといけない」

上開地広美さん
「必ず靴底の泥を5~6回こすってから入るように」

ガイドの上開地さんは今、民泊を営む地元のおじいやおばあに外来種について講習を行っています。

上開地広美さん
「根本から確実にとる。根っこごとちゃんととって、袋に入れて、燃えるゴミとして焼却処分にします」

やんばるでは、多くの修学旅行生を民泊で受け入れています。その生徒たちに駆除に参加してもらい、さらに外来種対策の重要さも学んでもらおうというのです。しかし森を守るためには、まだまだ対策は不十分だと上開地さんは考えています。

上開地広美さん
「(対策を)やらなきゃいけない規模に対して、かけられる予算と人力、労働力というのがすごく小さい。行政もやる、民間もやる。これからのやんばるを担っていく若者たち、子どもたちにも知ってもらう」

地元による自然保護のスタートに

保里:今後、観光客が増えた場合に考えられる問題。ほかにも、さまざまあります。例えば当初屋久島が陥ったような、人が多く入ることで自然への負荷がかかる「オーバーツーリズム」の問題。さらに、ヤンバルクイナなど生き物の交通事故、「ロードキル」。そして、希少な「動植物の違法採集」などです。

吉田さんはこの中でも特にロードキルについてご指摘されていますが、ハード面、ソフト面、どんな対策が必要でしょうか。

吉田さん:ロードキルは早急に取り組まなければいけない問題だと思います。ヤンバルクイナは毎年20羽から40羽ぐらい交通事故の犠牲になっているのですが、ことしは観光客が少ないにも関わらず、もうすでに22羽事故に遭っているのです。

今までもドライバーに対する注意喚起などは行ってきたのですが、これからは道路で、例えばスピードを強制的に落とすような凹凸をつけたりとか、それから動物が下をくぐれるようなアンダーパスなどをつけたりとか、そういった道路部門との協力とか、それから観光客が使うレンタカーのカーナビに交通事故が起きる地点を表示したりとか、そういった観光部門などの協力。そういったものも必要になってくるのではないかと思います。

井上:人里に近いがゆえのいろんな課題があると思うのですが、実際、世界自然遺産にやんばるが登録されたときの意義なのですが、これは何がいちばん大きいと思いますか。

吉田さん:最近、原生的な自然だけではなくて、こういった人が手を入れて維持されてきたような自然も世界自然遺産として登録される、推薦される事例が増えてきているのです。そういった面からいって、やんばるのように人が手を入れて維持されてきた自然というものが地域の人々の協力によって守られる。地域の人々が、この自然遺産の守り手になるということができれば、人と自然が共生する世界自然遺産という世界のモデルになるのではないかと思います。

保里:奇跡の森ともいわれる、やんばる。映像も見ていますと、本当に魅了されるばかりなのですが、改めていつか観光できるときが訪れたとしても、外来種、ロードキルの問題、そして北部訓練場と隣接するからこその歴史。こうしたさまざまなことを知る必要がありますね。

吉田さん:そうですね。私は観光客として行くときもぜひ、自然遺産だから自然のことだけではなくて、沖縄・やんばるの歴史も事前に調べて訪れていただけたらいいなと思います。

井上:改めて今回、世界にまた認識される。これは地元の皆さんにとってはどういう喜びがありますか。

吉田さん:地元の人たちにとっての誇りになることが、世界自然遺産に登録されることのいちばん大きなメリットだと思います。

井上:実際どういう効果、どういう影響が出てくるのでしょうか。

吉田さん:ほかの地域では、卒業して都会に出ていってしまった子どもたちが、また戻ってくるという。そういったことも聞いております。

保里:本当に人里近いからこそ、この自然をみんなで守っていく。モデルケースを作っていくんだ。そういう意識を持つことが大切だと思いました。ありがとうございました。