サッカーの女子ワールドカップで2大会連続の決勝進出を決めた「なでしこジャパン」。6日、連覇をかけて宿敵・アメリカと戦う。メンバー23人中17人は前回大会と同じだが、初戦で安藤梢選手がけがで離脱を余儀なくされた後、安藤選手のユニフォームを着せた熊のぬいぐるみをベンチにおくなどして、チームはさらに結束し、成長を遂げている。最年少の岩渕真奈選手(22)が、準々決勝、準決勝と途中出場したとたん、ゲームの流れを変え、ニューヒロインとなるなど、新たな戦力が次々と活躍し、準決勝までに7選手がゴールをあげている。前回大会で優勝した日本は、世界を魅了した“パスワーク”が各国に研究されたため、その後、苦戦を強いられるようになっていた。より進化したサッカーを目指して模索を続けてきた4年間の成果が、ふたたびの決勝進出へと結びついたのだ。世界の強豪を相手に、選手たちはどんな思いで戦い、どう進化してきたのか、知られざる舞台裏に迫る。
みんなのコメント