日本の大学が揺れている。東大などの上位校ですら、世界ランクで低迷し、グローバル化の波に乗り遅れている。即戦力の人材育成ができていないと経済界から不満が高まっている。一方で地方大などは少子化の波を受け、今や私立大学のおよそ半数が定員割れに陥っている。いま大学にとって「グローバル化」は経営上も喫緊の課題、生き残りをかけ模索し始めた。国から「スーパーグローバル大学」37校の一つに選定された立教大学では、15億円を超える予算を付与され、改革計画を策定中だ。一方で、自らの強みを問い直すなかで、独自のグローバル化を始める大学も出てきている。注目を浴びるグローバル化戦略を通して、これからの時代、日本の大学にはどんな役割が求められるのか考える。
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