2016年5月10日(火)
北朝鮮 秘密資金を追え
番組の内容を、「スケッチ・ノーティング」という会議などの内容をリアルタイムで可視化する手法を活かしてグラフィックにしたものです。
出演者
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三村光弘さん
(環日本海経済研究所 調査研究部主任研究員) -
鎌倉千秋
(キャスター)
質問
コーナー
Q1
なぜ36年ぶりに党大会を開くことにしたのですか?
長く開催できなかった党大会を開くことで、キム・ジョンウン(金正恩)氏の権威を高める狙いがあったのではないでしょうか。だからこそ、キム・ジョンウン氏が新たなポストに就き、新時代の到来といったイメージを内外に示すことを選んだのでしょう。
また、党全体のトップであることを明確にする意味で「党委員長」を作り、党を重視する姿勢も明確化したのだと思われます。これも、祖父のキム・イルソン主席と同様に、党を重視する姿勢を明確化し、自らの権威づけを図るねらいと思われます。
Q2
北朝鮮は今後、どうなっていくのでしょうか?
核開発を続ける北朝鮮は、今回の党大会で、「核強国としての地位に上りつめた」として「それに見合う対外関係を発展させる」としています。これはすなわち、北朝鮮を「核保有国」として認めるならば、それを前提に話し合う用意があるというもので日米韓だけでなく中国にとっても、到底受け入れられない提案です。それでも北朝鮮は、当面、こうした方針を堅持するものと見られます。
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